コテンと眠るための読書・・・中国歴史小説を読むには地図とニラめっこ
さて、釣りバカのハマちゃんが突然逝ってしまった・・・・・
その夜のコテンと眠るための読書は、前夜に続けて「太公望」で、下巻の50%あたり、やっと釣りをしている太公望にたどりついた。ハマちゃんの訃報と相まって・・・・・
周王に釣りを教えている太公望・・・周王が次々に釣り上げる・・・「ビギナーズラック」と繰り返す太公望・・・
とコテンと眠りにオチる・・・そんな夜でした。
宮城谷『太公望』も下巻に入り、望(太公望)の動きが激しくなり、東奔西走・・・上巻は東奔、下巻は西走・・・では中巻は【シランケド】
というわけで、下巻に入っての西走にいたるや地名にまったくアタリがつかなくなってきました。
下巻の巻頭に地図がありますが、これが宮城谷流といいますか・・・当時の地名しか書いてない【うん、ほんまやで】
だいたい古代中国の地理は「三国志」の地名がこびりついていて、時代が下って「水滸伝」あたりもこの辺の知識で乗りきっているくらい・・・今だに西安のことを長安というし、北京はツバメやろ(ほんとは、えん。燕)とおもってるし、上海は申(こう)でしょう。そのついでに「甲乙丙丁・・・」ってのは、なんて曰わくとキラわれること必須【うん、ほんまやで】
この巻頭の地名をスクリーンショットして「写真」に収納してあります。
これがまことにズームが重宝、本文にでてくる地名を探し【うん、ナットク】
さて、宮城谷流と言ったのは、その地図にカッコ付で現代の主要都市でもあればいいのにナイ!
唯一のヒントは「岐山」でここは長安(現在の西安から車(現代の自動車、四頭立て兵車ではない)で5時間【シランケド】)ほどのところで、ここを起点に長安を推定して、洛陽を推し測り、って具合です。
「太公望」には「族」が多数でてきます。多民族国家のようでそれぞれの領地が距離的にひろがりがあるとおもっていましたが、以外にも「中原」あたりに集中していて、黄河沿いだけ、まるで黄河文明の続きなのであります。
中国歴史ドラマによく出てくる函谷関からの遠望を思い出し、その深い山脈の谷々にそれぞれの族が「邑」を形成していたと勝手に想像しています【シランケド】
なにしろ、紀元前1000年以上前の石器時代の物語を読んでいるわけでどうにも勝手が違いすぎる・・・中国4千年(あるいは5千年)の3千年前のことで気が遠くなりそうで・・・コテンと眠る秋の夜長
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