コテンと眠るための読書・・エドガー・アラン・ポー・・古典海外短編小説の楽しみ方・・訳者を選べます-その2
エドガー・アラン・ポーを『短編小説のレシピ (集英社新書) Kindle版』(著:阿刀田 高(あとうだ たかし)を手がかりに読み始めました。
また、よく参照しているWeb『NOW NOVEL』のブログで、
「What is an unreliable narrator?」(信頼できない語り手とは?)に、
アラン・ポーの『The Tell-Tale Heart』が引用されていました。
Webサイト「NOW NOVEL」に関する記事
アラン・ポーの作品は、丸谷才一の『ポー名作集』とちょっと(かなり)古い
『世界文学全集11 ポー傑作集』( 松村達雄 訳)と青空文庫でカバーしていますが、『The Tell-Tale Heart』はありません。【うん、ほんまやで】
探した結果『エドガー・アラン・ポー短篇集』西崎 憲 編訳 筑摩書房がありました。
黄金虫
ヴァルドマール氏の死の真相
赤き死の仮面
告げ口心臓 (The Tell-Tale Heart)
メールシュトレームの大渦
アッシャー家の崩壊
ウイリアム・ウイルソン
訳者を編者としてみると、作品の選び方、並べ方がずいぶん違ったものになるのがわかります。【うん、ほんまやで】
丸谷才一の『ポー名作集』との重複を承知で、読み比べという意味でも、この一冊はありかなっておもいます。
また、Web上で訳文がありました。
ざっと観ただけなので、一部だけだとおもいますが・・・・・
『暴露させる心臓』(訳:季 三宝)
プロジェクト杉田玄白正式参加テキスト
『ポーの「裏切る心臓」における人間の真実と生き方の文化 』(訳:岡田春馬)
『告げ口心臓』(訳:着地した鶏)
これまた、読み比べに組み込めば面白いことになるでしょう。
まとめ
アラン・ポーは、O・ヘンリーのように300余作品もないので、できるだけ読みたいものです。【うん、ほんまやで】
できるだけというのは、少ない作品ながら、ミステリー、ホラー、パロディ、SF・・・ゴシックとか恐怖小説とか暗号小説とかもあります【シランケド】
「ミステリー・ジャンル」は、5作品ですからOKです。
ポー本人は推理小説は「モルグ街の殺人」とその続編の「マリー・ロジェの謎」「盗まれた手紙」の3作品といっているようです。「黄金虫」は暗号小説です。
というわけで、できるだけ多く読みたいわけです。