イモづる読書【その121】・・「ビジネス動画制作」関連書籍・その2・・「PR動画の作り方」から「動画制作レベルアップ術」へ
前回は、全編シナリオと画コンテを追求している・・・・・
『改訂版 いきなり効果があがるPR動画の作り方 自分で作れる、シナリオが決め手 (「シナリオ教室」シリーズ) Kindle版』でした。
今回は、『動画制作レベルアップ術 プロから学ぶ! 成果につながる企画・撮影・編集テクニック』です。
残念ながら電子書籍化されてなく紙の大型本です。
サブタイトルに「プロから学ぶ/成果につながる企画•撮影•編集テクニック」
キャッチコピーに「仕事で差をつけるために動画作りを武器にする」とありますが、表紙だけでは「 ビジネス動画」か見えてきません。
しかし・・・・・これぞ、ビジネス動画に役立つ1冊です。
今年の春の出版で、ショート動画、縦型動画、AIによる文章、画像制作、Adobe Fireflyにも触れています。
企画からアップロード、そして検証にもページを割いています。
後半の実践編は、たいへん具体的で大いに役立ちます。
耳が痛かったのは、やはり「検証」です【うん、ほんまやで】
アマゾンの紹介文・・・・・
「はじめに」の後半に・・・
この書籍の特長は各項目に具体的実例があります。
たとえば「ペルソナとは?」では、例として「ダイエットサプリに関する商品紹介動画」のペルソナ設定があります。
ペルソナ設定については、「どこまで設定するか」迷うケースが多々あります。すなわち、おおまかすぎるか、詳しすぎるか、このサジ加減がむつかしい・・・・・そこでこの書籍にある具体例をみて、これくらいのボリュームを基準にしてみようとおもえた【うん、ほんまやで】
企画書からシナリオ、画コンテヘ
ここで注目は、画コンテのイラストのかわりに「Adobe Fireflyで生成 した画像」をつかっているところ・・・画コンテの重要性を考えればこれくらいの手間とコストはあたりまえ・・・「Adobe Stockで購入」は当然でしょう・・・ただし、コンペで「画コンテ」が決手となるケースです。
すでにGOサインがでている時は「字コンテ」のほうが有効だとおもっています。
後半の実例集にも「字コンテ」がありますし・・・前回の記事「いきなり効果があがるPR動画の作り方」でも、「シナリオ」から「字コンテ」そこから絵の「画コンテ」と、流れが全部の実例に適応されています・・・参考になります。
Chapter 2 動画の撮影
カメラ設定、ロケハン、デジタルー眼のレンズ、アングル&カメラワーク、構図、2カメ、照明、スライダー&ターンテーブル、スマートフオンの撮影、解像度とアスペクト比、ビットレート、フレームレート、そしてバックアップ・・・と、まあ、一通り・・・3カメを扱って欲しかった【うん、ほんまやで】
Chapter 3 動画の編集
この書籍では、「adobe Premiere Pro」にそっての解説です。
以前、記事にしたように「映像編集ソフト」には共通性がありますから、例えばDavinci Resolveを使っていても参考になります。
Premiere Proの「文字起こしベースの編集」の手順もあり、
参考までに
「DaVinci Resolve 19」では・・・・・・
とあり、「テキストベースの編集は有料版です。ただし、ONCEでサブスクでない・・・・・
シナリオからの抜粋をまとめた「ナレーション原稿」に沿ってナレーションを録音するのであれば、「ナレーション原稿」からテロップを起こしているので・・・いいか【シランケド】
YouTubeのチャンネルをつくって、アップロード、SEO対策とつづく・・・・・
Chapter 4 動画の検証
動画公開後の成果検証・・・耳が痛い!
YouTubeアナリティクスの解説です。
ECサイト、動画広告での検証ポイントやツールの紹介など・・・・・
Chapter5、Chapter6、Chapter7
Chapter5では、「商品•サービス紹介動画」
企画書を作成して、参考動画をさがし、見つけたら徹底研究とあります。
実践として、【撮影】【編集】にわけポイントをおさえ、
事例紹介では、「企画書」「シナリオ(字コンテ」、そして実際に使われた画コンテ、実際に行なわれた撮影、素材、編集ときめ細かな解説が、
Chapter5で5点、Chapter6で4点、Chapter7で1点、あります。
ビジネス動画作成の一連の流れを具体的に、
さらに実例・・・実際の動画が視聴できます・・・
最後に「権利関係の注意点」で結。
まとめ
「ビジネス動画」っていうとALL IN ONE っていうか「一人で制作」の可能性をうたわないとウケないようで・・シナリオはシナリオライター、画コンテはAD、カメラはカメラマン、編集はエディター、音はサウンドマンとそれぞれ専門職であり・・・なんて「古い」考え方はもう、ウケない【うん、ほんまやで】
しかし、カメラマンでないライターがカメラアングルや構図、照明をオサえることは重要で、自身で撮影しないにしても一応勉強しておきたいところです。
以前、記事にした『映像クリエイターのための完全独学マニュアル Kindle版』は、「それぞれの専門スタッフが持って欲しい映像制作全体の知識」というスタンスで書かれています。
この書籍『動画制作レベルアップ術』もチームを組む専門スタッフと共有したいビジネス動画制作全体の知識です。
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