イモづる読書【その94】 「iPhoneで動画撮影」系・・Kindle・・その3 ・・・Vlog関連書籍
「Vlog」制作は、「撮影」と「編集」の2工程が必須です。
その第一歩は、カメラとアプリ選びです。
カメラ:iPhone か 一眼(ミラーレス)か
アプリ:premiere pro DaVinci Resolve iMovie
iOS用アプリ(CapCut VITA VLLO Premiere Rush・・・)
これらの組み合わせで、「Vlog」制作指南書を選んでみました。
kindle で読んだ「Vlog」系の指南書籍
Vlogもシネマティックも思いのままに。 はじめての動画撮影&編集レシピ Kindle版
【一眼(ミラーレス)×DaVinci Resolve 18】
この書籍を入手した最大の要素は、「DaVinci Resolve 18」でした。
何度の記事に書いた気がしていますが、「DaVinci Resolve」の指南書は各バージョン持っていて・・・「DaVinci Resolve よくばり入門 18対応 Kindle版」まで入手してしまった・・・
もう一つの要因は、「はじめての人と挫折した人がターゲット」・・・「はじめての・・・」がいい【うん、ほんまやで】
カメラのおすすめは「ミラーレス一眼」実例は「SONY a7c」
ということで、「構成メモ」「動画プランシート」の解説もあります。
準備から始まり、編集ではDaVinci Resolve18を使い方・・・編集で使うDaVinci Resolve18は「エデットページ」中心でメディアの取り込みからムービーの書き出しまで網羅しています。
Chapter3で、「日常シーン」「料理」など
Chapter4では、クオリティUP・・・盛りだくさん・・・
「つなぎ方」「コラージュ」「ズーム」「逆再生」「シェイクエフェクト」「レトロ」「ポップ」「グリーンバック」・・・
最後のChapter5は、スマホ動画のコツ・・・スマホならではの撮影からスマホアプリで編集(VITA)・・・おまけみたいですが「スマホ動画」があってホッとしました【うん、ほんまやで】
スクリーンショットで具体的な手順・操作方法の解説がありますが、書面では確認仕切れない詳細が「お手本動画」(QRコード付き)で確認できます。
そして、「動画プランシート」に沿って撮影した素材を「動画プランシート」に沿って編集の実例と一貫しています。
誰でもおしゃれにプロっぽく スマホ1 台で動画制作はじめます! Kindle版
【iPhone × CapCut VITA Premiere Rush 】
前述の「Vlogもシネマティックも思いのままに。 はじめての動画撮影&編集レシピ」のスマホ(iPhone)版です。
カメラはiPhone標準カメラ。
編集には、CapCut VITA Premiere Rush、
画像・写真アプリに、Picsart Lightroom LINE Camera、
サムネイル用に、Canva。
スマホ1 台でプロっぽくとなると、このようにアプリを多用することになります。
「動画編集のキホン」から始まります。
iPhoneでのCapCutの解説
画面比率、カット編集に2つの方法、画像にテキスト、テキスト用のトラック、テキストのスタイル、動くテキスト・・・
BGMでは、アプリ内に用意されているBGMの扱い方、フェイドアウトで対応。
フィルター、トランジションにも軽く触れて、使いすぎに注意とあります。
書き出しでは、解像度とフレームレートで1080P 30fps 推奨です。
保存はカメラロールに・・・
SNSにはいきなりシェアしないで一旦カメラロールに保存し確認ように【うん、ほんまやで】
Chapter2 スマホでセンスよく撮影するコツ
用語使いがおもしろく・・・
『距離感は「寄り」と「引き」の2つだけ・・・同じシーンで「ヨリ」と「ヒキ」両方を撮影』とあり、さらに『説明的なシーンは中間の距離で・・・』
「ヨリ」と「ヒキ」、「中間の距離」・・・
「ロング・ミドル・アップ」のことなのか【シランケド】
たぶん、「フィックス」でおさえてから、「ヨリ」と「ヒキ」・・・
「ヨって」は、「エクストリーム・クローズアップ」のことで・・・と専門用語を使わないと余計難しくなってしまう気がします。
『「中間」は集中して見れる画角なのでじっくり説明できる』は、「フィックス」でおさえるということでしょう【シランケド】
「動かないものはカメラが動く」などを専門用語を使わずに、例えば「高さのあるものは上下に動かす」(チルト)、「近づく」「離れる」(Zoom)、「小さいものは囲い込むように撮影」「カメラを回転しなから下げる」(ドリー)など・・・一般的な言葉で解説してあります。
『「動くもの」は動かず撮影』『一定の速度で動くものはカメラで追う』やピントの移動など撮影技法も満載です。
編集も「ジャンプつなぎ」などにも触れ充実しています。
Chapter3は「動画プランシート」は、前述の「Vlogもシネマティックも思いのままに。 はじめての動画撮影&編集レシピ」のダイジェスト版です。
詳しくは、「Vlogもシネマティックも思いのままに。 はじめての動画撮影&編集レシピ」を参照してください。
実例は「Vlogもシネマティックも思いのままに。 はじめての動画撮影&編集レシピ」と同じで、「スポット巡り」「シネマティック・ムービー」「料理ムービー」「旅のキロク」・・・
ジャンル別動画レシピも同様です。
2冊とも、「誰でも・・・はじめます! 」「・・・ はじめての・・・」とありますが、内容は満載で満腹感あるれる充実した書籍です。
使用するカメラ、映像編集ソフト/アプリで選ぶことになるでしょうが・・・
撮影はiPhone、編集はDaVinci Resolve 18では、2冊必要になってしまった【うん、ほんまやで】
・おしゃれなライフスタイル動画撮影&編集術 Vlog by sueddu Kindle版
【一眼(ミラーレス)× premiere pro 】
今回読んだ書籍の中で、もっとも本格的なVlog制作指南書です。
全体の1/3が、撮影。2/3が編集です。
撮影は、ミラーレス一眼、それもマニュアルがおすすめの本格的指南です。
編集は、Premiere proでガンガンに編集指南。
カット編集をおさえて、マルチアングル撮影した映像を繋ぐがメインのようです【シランケド】
もちろん「テロップ」「カラー補正」「音調整」としっかり指南されます。
「人目を引くオープニングムービー」は、2本用意されていて、手順通り再現でき参考になります。
出版社のサポートページに「書籍内で紹介している手順の参考動画」があります。参考になります。
本腰を入れてVlogに取り組む方向けの一冊です。
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・iPhoneでお金をかけずにビジネス動画を作れるようになる本 (スマホ動画) Kindle版(2023年4月)
・iPhoneで作ろう ビジネス動画の教科書 Kindle版(2020年7月)
【iPhone × iMovie 】
同一著者オリカワシュウイチ氏の同一内容の改訂版です。
カメラ:iPhone標準アプリ
編集ソフト:iMovie
2020年版では「Clips」「 Quick」でしたが、2023年版では、VLLOを取り上げています。また、iMovie 3.0(「マジックムービー」、「ストーリーボード」)になっています。
この書籍のウリは、『作り方が一瞬で分かる!動画レシピ33』(2023)です。
2020年版は『見てまねして作れる「動画レシピ31」』で2つ増えたように見えますが、レシピに格上げ(?)したトピックで2020でも扱っているものです。
順番が変わったりしていますが、2023の改訂版の方が見やすいような気がします【シランケド】
2023年版『iPhoneでお金をかけずにビジネス動画を作れるようになる本 (スマホ動画)』を主に読み解きます。
まず、「作り方が一瞬で分かる!動画レシピ33」でこんなんがあんなのができます、できます、でやる気をおこし・・・
とりあえず、標準カメラアプリで動画体験ときます。
ここで注目は「制作の流れ」でさりげなく「プランシート」が表示され、これからの作業が一覧できます。
これが後ほど「動画の企画と構成」につながります。
それはさておき、「縦型動画」の制作です。改訂版ですね。時代ですね。
「写真」で簡単な編集・調整・トリミングまでやって、保存からTwitter(X)へアップまでやってしまう・・・ダイタンさです。
あらためて、撮影へ・・・ここからはヨコ型動画です。
「シネマティック」モードもあります。
特に、iPhoneならではの撮影の工夫は参考になります。
当然、「課題」の音録りにも工夫のヒントが多々あります。
人気の「アナログトランジシヨン」というコーナーもあります。
講座3で、やっぱ企画・構成が重要とのことで、企画書テンプレート、構成テンプレートが用意され、企画例があります。
タイトルに「ビジネス動画」とうたってあるようにビジネス向けテンプレートです。
構成例では、カットつなぎ、インサートなどがビジュアルに展開しています。
iMovieによる動画編集でも、「講座4」で基礎編、「講座5」で応用編とステップバイステップになっています。
iPhone上でのiMovieでやりにくそう・・・と思いながら、iPadの方が効率が良いのにと思いながら・・・iPadでの動画編集には「LumaFusion」を使っている【無責任】
「講座5」で応用編で、おもしろい項目は、「撮影で失敗した!編集でのごまかし方」「録音で失敗した」・・・です。
「言葉の言い間違いは致命的一その動画を使わない」とあり、ヤッパだめか・・・かって「テニハヲ」一文字の入れ替えをやって・・・やたら時間がかかった記憶が蘇ってきた・・・ナレーションの確認が甘かった!【ハンセイ】
最後は、「YouTubeへの公開」でこれも「講座6」の基礎編と「講座7」の応用編に分かれています。
「講座7」の応用編の中には自作サムネイル作成もあります。
このように一貫して、iPhone1本で、ビジネス動画を作り上げていく指南書です。
まとめ
これ1冊ってのは難しい選択です。
しかし、こう考えると絞れそうです。
16:9 の従来の横型動画であれば、たとえ一眼でもiPhoneでもビジネス動画の「構図」は同じです。カメラワークも同じです。
動画編集に関しても、カットつなぎやトランジションも色も音も調整は同じです。
カメラと映像編集ソフトの組み合わせが違うからといって、パスすることなく、手にすれば参考になります。
今回、取り上げた「おしゃれなライフスタイル動画撮影&編集術 Vlog by sueddu」は、その例です。今は一眼レフを使ってないし、Premiere proも使ってない・・・iPhone 13とカメラアプリ「Filmic」とDavinci Resolve18の組み合わせ・・・でも、たいへん参考になっています。
具体的には、カメラアプリ「Filmic」のマニュアルモードを見直し、DaVinci ResolveではLUT、オーディオを再学習しています。
このように現状を踏まえて、カメラやアプリに惑わせれず選んでいます。
使わないiMovieですが、 3.0の「マジックムービー」、「ストーリーボード」がどんなものか、知りたくなり、iPadにダウンロードしました。
結果、「マジックムービー」は使わない!
「ストーリーボード」はどう?「製品レビュー」を見てみて、ビックリ!
構成はいいとして、画面サイズが「ミディアムショット」「ワイドショット」「クローズアップ」などと指定したある・・・これは!?
先にこの「ストーリーボード」を確認して、これに合わせて撮影する・・・確かにだからストーリーボードなのだ・・・と納得!
こんなことも無駄と思っていた、iMovieの解説を流し読みして気づいた・・・いつもの「人生にムダはない・・・歳の暮れ」