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イモづる読書【その115】テロップについて・・|『伝わる!動画テロップのつくり方』

テロップは、固定名詞(地名・人名・品名など)以外は使わない・・主義です。
映像は映像で語るモノで、文字情報に頼っては映像の意味がない【うん、ほんまやで】
しかし、現行の動画ではやたらテロップが出現してウットしい・・・
それには理由があって、短尺の動画ではテロップに助けられないと短く仕上げられない・・・

固定名詞を白色のゴシック体で最小サイズに納め、必要不可欠に抑えるだけではすまなくなってきてる【シランケド】
と思いつつテロップは映像の流れにはジャマになります。テロップのために最低3秒は静止状態を保つことになるし、文字数によっては何秒も「待ち」状態になってしまいます。
できるだけ使いたくないテロップなのです。

Kindleで読んだ書籍

伝わる!動画テロップのつくり方 Kindle版
ナカドウガ (著) 形式: Kindle版

Kindle

テロップ専科の書籍です。

映像を視聴中に「何か」に引っかかるとそのことが気になり、その後の再生が目に耳に入ってこないものです。
その「何か」は聞きにくいセリフであったり、意味不明の「画」であったり、最悪は読んでる途中で消えてしまうテロップ・・・こんなんだったらテロップつけるなよ・・・と叫びたがる!

さて、「テロップは13文字以内」「最低3秒」「カメラが回っているところに入れな」とずっと思い込んでいるわけですが【うん、ほんまやで】
もうひとつの思い込みは、「フォントの選択がテロップの命」・・・フォントカラーは白、フォントは丸ゴジ・・・

さて読了後、どうなることやら・・・【シランケド】

の書籍のテロップの定義は「ツアーガイドのような存在がテロップ」です。
専門的な説明
・早すぎるストーリー展開
・前提となる知識が必要な場合
・漫才のツッコミのような役回りをさせる
・テロッ
プを使って笑いを誘発させたり、笑いのポイントを強調したりする
・次の展開を示唆

前述したように、「テロップは映像の流れを中断する」と思い込んでいましたから、上記のようなテロップの効果は目新しい視点でした。

役に立ったこと
いつものことで「やりがち」なテロップ表示の✖️と○の正誤表
   ✖️ダメな例   イマイチな理由
   〇 OKな例   こうやって改善
GOOD」   「BAD」  「やりすぎ」の比較

役に立った項目
「映像の邪魔をしない基本のレイアウトを学ぶ」
「テロップを自由にレイアウトする10のアイデア」
「直感的に目線誘導する4つの方法」
「文体と表記の基準」の中の「テロップらしい表記ルール」

実例をみているだけでヒントになります。

STEP 4 「アイデアの思いつき方 を知ろう」
STEP 5 「テロップをブラッシュアップ しよう」は、チェックポイント、さらに「テロップの修正アイデア集」と続きます。
STEP 4〜5は、応用編ともいえる項目です。

STEP 7 「テロップを動かそう」
せっかく映像編集ソフトを使ってテロップを入れているので、テロップに動きを入れてもそう手間ではありません。基本はフヱードイン、スライドイン、ワイプインです。

STEP8 「運用テクニックを磨こう」
使い回しや分業作業で時短につながる「運用」です。

STEP9 「テロップデザインに触れよう」作例集です。
掲載のデータ(テロップデザイン108種 (商用利用可能))をダウンロードできます(box経由)
データは、Adobe CC(2023)およびBlender(バージョン 3.60)で、After Effects、Premiere Pro、PhotoShop、Illustrator、Blenderフォーマットです。
テロップデザイン作例一つづつのデータに分かれていますから、目的のデーターだけのダウンロードで済みます。

定番/ツートーン/ドロップシャドウ/ノイズ/文字変形/エッジオフセット/フリガナ埋め込み/ブラシベース/サークルベース/あしらい付き/放射状レイアウト/段ボールベース/ボックスベース/斜線テクスチャ/リッチエッジ/はみ出し・埋め込み/オーバーラップ/シェイプベース/記号あしらい/ライトレイベース/リッチベース/トランジション/バラエティ系/ライン/ネームタグ風/グラデーション/手描き/メタリック/おもちゃ風3D/3Dアイコン/Adobe Fireflyでつくる/モーション/質感重視の一点もの/

まとめ
ポストプロダクションの工程で、テロップは「おじゃま虫」みたいなところがあって、「めんどくさい」作業のようなところがあります。したがっていつもの馴れた方法でさっさと済ませたい・・・

シナリオや画コンテの段階では、テロップの文章(漢字をひらくかやルビをつけるかとか)フォント種や大きさ、文字数・・尺にも影響するので・・けっこういろいろ検討しているんですが、実際にテロップを入れる段になると、手ヌキになる・・特に文字間【うん、ほんまやで】

「伝わる!動画テロップのつくり方」は、見ているだけでヒントになります。

Before→After・・「✖️ダメな例   イマイチな理由」「〇 OKな例   こうやって改善」と実例で比較できますし、

「GOOD」   「BAD」   「やりすぎ」での3者比較もできます。

現在編集中の動画でどうにもテロップにパンチがないとき、立ち止まってこの書籍をパラパラみるだけでヒントがかえってきます。




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