イモづる読書【その120】・・『iPadクリエイティブ』から「ビジネス動画制作」関連書籍・・読みまくり・・その1
ビジネス動画の指南書多々出版されています。
タイトルにズバリ「ビジネス動画」とあるものは少なく、「動画広告」「広告動画」「PR動画」といろいろ。
「ビジネス動画制作」読みまくり候補として・・・
「ビジネス動画」の捉え方もさまざまで、
・「ビジネス動画」を自身で制作する(あるいは社内で)
・外注の担当者(外注に出す前の知識)
・YouTubeをはじめとしたWeb広告に焦点を当てたもの
・プリプロやポスプロ、それぞれに重点を置いたもの
とある中で、注目の変わり種【うん、ほんまやで】
・改訂版 いきなり効果があがるPR動画の作り方 自分で作れる、シナリオが決め手 (「シナリオ教室」シリーズ) Kindle版
タイトルに「PR動画の作り方」とありますが、これに惑わされてはいけない。
副題をみると、「シナリオが決め手」とあり、この書籍は 「シナリオ教室」シリーズの一冊なのです。
よって、全編シナリオと画コンテを追求しています。
その他は、「付録▼撮影と編集の方法」という徹底ぶりです。
会社のPR動画制作を業者に発注するにあたって担当者に指名された社員が業者に対してコンテンツの内容を的確に伝えるための「訓練」としてシナリオと画コンテを実際に構築していく過程で学んでいく、という内容です。
4つのタイプ、【A商品直接型】【B商品間接型】【C理念直接型】【D理念間接型】にわけ、各2例づつ全8例、一つづつ丁寧な解説が続きます。
また、8例全てが「ドラマ」仕立てで、シナリオセンターらしさがにじみ出ています【うん、ほんまやで】
役にたつ項目・・ポイント
画コンテについては「絵」で描かれたモノも掲載されていますが、この「絵」まで持っていく過程で、シナリオ→文字だけ画コンテ→「絵」の画コンテ、というステップを踏んでいます。
実際、「文字だけ画コンテ」はそれだけで説得力がある画コンテで、わざわざ「絵」の画コンテを起こさなくても・・・蛇足しなくてもいいケースが多々あります。
この書籍にある「シナリオ→文字だけ画コンテ」の手順は応用が効き参考になりました。
また、ログラインとかプレミスといった専門用語を使わないで、ログラインを抑えてもいます。
まとめ
「ビジネス動画制作」と一言にいっても、それぞれの立場があります。
この「改訂版 いきなり効果があがるPR動画の作り方」では、クライアント様から派遣されたプロデューサー(ただし映像制作はシロウト)の立ち位置での展開です。そして、会社の方針を的確に伝えるための訓練としてシナリオ作成を実践する目的ですので、残りのプロダクション、ポストプロダクションについてはほとんど書かれていません。
このような立場で全体像を掴むには、「世界一わかりやすい動画制作の教科書 世界一わかりやすい教科書 Kindle版」の方が最適でしょう。
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