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ゆるキャン△の功績と幻想

「ゆるキャン△」の経済効果ってなかなかのものだと考えている。

漫画やアニメ、映画はもちろんキャラクターグッズやアウトドアグッズのコラボ商品だけでもそこそこだと思う。

それとは別で「ゆるキャン△」そのものの収入に結び付くわけではないがゆるキャン△の影響を受けた人がキャンプを始めた例は少なくないだろう。
キャンプの地位をここまでに押し上げたのはヒロシではなく「ゆるキャン△」だと言える。


次にビーノ。
実写版は新型ビーノなので4ストエンジンだが

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原作~アニメ版のビーノは2スト。

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で、ビーノに憧れて新型ビーノを購入する若い世代が増え、2スト時代を回顧して2スト原付を購入するおじさん世代が経済を回している。
自分はアニメから入ったのでリンちゃんがバイクを転がすときに明らかに2ストのエンジン音が鳴っているのを聞き逃さなかった。

ゆるキャン△以降2ストバイクの売れ行きは好調だと思うし、YouTubeをあさると2ストビーノの整備動画がめっちゃアップされている。


あとカレーめん。

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リンとなでしこの絆の証と言っても過言ではないこのカレーめん。

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間違いなく「ゆるキャン△」見てカレーヌードル食べるようになった人は多いだろう。
折からの物価高騰のこの時期でもわずかに値下げされている店を見つけてはカレーヌードルを買う。そんな生活が続いている(笑)


ほかにも細かく言えばキリがないが、具体的に経済効果を捻出しているというかゆるキャン△の錬金効果というか、そういうのって間違いなくある。


「ゆるキャン△」に影響を受けた人は少なくない。
何故か?

単純な話だと思う。
「ゆるキャン△」が現代社会に求められているスタイリッシュさをきれいに浮き彫りにして表現している作品だからだ。

まず作画。
自分はプロではないので詳しくはないが背景がかなり丁寧に書かれているのが素人目にもわかる。これは富士山を美しく描くというところが起点になって周りに風景も必然的に美しく描くようになっていった部分があることはなんとなく想像がつく。



次に登場人物。
基本的にメインキャストは女性しか出てこない。
お父さん、おじいちゃんとかは例外として必要最低限の男性しか出てこない。つまりこれって男女の恋愛にまつわるエトセトラは一切ないということを明示しいる。油断をしていたら本栖高校は女子高だという認識を持ちそうになる。

本編中、リンとなでしこのカップル感はどうしようもなくあるのだが恋愛によって付加価値のように生み出されてしまうドロドロした雰囲気を一切芽生えさせないようにしている。


そしてキャンプに関するマイナス要素を完全に排除して描かれている。
キャンプといえば事件もあったし、盗難等の被害も聞く。実際に女子高生(女子中学生)のソロキャンプとなると理解を示す親の方はかなりレアなんじゃないだろうか?

もちろん危険性もストーリーの中に盛り込まれてはいるのだが、あくまでも注意喚起のレベルで描かれている。

これを見ればキャンプってお洒落だなぁとも思えるような作風である。


いや、まったく否定するつもりはなくキャンプ道具もビーノもカレーめんも全部自分に当てはまっているぐらい「ゆるキャン△」という作品を個人的には評価している。

ただ、現実は「ゆるキャン△」とは違うよ、というのはよーく理解しておく必要がある。


※最近「SPY×FAMILY」のアーニャがあり得ないほど可愛いと思っているのだが、なでしこの可愛さも別次元でハンパない。


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