時代は変わる?

兵庫県知事選挙で斎藤前知事が当選確実となった。

多くの人がこれで時代が変わる。
メディアの時代は終わった。
Youtube強し!

みたいなことを言っている。

大雑把に言えばそれは間違いないのだろうけれど、今回の選挙について言えば論点が分かりやすかっただけのことだと思っている。

論点がぼやけてしまえばテレビで戦おうがSNSで戦おうが同じこと。

「わかりやすい選挙」ができるなら旧メディアだろうがネットだろうが大衆の心をつかむことができるということなんだと思う。

稲村氏曰く「何の選挙だったかわからない」

本人が本気でそう思っているのなら勝てるわけがないし、選挙期間中ずっとそう思っていたのなら途中でやめてよかったんじゃない?と思えた。

今回の選挙は県議会が起こしたクーデターの是非を問う選挙だったわけで、候補者はそれに気づかなかったのかな?

立花氏は今後22市長を撃墜する戦いをする発言をされていたが、確かにこれも論点が明確なので勝敗が目に見えている。

関心はこの市長たちが今後どのように身の振り方を考えるのか。
それでも旧態依然の戦い方で立花氏と戦うのか?
それとも己の非を認め立花氏の軍門に下る道を模索するのか。
※これを立花氏が認めるのかは別の話として


さて、時代は変わるのか?

そんなに一気に変わるわけがない。
組織票というものが消えたわけではないし、ネットで発信する情報がすべて正しいわけでもない。
情報の発信手段としてYoutubeというツールがあるということをみんなが知ったというだけのこと。

旧メディアは力を失うのかと言えばそのままYoutubeに参入できるわけで、うまくやればということだと思う。
ただし旧メディアの力で守られていた情報は今後どんどん露見してくるはずなので今まで通りのやり方でやると痛い目に合うだろう。

今回立花氏が随分と色んな情報を入手して露見させている。
市民が全く知りえなかった情報までどんどん出てくる。

おじいちゃん首長たちは待合室で首を洗って順番に待つしかないのかもしれない。

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