ウマ娘 プリティーダービー
前回の記事でストーリーが長く続いていくために必要なものについて少し触れた。
①記録(いわゆるデータ、設定のこと・・・わかりやすいのが良い)
②記憶(感情を揺さぶるポイント・・・笑いや感動を与えるエピソード)
③飽きさせない(マンネリ化させない・・・回を追うごとに面白くなっていくのが理想)
今回は「ウマ娘」について少し考えてみたい。
いまさらウマ娘でもないだろう、という声が聞こえてきそうだが言わずと知れた大ヒットゲーム。
私がこのゲームをダウンロードしたのは今年に入ってから。
Cygamesの別のゲームをたまにやっていたのだがCygames内ではウマ娘が常にランキング1位だった。
このゲーム「ウマ娘」の面白さは①と②。
つまり記録と記憶。
このゲームの楽しみ方の一つとして、実際の競走馬の出走データを別窓で開きながら見比べつつゲームを楽しむというのがある。
出走レースやライバルの馬、勝負服や、毛の色など細かい点に至るまで相当細かくこだわって作りこまれている。
オグリキャップとかシンボリルドルフといった30年以上前に活躍した馬まで細かくデータ化しているところとか、当時の競馬ファンにとっても嬉しい部分ではないかと思う。
そしてストーリー。
これがまた事実に基づいて感動的に描かれている。
ゲームなので悲しい物語は悲しいものとせずフィクションを加えつつ別のストーリーに昇華させている。
これも該当する競走馬について検索して当時の様子をオーバーラップさせながら見ることができる。
ガチ競馬ファンにとっても納得できる作りになっていると思う。
惜しむらくは③の飽きさせない。
過去の競走馬のデータとストーリーをコンテンツとしているためデータが尽きるとそこで停滞してしまう。
それを補う面白コンテンツに今後期待したい。
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