still growin' up × chi4
◆選曲のきっかけ
globeのデビュー日=お誕生日になんとなく毎年カバー曲を公開しているのですが、今年は「still growin’ up」を選びました!
1999年のリリース当時はコカ・コーラのCMに使われていたので、glober(ファン)でもそうでなくてもこの曲を耳にしまくっていたのではないかと思います。
CRUISE RECORDというベストアルバムが発売されたり、コカ・コーラの抽選に当選した人だけが参加できるイベントのために街じゅうの空き缶からシールを拾ったり(…というガッツはわたしにはありませんでしたが友人談)
globeと共に駆け抜けた中学生のちよでございました。
ただ実は…歌ったことがなかった。
この曲との距離感は遠めでした。
カラオケでさえも歌ったことがなかった。
理由は3つ。
①キーが全然合わない…高い…!!!
②ラップ。同じ熱量の2人が掛け合わないとカタチにならない🥲
③シングル版&直後のロングバージョンのアレンジ共にあまり好みではなかった…!!!🙏
じゃあなぜ今回カバーしてみようと思ったのか。
①ハイトーンをマネしなくても別の角度から照らせるような予感がした!
②多重録音ばんざい!一人で掛け合ってしまおう!
③decadeやREMODEでアップデートされたアレンジが本当にかっこいい!大好きになった!
そんなこんなで始めてみました。
◆めっちゃ難しいトラックメイク
実は当初、あまり準備の時間がとれなかったので、冒頭のピアノと声だけのセクションだけで公開しようと思っていました。
…が、なんだかその先の笑ってる未来たちがそっと手招きしているような気がして、結局ほぼフルコーラス作ってしまいました!
全体的に参考にしたのは、20周年(2015年)の「REMODE」というリミックスアルバム。
「サビのコード感」と「ドラムの雰囲気」「ピアノの使い方」はかなりREMODE感強めで、それ以外は修行がてら自由に組み立ててみることにしました。
①尺はだいぶ短く
お手本にしたREMODEバージョンは7分30秒!
「リピート部分は減らすけど、歌詞は全部1回ずつ出てくるようにしたい」という歌詞へのリスペクトと、「カバーは4分台におさめたい」という個人的なこだわりから。
ただ冒頭のピアノ部分がゆっくりなので、結果的には5分を超えました。
②ラップ部分の1コード進行への工夫
コードが動かない=コード以外の何かで変化をつけなければ。
DTMライトユーザーのわたしには難易度高すぎました…!!!
何小節あるの!?わたしの力量じゃ飽きさせてしまう…とわたわた。
どれだけ改善できたかは謎ですが、いわゆるAメロの部分はからっと男前に、Bメロのマイナー落ちするところはカバーのタイトルにもある通り「+α」の助っ人にご登場いただきファンアート感を強めつつ、それぞれの場所でがんばっている3人が再び虹を見せてくれる日が来ることを思い描いてみました。
+αさんはこちらですね↓
完コピというよりは、雰囲気だけお忍びインサート🥷
最後のラップセクションで1コード進行を回避してサビのコード進行をあてたのも、個人的にはエモポイントだったりします。
◆ハイトーン「じゃない」ところで攻めてみたい
シングル版は最初から最後まで全力疾走!という勢いの良さが長所で、特にハイトーンのキンキン感が特徴だと思います。
今回のchi4バージョンは…ピアノと声だけで向き合ってみたり、REMODEバージョンを聞きこむ中で「抑揚/アップダウン」をしっかり作ってドラマティックな展開にしたいなと考えました。
原曲が好きな方には少し物足りないボーカルだったかもしれませんが、全体的に程よく脱力。
がつっと高音をぶつけるべきサビであえてオクターブ下に落として、そこからまた山をのぼってみたり。
そして本来落ちセクションだった「星空と~」というラップが一番盛り上がるようにクライマックスとして変身させてみたり。
また、リズム隊は原曲同様に4つ打ち+8ビートで進んでいくのですが、サビはREMODEを見習いつつピアノを2つ…2分音符でじゃーんじゃーんと長めにとることで心地良い余裕がプラスされたらいいなと挑戦してみました。
本当に音楽は奥が深くてまだまだ分からないことだらけなので、わたしのねらいがどこまでリスナーさんに伝わったかはわかりません。
原曲と違う角度からカバーを楽しみたいという気持ちがここ数年強いので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、わたしなりのglobeへの愛、音楽への愛が届いていたらいいなと思います。
そしてチヨカバーを通して「久しぶりに原曲聞こう」「REMODEってなんだ、探してみよう」という方が一人でも二人でもいたらいいなと夢見るのでした。
あ、こんなんもありますよ。プレイリスト。
あぁ…短時間決戦だったけど本当に楽しかった!
ありがとうございました!
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