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DEVOTION × chi4 cover

TM NETWORKが2023年6月に発売した
アルバムの表題曲『DEVOTION』を
カバーしてみました。

劇場版シティーハンター天使の涙』の
挿入歌でもあります。

↓これです↓

選曲問題

「せっかくシティーハンターの映画をやるなら
 何かカバーしたいな」と思っていました。

4年前の映画の時にも小室哲哉さんソロ曲の
RUNNING TO HORIZON』(CH3の主題歌)を
カバーしたことがあったからです。

当初の構想では

・オープニングのWhatever Comes
・挿入歌のDEVOTION
・エンディングのGet Wild

3曲をやるぞー!と思っていました。

9・10・11月みたいな感じで。
ちょうどTMさんのツアーもあるし。

そして何が起こったかというと…
流行り病にかかって
1か月何もできませんでした…!

それでも1か月遅れで作りかけの
『Whatever Comes』を始めてみたところ…

全然うまくいきませんでした…!
つ…ら…い…!

いつぞやの弾き語りショートを
消さずに置いておくので
それでおわりにします…!

そんなこんなで気を取り直して
『DEVOTION』に挑戦してみました。

DEVOTIONってなんでしょう

元気になった10月のある週末、
やっと映画館でこの曲が流れるシーンを見ながら
気づいてしまいました。

「あれ、わたしDEVOTIONとやらが
 なんだかよくわからないかも」

ことばの意味ではなく、概念が。正体が。

捧げられるほど親密な相手がいない。
というのもあるけれど、

そもそもなんだかもっともっと昔から
わたしに欠落しているもの。
というような気がしたのです。

だけど「もしかしてあれだったのかな」という
受け取った側の記憶はあります。

めちゃくちゃ狭い交友関係の中で、
接してくれる誰もが
やさしさのかたまりだからです。

たぶんきっと彼ら彼女らの姿勢や存在こそが
DEVOTIONなのだと思います。

(本当にいつもありがとうございます…!!!)

そんなこんなで自分自身の中に
DEVOTIONというものが
今は根付いていなくてよくわからなくても、
いつか宿ったらいいなと思いながら歌いました。

そして映画の中でグルーミングぎみだった彼女
(わたしと髪型が似ているという噂)のことも
ほんのり思い浮かべながら。

1オクターブ上で歌いたくなった理由

もう少しでDEVOTIONってものが
何かわかりそうでわからなそうで…
でもわかり…そう…!

というギリギリの場所で歌いたくて、
わたしの声では
本当にギリギリのキー設定にしてみました。

まぁ…ギリギリというか…
かなりアウトなのですが…!

地声で出るのが「レ」(D5)までなのに対して、
今回のキーはあと2つほど高い「ミ」(E5)
なのです。

レより上を歌う時は
急に裏声になるわけではなく、

地声と裏声の割合を調整しながら混ぜる
ミックスボイスという声を使います。

いつもはもっと裏声多めで
抜け感を出すのが好きなのですが
この曲は勢いが大事だなと思って
かなり強めの圧で押し切ってしまいました。

そして
がつっと生々しさを残してしまいたくなって
ピッチはほとんど修正しませんでした。

高音が得意な方は苦笑いだったと思いますが、
よかったらchi4バージョンを踏み台にして
1オクターブ上の世界での歌唱を
ご自分でも楽しんでいただけたら報われます…!

ちなみにほどほどの高さで歌いたいという
女性の皆さんは、
1オクターブ上(+12)ではなく
+10前後あたりがいいと思います。

トラック

いつも通りLogic Pro Xの中に
もともと入っている音や機能だけで
完結しています。

特徴としては

ピアノの音色を使わなかった
→ちよ的にとても珍しいこと!

実はトラック少なめで
シンセはほぼ全部Alchemy
→新しいものを取り入れる前に
 手中のものをまずは使い倒したい

まだDEVOTIONの正体を掴めなくて
もやもやしている
→完コピじゃなく程よい一致にとどめて
 抜け感をつくる
ふわっとした音色ばかりを重ねてカオス化
No no noのリズムを
 あえてファジーでルーズ
にする

ほんのりガールズポップ感を出してみたい
→この曲の主役ともいえるタムを
 あえて最低限
にとどめた
→その代わりにスネアを入れて軽さを出した

声を1オクターブ上にしたから
→その分楽器を1オクターブ下あたりに反転。
 トラック全体の高低のバランスをとってみる

どうしても何か1フレーズ混ぜてみたくなる
→終盤にみんな大好きなあの曲
 思わず弾いてしまいました…!

自分がいい感じに
エキサイトできる音を探していったら
こんな感じになりました。

トラックメイクのセオリーとかは
勉強不足で語れずごめんなさい。

あくまで主観と感覚100%の
個人的なレポートでした。

来年3月までは毎月最終週に
何かしらの曲を出せたらいいなと思っています。

どこかの月ではきっとGet Wildも…!

それでは、また✨✨

Whatever Comes (Opening Edit)


Get Wild (Shorts)


4年前のRUNNING TO HORIZON

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