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ケニア旅⑤マサイ族

ボリュームが多く、記事数が多いケニア旅。今回でラスト、マサイ族についてです。高くジャンプができるだけではない彼ら。


そもそもマサイ族とは

ケニア南部からタンザニア北部にかけて住む民族で、よく「マサイジャンプ」や「視力がいい」などと旅番組などで耳にしたり、目にしたりすることがある方は多いと思います。

マサイマラ国立保護区のすぐ近くには解放しているマサイ族の村があり、一つの観光スポットとなっています。ツアーに組み込まれていることが多く、火起こしや歓迎の儀式、女性たちによる歌、なんと家の中まで見せてくれるのです。

マサイ族の儀式

一人前=ライオンの狩り?

私が話を聞いた彼の眉間には大きな傷跡がありました。それはライオンの狩りをしたときに負った傷とのこと。日本でいう成人式のような、成人の儀式がマサイ族にもあり、その儀式が「ライオンを狩る」ことだそう。
弓矢は使わないため、ライオンの近くに寄らなければならないため傷ができたそうだが、この傷が「男性としての勲章」のようなものだと・・・そしてこの儀式を経て「一人前」となるマサイ族。深い。。

歓迎の儀式?

マサイ村を訪ねると、男性たちが列になり歌を歌いジャンプをする儀式を行ってくれました。よかったら参加して!とのことでツアーの男性陣が参加!
彼らと同じ布を着用し、一緒に踊り、歌い。。ジャンプ対決が途中行われましたが、もちろんマサイ族に構うわけもなく(笑)けれど本当に高くまでジャンプをします!

鮮やかな色

村はどうなってるの?

マンチェスターユナイテッドが大好きだ!

村の中に案内された際、1つの店?のような場所が大盛り上がりしていました。そこには「Bar」と書かれた看板があり、ちょうど大量の人が出てきたのです!

「え?皆なにしてたの?」
「サッカーを見てたんだ。ここにはテレビがあるから、皆で集まって見てるんだ」

サッカー好きだったマサイ族!テレビもある!それも結構大きいテレビ!
衝撃が重なったところで、出てきた1人に「どの試合を見ていたの?」と尋ねると・・・

「マンチェスターユナイテッドだ!どこから来たの?」
「日本だよ、日本人。なんでマンチェスターユナイテッドが好きなの?」
「おお!KAGAWA!彼は最高だったな!なんでってマンチェスターユナイテッドが1番有名だからだよ!」

待って。突っ込みどころ多すぎる。よく香川選手知っていたな&有名だから好きっておもしろすぎるわ。

もちろんスマホも持ってるよ

色々な話を聞いて、「どういうこと?」と質問をしたときに
すっとあの鮮やかな布の下からスマホを出して調べ物を始めた彼。

「え?スマホ持ってるの?」
「ああ、もちろん全員は持っていないけどね。便利だな、これ」
と、私に画像を見せて説明を再開した彼。

いや、スマホも持ってるんかい。そりゃあQR決済できるわけだ。

牛の糞で作られた家

次に家の中へ案内されるときに衝撃の一言が・・・
「俺らの家は牛の糞で出来ているんだ」
・・・まじ?
ただ乾燥しているので臭いは全くなく、しかも結構頑丈。

マサイ族が暮らす家

中にお邪魔するとキッチン兼ダイニングの部屋、ベッドルーム、シャワールームがあった。ベッドはとてもじゃないけれど小さかった。

これはお父さんが寝るベッド

お邪魔した家庭は子供が2人、女性が家事も育児もやるためとても忙しい毎日を送っているとお母さんは教えてくれた。しかもこの家も女性が作るとのこと。女性強し、本当にかっこいいな。

マサイ族とコロナ

コロナは流行したのか?

旅行客が途絶えたコロナ禍、観光業での収入が大きかったここマサイ村はとても厳しかったそう。ただ、俺らは誰一人コロナにかかっていないと。

「まずここには誰も来ないし、俺らが口にするものは全てオーガニックだ。自分たちで狩り、自分たちで作って食べる。だから変なものが身体に入っていない、誰よりも健康だ」

けど、その通りだなと考えさせられた。
最近は忙しくてコンビニや冷凍食品などついつい手にすることが多いけれど、私たちの生活には合理的。ファストフードやテイクアウト、配達など世界中で流行って便利な世の中になっていはいるけれど、食べることの本質ってそうだよな。と考えさえられる言葉だった・・・。


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