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リオデジャネイロ旅③感じたこと

そんな事件を経験して私が考えたこと。
表があれば、裏がある。どこも一緒だと思うけど、なんでだろう?って思ったことが山ほどあるから本読まなきゃ・・・知りたい・・・

その瞬間、何を思ったか

一瞬、けど一生忘れない事件を目の当たりにし、自分には一生無関係だと思った拳銃・強盗。もう他人事じゃないし、心臓が止まりかけた。

まず1番に思ったことが「自分の平和ボケ」具合だった。
かなり色々な国を旅してるし、今は海外にも住んでいるから多少なりとも危機意識は持っている方だと思っていた。
けど、車がバイクに対して幅寄せをして窓を叩いた瞬間「あー喧嘩か」
そうとしか思わず、なにも危険を感じなかった。

喧嘩=言い合いか殴り合い の考えだから。きっと皆そうだと思う。

けどそれが土地によっては武器が出てきてもおかしくない。
それが事件につながる可能性だってある。そんな考え、私にはなかった。

ちなみに犯人は19歳の男の子。
年齢は関係ないけれど、19歳が事件なんて日本でもある話だと思う。
けどなぜだろう。ダイレクトに私に響いた。

目で見た、聞いた現状

その後、話を聞くと最近は大人が子供を闇バイトとして雇い、窃盗・強盗をさせている事件が多いと聞いた。(闇バイトって日本でも聞くな…)

スラム街が丘の上に沢山あると話したように、ブラジルではスラム街や貧民街をファヴェーラという。ここリオには約1000カ所あり、人口の2割ほどがこのファヴェーラに住んでいるという。大体160万人ぐらい?

華やかで観光地のコパカバーナと人口の2割が住むファヴェーラ。
貧困問題がこれでもか!というぐらい目に入った。同じ都市なのに。
麻薬組織、ギャング・・・。
映画の中のような話だけれども、いま現在も抱えている問題であり
そんな状況と共に過ごしている彼ら。そして全て現実。

そして「ラパでナイトライフ」なんて観光客向けに記事やツアーをネット上では目にするが、このラパ地区は在住者が言うには「治安最悪」とのこと。
確かにバーやパブ、ナイトクラブやサンバサークルが多くある。

"Good Night,Cinderella"

なんかセリフのような一瞬かっこよく聞こえる言葉だが、リオではスラングのように使われている。薬を何かしらの手段で飲まされ(お酒に入れたりだろう)、眠らせて暴行や強盗に合わせる。
この「Good night,Cinderella」はラパ地区でよく発生しているとのこと。

きっとこの「Good night,Cinderella」現地に住む人なら知っている言葉だと思うが、それも知らずに「観光」を打ち出すのはどうなの?って思った。

最後に

きっと忘れない、あの時の警察の目つき、ほぼ目の前で見た手榴弾。
そして発砲の乾いた音と周囲の怯えた顔。映画ではない、現実。

トラウマになったわけではない。
けれど何不自由なく、何なら日常的に「平和」について考えることがあまりなかった私たちとの生活とのギャップ。いつ何が起こるかわからない。

けれど、ブラジルの人は陽気で優しくて、本当にこっちが元気をもらえる。
ご飯も美味しいし、ビーチや夜景も美しかった!!

何より私には本当に沢山のブラジル人の友達がいるし、日本人の知り合いも何人かブラジルに住んでいる。縁があるのかしら(笑)
みーーーんな明るくて、優しくて、すぐ踊りだしちゃう。
そんな彼らの国に行けたことは嬉しかったし、まだ見てみたい景色もたくさんある!行けるならリオのカーニバルも見てみたい(チケット超高い)

最後の最後に・・・
ブラジルの人の話すポルトガル語、超かっこいい!!!!!

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