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【感想】ポケモンコンシェルジュ
わたくし、ポケモンが大好きである。特にピカチュウが好きだ。
ピカチュウ好きというと他のポケモンを知らない俄か感があるが、赤緑の時代からピカ様を推しているのでかなり古参である。
余談だがペンネームぴったんの「ぴ」はピカチュウの「ピ」から取ってきた古《いにしえ》からのあだ名なので、結構な覚悟を持ったオタクだと思ってほしい。
さて、ネトフリで公開されていた『ポケモンコンシェルジュ』がYoutubeで期間限定公開とのことだったので、満を持して視聴した。
めちゃくちゃ最高だったので、以下、実況さながらのネタバレありで感想を述べる。
1話
主人公ハルさんが現代社会で散々な目に遭い、おそらく「や~~~~めた」となって、ポケモンリゾートのスタッフに転職するところから物語が始まる。ちなみにこのハルというキャラクターは、やたら疲れ切った現代人というかOLとしての解像度が高く、同じく疲れ切ったOLの私に重なりまくった。ストーリー内で、初日はお客さんとして過ごしてみて!と上司に言われ、「私、試されてる⁉」と不安になったり、頼まれてもいないのに初日の成果をプレゼン資料にまとめてみたり…。私はここまでプラスで仕事をする気力が無いので、単純にこの子すげえなと感心してしまった。
ついでに運動神経が微妙だったり、絶妙にどんくさいところにも共感した。多分この子はデスクワークの方が得意なタイプだと思う。なぜなら私がそのタイプだからだ。
と、ハルさんに共感しているうちに1話はほぼ終わるのだが、ポケモンリゾートの職員の仕事が、素敵なリゾート地でポケモンのお世話のみ…? 死後の勤務地と言われても納得するレベルの素晴らしい職場である。私がやりたい職業のTOP3にすごい勢いで食い込んできた。ちなみに、1位は審神者である(※刀剣乱舞の話だ)。僅差で2位かもしれない。
こんな素晴らしい職場、絶対にすごい倍率だと思うので、ハルさんはおそらくとんでもない倍率を潜り抜けてここのスタッフに就いたのだ…やはりすごい。
2話
初手からメタグロスに輸送されるゴローンが面白すぎた。
3話に、ゴローンがまだ帰りたくない…としょんぼりしているシーンがあるのだが、メタグロスとの別れが寂しいのではなかろうか。ふたりの友情に乾杯…。
さて、後光差すワタナベさんからの指令「ポケモンをハルさんと同じくらい幸せな気持ちにしてあげて」が下り、激ムズミッションどうしよう状態のハルさん。しょぼくれながら島を歩いていると、アリサがテントにお絵描きしている。流れで一緒に絵を描くことになるんだが、ハルさんなかなかの画伯である。しばらくすると、誰とも群れず元気の無さそうなコダックが…どうやら頭痛の度に漏れ出す「ねんりき」で他者に迷惑を掛けているのが気になっているらしい。(ポケモンにそのような概念があるとは…かなり気にしいなコダックなんだろう)ハルさんからの提案で、本気で頭痛が来る前に「ねんりき」を小出しにしたら暴走しないのでは?ということを実践して一緒に1日を過ごす。
「ねんりき」を小出しにすることで、最後にはコントロールが効くようになる。夜更けに「ねんりき」を使ってふたりで遊んだ後、
「コダック、どう、いま楽しい?」
「コァ~…」
とコダックがハルさんに甘えるシーンがあるんだが、視聴者全員コダックと同じ声が出たのではないだろうか。私は何回見ても「ホァ~…」という鳴き声が出る。可愛すぎる…。
3話
3話ではコダックを相棒として、島でお仕事をするのがメインだ。
朝のモーニングルーティンから始まるのだが、目覚ましが鳴って「起きて、歯磨きして~(略)~メールチェック…しなくてもいいんだった!」「ドアTOドアで10秒!」「服装自由!」「メールチェックもしなくてもいいの!」「信じられる⁉」
信じられないよ!!羨ましさで血の涙が出そうになった。
コイキングに餌をやっていると、浮き輪を付けたコイキングが。どうやら、泳ぎが苦手らしく浮き輪をしているんだとか。へえ~と思っていると、キャモメが誤って浮き輪を持っていってしまったではないか。涙目でプルプルするコイキング。(可哀想だが、めちゃくちゃ可愛い)ハルさんはコイキングのためにカイリュウに乗って浮き輪を持ったキャモメを追うことに。
ハルさんはカイリュウに乗ってテンション爆上がりなんだが、コダックは目をつむってハルさんにしがみついている。私はジェットコースターの浮遊感絶対ダメ人間なので、コダックの気持ちが分かりすぎて手に汗握った。怖くても一緒に行動したいのか…なんて健気なんだ…。
4話
なんということでしょう。ピカチュウ回です。
ピカ様12匹の団体様にデレデレのハルさん。気持ち、わかるよ…羨ましい…。すると、1匹だけみんなと遊ばないピカ様が。どうやら引っ込み思案な性格だそうなのだが、トレーナーの少年は「元気で溌剌としたアイドルのようなピカチュウ」が「普通」のピカチュウだろうということで、せめてデカい声が出るようにと、特訓もかねてリゾートにやってきたらしい。
この時点でステレオタイプを押し付ける、なんて恐ろしい発言をするのか…と私はドン引きであったのだが、それはそうと、このピカチュウ陰キャだな?と私の勘はさえわたった。
アスレチックではしゃぐのも好きじゃないし、驚かされても声も出ないし、辛いもの食べても声も出ないし、やまびこでも小声である。陽キャ集団に混じれなくて別行動するの身に覚えがありすぎて、ピカ様にものすごく感情移入した。
社交性皆無すぎてトレーナーにべったりなのだが、それがもう可愛くて可愛くて…陰キャピカチュウってなんて素晴らしいんだ。最高だが?
最終的にトレーナーもピカ様の個性を受け入れて、一緒に楽しむ方向にシフトすることになった。よかった…。
そうして、ピカ様とトレーナーが島から帰る日。
ハルさんはピカチュウに写真代わりにイラストを贈る。事前にコメント欄で「声が出て良かった」旨を見てしまっていたため、何かしらのきっかけで大きな声が出るんだな?と予想していた私はピンときた。ハルさん超画伯だったらかおもろイラストでピカ様を笑わせるんだなと。
結果、全然ヘタじゃないイラストだった。すまんかった…
イラストを見て、仲良くなったハルさんとコダックとの別れを寂しく思うピカ。船が去っていくカットで
「ピカッ! ピカチュウ…!!!!」
という声が聞こえてきた。
泣いた…。
わからんけど「また来るね!」的なことを言ったに違いない…
呼び返すコダックも可愛すぎた…最高…
ハルさんは「よ˝がったぁああ…」と泣いていたが、私も同じ感じで泣いていた。
まとめ
本当に、最高でしたね…。ほかにもポケモンの可愛いシーンがめちゃくちゃあるんだが、是非皆さん見てもらえれば…
Youtubeは期間限定らしいので、ネトフリ入っていない人はお早めに。
陰キャピカチュウを見ると、サトシのピカチュウがいかに陽キャかを思い知るよな。体を張ってほかのポケモンのモノマネをするサトピカのEDがあるんだけど、大人になってああいうの見ると、陽キャすぎる…とびっくりしたりなどする。
現代にポケモンがいなくて絶望するけど、皆気持ちを強く持って明日からも生きような…
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