観察脳の鍛え方。 [ 11 ] - デザイン演習2
デザイン演習 - 手のデッサンをもとに迷路をデザインする
前回行ったデッサンをもとに迷路をデザインする。昨今では迷路を作るのはコンピュータでも簡単にできるが、物の形の特徴を捉えた感覚的なデザインはまだ人間にしかできない。また、生徒によってどこを特徴と捉えるかで個性も出てくる。
目的
・前回のデッサンを通して観察で得られた情報を、適切な情報だけアウトプットする力を育てる。
・手の立体感を損なわずにデザインすることで、感覚的な情報の応用力をつける。
デッサンを簡略化する
前回、鉛筆のタッチをシワの流れに沿って描くというコツを伝えていたが、迷路の通路もそのシワに沿って並べると立体感が出やすい。
注意点としては「迷路として遊べること」が必須である。手の形に沿った道を作ることに集中するあまり、入口が無いとか正解の道が複数あったりするので、完成前にときどき生徒のデザインで問題ないか確認する。
最後に
デッサンと迷路を並べて表示。迷路の難しさは出来には無関係であるが、迷路として成立しているか、手の形は立体感を持って見えるかなどが評価の対象になる。