私が認知症になっても、困らないために、今、出来る100のこと。その20
満月だ。
スーパー銭湯のお風呂。サウナの後に、ボンボンベットにごろん。
見上げたら、満月だった🌕
月光浴。🌕♨️
ふぅ。一息。今日も考えることがいっぱいあって大変だったな。
仕事で関わった若年性認知症の方。認知症専門の施設、グループホームへのご入居を検討されている。
ご本人にお会いしたら、とても穏やかで優しい雰囲気のすてきな方。ご家族も協力的で。
ご入居になんの問題もない。
何にも問題が、ないのだけど、現在50代のその方、平均年齢が90歳に近い、グループホームへのご入居になる。
ほんまにそれでいいのか。悩む。悩む。悩む。
グループホームとは、認知症の診断を受けた方が、少人数で共同生活を営む場所。日常生活を営むことに支障が出てきた方が入居される。
例えば、買い物に行こうとして、家を出でスーパーまでは行けたとしても、何を買うのか忘れてしまって同じものを買い、帰り道を忘れて帰れなくなってしまう。
例えば、朝と夜の区別がつかなくなり、昼夜逆転で、家族が眠れない。
例えば、トイレの場所を忘れてしまって、探しているうちに、間に合わなくなってしまう。
短期記憶障害によるもの。
だから、困った時には、誰かがそばにいて、道や、トイレの場所など、ちょっと忘れてしまったあんなことやこんなことを、教えてくれて、ちょっとだけ、手を差し伸べてくれるだけで、全ての事を手伝ってもらわなくても、自分のことは、自分で出来るから。
だけど、認知症の他に、
高齢となると、身体的な能力も、少しずつ衰えてくるから、日常生活動作の立つ、歩くといった動作も緩やかになってくる。しゃがむ、かがむ、そんなことの一つ一つが不安定になり、転倒の危険が増す、そこに認知症である記憶障害が重なるので、誰かの手が常時必要になるってわけ。
そんなこんなで、平均年齢が90歳に近いグループホームは、ゆったりゆっくりのんびりな毎日。
若年性認知症の場合は、身体的な能力はすぐに衰えていくわけじゃない。体は元気。サポートがあれば、出来ることはたくさんある。
50代の私が、いま、認知症と診断されて、家では暮らせない。と言われたとして、90代の高齢者がいる施設で暮らせるか?
私が、認知症になっても困らないために、いま、出来ること。
そうなった時の自分の意思を、書いておくこと。人生に関わる判断を、誰かに委ねないようにすること。
そう。大切な人であるからこそ、その人の幸せを願うからこそ、その人の代わりに判断する、決定することを求められるけれど、
ほんまに、それで良かったのか。自分の気持ちと葛藤する。罪悪感まで、背負わすことになってしまうから。
だから、自分の気持ちを自分で言えなくなった時には、どうしたいのか。
1年に一度は、じっくり考えて、記しておく。
それが大事だと思う。