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ザルツブルグ現代美術館(Museum der Moderne Salzburg Mönchsberg)

ザルツブルグはモーツァルトファンでなくても行ったら必ず魅了される街だと思う。トラムのような公共交通機関に頼らなくてもがんばれば歩いて回れてしまう広さに、川沿いの憩いの風景、中世の街並み、岩山の上にはお城がありまたそこにも通りがあって、ミニチュアみたいにギュッと集まっていて、全てがそろっている!と思わせてくれる。
ザルツブルグカードを買ってしまえば、他にかかるのは食事代、宿泊代とお土産代だけ。このカードで市内の乗り物に乗れるし、あらゆる観光施設の入場もできる。
220GRAD Rupertinumというカフェ(Wiener-Philharmoniker-Gasse 9, 5020 Salzburg)に朝食がてら寄ってみた。内装もおしゃれ、来ている人も素敵で、静かな高揚感に浸りながらもはしゃぎ過ぎないように気をつけるのに精一杯な私(汗)。

カフェ 220GRAD Rupertinumにて。素敵なのは見た目だけじゃなく、一つ一つが繊細な味。

このカフェの隣にあるMuseum der Moderne Salzburg Altstadt (Rupertinum)が目的地だと思っていたら、私が目指している現代美術館はもう少し先にある別の美術館だとわかり、カフェを出て歩き出した。このカフェの隣にある美術館に寄らなかったことは心残りだけれど、また次ザルツブルグに来た時の楽しみにとっておく。
歩き出して15分で美術館直通のエレベーターに到着し、あっという間に崖の上の現代美術館に到着。この美術館には素敵なレストランもあり、絶景を眺めながら優雅にランチしたい方はおすすめ。
今回も子どもがついてきてくれたので、2人で静かにはしゃぎすぎないよう館内を回る。雪見だいふくのような白い餅っぽいオブジェをひたすら展示しているアーティストを見つけた。板に挟まれた雪見だいふく、中身が食べられている雪見だいふく、積まれた雪見だいふく。アーティストの紹介パネルを見ると、日本に影響を受けたみたいなことが書いてあって、なるほどと納得してしまう。この展示は子どもも楽しんでいて、私のスマホでたくさん写真を撮っていた。ヨーロッパの美術館はフラッシュ無しで撮影できるところが多いので、館内では『好きな作品見つけたら撮ってね』と言い、子どもにスマホを渡してしまうと子どもも集中してくれるので、親もじっくり作品を観ることができる。一応スタッフの方に『撮影していいですか?』と尋ねている。
最後のお楽しみのミュージアムショップへ。中に入ってみるとメゾネットになっていて、2階から日が差し込み、階段の上から店内を眺めることができて、こんな空間で働けたらなあと想像してしまう。

今回の戦利品。小さな花を生けたりできる。


見出し写真。カフェから現代美術館に向かう途中。建物を通るこういう道路に感動してしまう。