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中の下それとも上の下?

オーストラリアに移住してきて、13年目。日本人美容師夫妻と8歳、6歳、1歳の3人の男の子を持つママこと、モンブランです。

今日から春休みが始まりました。午前中は家族みんなで散歩に出かけました。本当はいつものコースを回ろうとしました。

いつものコースとは家から湖まで行って、湖を一周して帰ってくるというコース。

パパチームはいつもこのコースを走ったり、自転車に乗ったりしていました。

が、

私はこのコースのスタート地点(湖)までたどり着くことができませんでした。ベビーカーを押しながらはめちゃめちゃハードでした。

なので、私とケンちゃんは途中で離脱。

私たちが近くの公園で遊んでいる間に、パパとたっつーとスネ夫は湖に走りに行きました。

久しぶりケンちゃんは子供たちがいっぱい遊んでいる公園で遊ぶことができました。

私は久しぶりの遠出。遠出と言っても家から走って20分。運動不足の私には、かなりきつかったです。

しかし、久しぶりの運動。

今日は早く寝れそうです。

私が書いたワーホリ時代の記事、たくさんの人が読んでくれました。

旅行に行きずらい時だからこそ、需要があったように思います。


この記事を読んでくれた人なら気づくと思いますが、オーストラリアの最低賃金高くないですか?

今現在は時給$19.40です。

為替が$1オーストラリアが76円(日本円)です。

なので、円換算すると、時給1448円です。

これが国が決めている最低賃金です。これは手取りが$19ですが、雇い主は更に$2~3税金を払って、年金を$2~3払っています。なのでトータルで$25は払います。1日8時間働いたら、$200は支払はなければなりません。

しかもこれは最低賃金なので、もっと払っている雇い主いっぱいいると思います。

しかし、外国からきて英語のしゃべれない人にも同じように支払うのか?

国は支払わなければならないと、雇用主に強制していますが、英語がしゃべれない人にも1日$200も支払って雇うのか?ということです。

英語しゃべれないけど、どうしても人手が欲しい場合は英語しゃべれないから、最低賃金はだせないけど、$16ぐらいでどう?みたいな交渉があります。働きたい人も英語を習得するまではかなり時間もかかるし、それまでの生活費もあるから、じゃあまあ少ないけど、私は英語しゃべれないから、これぐらいでいいっか。と働く人もいます。

働くことによって、英語も伸びるし、お金も稼げるし、いいこともあるんですが、そういったグレーゾーンもあります。

ちなみに13年前オーストラリアに来た私は一切英語が話せませんでした。

OKとThank youとI want~の3ワード。ハローも言えました。

それでも、美容師としての技術は日本で経験を積んできたので、一通りはできます。ただ、英語が話せないだけ。

その時の私の時給は$8でした。

日本だと、最低賃金以下だとありえないくらいブラック企業で、改善要求をすることもできるかと思いますが、ここはオーストラリア。英語が話せて初めて改善要求できる立場にある。そう思っている人たくさんいるはず。だから、最低賃金以下でも文句も言わず働いている人を私はたくさん見てきました。私もその中の一人だった。


私が思うオーストラリアカースト上・中・下どの位置にいるんだろう?


下の下 最低賃金以下。しかも歩合制という悪どい給料体制。1部屋に3人以上で住む。それから、難民として、やってきた人。住む家は政府が用意してくれて、毎月支援もありますが、なかなか仕事がない。

下の中 最低賃金以下ですが、仕事がある。政府支援をもらわなくてもどうにか生きていける。車は10万キロ以上走ったものしか買えない。

下の上 最低賃金はもらえる。仕事も あるけど、労働時間が長い。家は自分たちで借りられるようになる。車は中古車なら買える。

中の下 給料も少し上がったし、休みもとれるようになった。旅行も行ける。しかし、家は買えない。車は中古車でも少し新しいものが買える。

中の中 給料も上がった。休みも旅行も好きな時に行ける。海外旅行もいける。家の頭金がたまったら、買おう。車も新しく買い替えようかな。

中の上 給料はだいぶ増えた。しかし、増えた分税金を支払う分が多くなったため、中の中の方が良かったかも。車は2台持っていてもいいかも。そして家を買える。

上の下 やっと中を卒業。雇われるのはもうやめて、自分で何かビジネスを始めよう。自分が立ちあげたビジネスだから自分が1番忙しい。

上の中 始めたビジネスは軌道に乗った。今は少し時間に余裕が出てきた。家も広くてプール付き。車は高級車になった。

上の上 ここまで来ると、ほぼ働かなくても生きていける。ビジネスも軌道に乗っているし、その出た利益でまた新しいビジネスをして、利益を出して、その利益で不動産投資をして、不動産収入のある。


これがきっと私が生きている資本主義のリアルだろう。

みんな少しづつでも階段を上っている。上を目指して。

これを残酷と思うかそれとも夢があると思うのかは自分次第。

私はきっと上の階段は登れないと思う。階段は登れないかもしれないけど、足は動かし続けたい。

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モンブラン
私の海外育児生活や今までの人生、家族、趣味について(すべて事実)をnoteに全部書いています。そして、少しでも私の記事がお役に立つことを願っています。サポートしていただいたお金は、母に軽自動車を買う費用にあてたいと思っていますのでよろしくお願いします。私に親孝行させてください。