見出し画像

旅行の行けない今だからこそ、価値が光る

オーストラリアに移住してきて、13年目。日本人美容師夫妻と8歳、6歳、1歳の3人の男の子を持つママこと、モンブランです。

今のコロナ禍でみなさんは不自由を感じていますか?

外出規制があったり…

マスクを着用しないといけなかったり…

色々とストレスを感じていると思います。

そして私が住むメルボルンでは州を越えることが法律で禁止されています。

春になると、車で少し遠出をしたり、

夏になるとビーチや観光地に遊びに行ったり、

秋になると恒例の栗拾い。

冬になると雪遊びなどなど。

今はどこにも行くことができません。

私は(飛行機が好きではないので)めちゃめちゃ旅好きではありませんが、車で2時間くらいのところに、お出かけするのはスキです。

今の状況は旅好きな人からすると結構過酷な現実と言えます。

テレビの旅番組、前はそれほど好きではありませんでしたが、最近は、コロナが終わったら、行きたいなーと思ってみています。

画像1

きっとそういう人多いのでは??と思って今日は、私が、ワーホリ時代に経験した、ことを書いていこうと思います。

まず初めにワーホリとは?

ワーキングホリデーの略称で30歳までの年齢制限付きで、仕事をしながら、住むことができます。仕事をしながら住むって当たり前の事じゃないの?っと思う方もいると思いますが、外国で仕事をするには、workビザがいります。workビザがないと観光ビザで入国できますが、期間は3か月で、仕事をしてはいけません。もし見つかると罰金と強制送還です。 

なので、海外で住むには、観光ビザで住むことができますが、仕事をするには、workビザが必要になります。

それを合体させたビザがワーホリです。1年間のうち6か月は仕事ができます。6か月過ぎても仕事がしたい場合は職場を変えるともう6か月働くことができます。1年以内であれば好きな時に日本に帰ることもできます。

このワーホリのビザ代はもう覚えていませんが多分2万円くらい!?

このワーホリを1つの国で1回使うともう使えません。ワーホリを使うなら、違う国に行く必要があります。しかし、2年目もこのワーホリを使いたい場合はオーストラリアのみ延長ができます。

しかし、条件があります。

1年目の間に、3か月間、農業か漁業か畜産にかかわる仕事をしなければなりません。

しかも、場所も中心地からかなり離れた場所限定。

私は、ブリスベンから、車で5~6時間北に行ったところ、バンダーバーグというところで農業をしていました。

そこは、各部屋にシングルベッド1つと2段ベッドが1つの3人生活。小さい冷蔵庫もありました。

キッチンとシャワーとトイレは共同。

キッチンは晩ご飯時間は込み合います。シャワーも7時くらいが込み合うのでなるべく時間ずらしながら、使っていました。

1週間の家賃を$140を払って、このバッパーに住むことによって農家の仕事をもらえるんです。2年目のワーホリビザが欲しい人は3か月間働かないと申請できません。

あさ、4時頃まだ太陽が見えない頃から、準備をして、みんなでハイエースに乗り込みます。

日によって仕事場も変わります。時期によっても変わります。

私は、まずさつまいもを掘る仕事をしました。その日は本当に最悪な日でした。私は、このバッパーに来て最初の仕事。

まず、畑の中の芋を機械で半分くらい掘り出しているので、その半分を土から掘り出して、小さいのと大きいのと機械で傷がついているものは端っこに寄せて、ちょうどのサイズのみ大きなかごに入れていきます。それを各レーン1~2人でやっていきます。レーンが30くらいあるので、自分のレーンが終わると次に移動して同じことをしていきます。

すべて中腰で後ろ向きに進んでいきます。その日は天気が悪かった。小雨が降りだして、畑の土がぐちゃぐちゃになっていき、はいてた靴がぬかるみに入って後ろに進むのもやっとの状態で、雨が強くなってきました。もう、びちょびちょ。さすがに作業できないからと言って強制終了。多分6~7時間くらい作業したと思います。みんなで集めた芋は4かごだったかな。給料はほとんど歩合制。働いた人数で割ってたぶん$16~$20だったように思います。

そんな状態でバッパーに帰ってきました。シャワーは2つしかありません。早いもの順だし、洗濯機も2台しかありません。

ハイエースを早く降りる競争が始まりました。

シャワーに行く人、洗濯機を予約しに行く人。

我先に!!とはこのことをいうのでしょう。

私は初日の仕事というのもあり、ハイエースを早く降りる競争すら参加できませんでした。

その日は、多分最後の方にシャワーを浴びて洗濯は最後の人に一緒に回してもらいました。

それから、1週間筋肉痛で夜も眠れなかったのを覚えています。

農業は雨の日は休みなので、3日くらい休んだあと、また違う仕事をしました。

次は、トマト畑。

トマトの収穫のお仕事。

トマトの苗が植えられているレーンを挟んでに向かい合ってトマトを収穫していきます。トマトの下の方がほんのり赤みがかっているものしかとってはいけません。それ以外を取ると怒られます。緑すぎると、出荷の際も緑のままだし、すでに赤いものだと出荷する頃には熟れすぎるからです。取ったトマトはバケツに入れて、1つバケツがいっぱいになると$2で買い取ってくれます。小学校で使ってた掃除のバケツより少し大きいくらいのサイズ。しかも、もし相手が男子なら、目の前にある取りやすいトマトは先に取られてしますので、不利です。私は、6バケツくらいしかとることができませんでした。いっぱい取ってる人で12くらいかな…

6時間くらいで$12。日当1000円の仕事。

これぞ、まさに奴隷のような扱いです。

そこで、私は考えました。どうすればもう少し早くとれるか?やっぱり中腰はキツイ。中学の時バレーボールをしていました。そのとき、ひざにサポーターをつけていて、いくら体育館でひざからダイブしても痛くないのを思い出しました。スーパーに売ってる食器洗いのスポンジをひざに当てて、タオルで巻き付けてトマトの収穫に臨みました。最初は「これ大発見かも」って思っていましたが、ひざで移動するとどうしてもずれてしまいます。なので、帰ったらずれないように縫い付けよう試みました。実際つけてみるとまずまずの付け心地。しかし、中腰で働く人には叶わず、意味なかった・・・と心の中で落胆したのを覚えています。

それから、言うまでもなく中腰に慣れてきました。

その他も

・ブロッコリーをパキっと折る仕事

・絹さやを1キロ±5グラムを袋に入れる仕事

・芋を箱詰めする仕事

・イチゴの収穫やパック詰め

などの仕事をしました。

それから、2か月が経って私はこのバッパーを卒業します。

あと、1か月で2年目のワーホリビザが申請できるのになんで??

と勘のいい方は気づくと思いますが、その理由については、明日またお伝えします。

画像2



いいなと思ったら応援しよう!

モンブラン
私の海外育児生活や今までの人生、家族、趣味について(すべて事実)をnoteに全部書いています。そして、少しでも私の記事がお役に立つことを願っています。サポートしていただいたお金は、母に軽自動車を買う費用にあてたいと思っていますのでよろしくお願いします。私に親孝行させてください。