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映画感想『閉鎖病棟』

就職活動のために出歩くが、基本は閉鎖部屋に引きこもっている。
こんな私がまともなわけないかもしれない。
しかし病院に行く勇気がなければ入院する気もない。
そもそも任意入院ができるのかどうかすらわからない。
そんな確固たる信念を持った私が決意する。
このままニートになりたいと・・・そんなやる気前回の私は閉ざされた映画館まで移動する。

タイトル:閉鎖病棟
  https://www.heisabyoto.com
 
 
今回は、『羊の木』並に糞だった。
何が言いたいのか全くわからない作りだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以下酷評。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
少女が義父にレイプされ、妊娠するが、母に離婚を懇願も叶わず、家を追い出される。
母は、娘が義父を寝取ったとでも解釈たのかもしれない。
親失格なのは仕方ないにしてもその少女は自殺せずに生き長らえたのは救われた。
何より、家を追い出される前に、義父にレイプされ、妊娠したことで部屋に閉じこもり生活になった。
しかも食事をしないのだから絶望が彼女を襲っていたのだろう。
その期間1ヶ月間ほど。
母は精神病院に娘を連れていき、入院させた。
その理由が糞で、再婚の夫と一緒にいたいがためというから驚く。
だから精神病院に詰め込むと言うか厄介払をすると言うか、目の届かない場所に追い払うのはどうかと思うが。。。
まっしゃ〜んめぇ。
女のやることに驚いていたら何もできないだろうことは想定内だ。
で、その病院で、少女は殻に閉じこもった生き方をしていた。
しかし、鶴瓶さんたちに助けられ、心を開くことになった。
ようやく頑張って生きようとしたところに、場違いな入院患者が彼女をレイプするという泣きっ面に蜂とはよくいったもので、彼女を殴り倒し、我が物にするという反吐が出る場面を見せられる。
しかし、演技だというのもよく解かる場面に反吐が出る。
もうちょっと演出があっても良かったと思うが。。。
本当にレイプするのはどうかと思うが、何もせずにレイプしたことにする絵だけを見せられてもな。。。
 
そのまま少女は何処に消える。
 
鶴瓶さんと一緒につるんでいた幻聴持ちの任意入院の男がレイプを撮影した男に相談され、それを鶴瓶さんに相談することで、、、話は進むような進まないような。。。
 
鶴瓶さんは、そもそも死刑囚で、死刑執行を受けたのに死ななかったため精神病院に追い払われ、たらい回しにあい、今の病院に落ち着いた。
当時の絞首刑で後遺症が残り、車椅子生活を余儀なくされて数十年過ごす。
当然腕力はないわけだが、自力で車椅子を動かす力程度はある。
 
だからとは言え、陶芸用のナイフでレイプ犯を刺し殺すことは不可能だと思うぞ。
そこも無理がある設定に首を傾げる。
人間はひ弱な動物かもしれないが、ナイフ一本で死ぬほど弱くない。
首を掻っ切って悶え苦しみながら死んでいくさまを見せつけられれば納得いったが、、、
防寒着とは言わないが、寒さ対策の服を来た上から鋭利とは言い難いナイフで刺したところで致命傷になるとは思えない。
しかも腕力にねじ伏せよう気概のレイプ犯に車椅子生活の非力な老人が立ち向かったところでな。。。
 
しかもこのレイプ犯はなぜ病院に入れられているのか全くわからない。
他の患者と異質な言動で、かなり場違い感があり、その説明もないため、滑稽なヤラセ映画にしか見えず、その結果何が言いたい映画なのかがわからない状態になっている。
話にならない内容に、空いた口が塞がらない。
ぬぅ。
 
入院患者の症状によって病室を分けずに、暴走した状態のまま自由に歩き回らせるからな。
おかしいって。
結局は創作小説から抜け出せていないようだ。
実際がこんな状態だったら驚くよね。
まじでレイプがまかり通っていることになる。
職員による患者への暴行もあるらしからレイプが発生するのも当然なのかもしれない。
しかし表に出ることのない事件だからこその閉鎖病棟なのかもね。
 
一番の疑問点は、何がどのように閉鎖されているのかわからないこと。
かなり自由に行き来ができるのは理解できない。
カギの掛かったフロアはあるが、あまり意味をなしておらず、外泊許可も一人で出掛けるというぶっ飛んだ設定になっている。
一人で行動するならば、精神病ではないのではないか?
軽度で入院している?
どのような理由だろうが、付添人のような見守りが必要だと思うのだがな。。。
だからこそ見栄を張った婆さんは入水自殺したわけだろうし。。。
 
精神病院というのはこんなにも開放されているのか?
患者は100円の金つばを購入し、それを病他の患者に150円で販売するほど自由が許される意味がわからない。
そもそも一人ひとりの患者が自由に使える金を常に持ち歩いている意味もわからない。
どういう事!?
多少持つことはあるかもしれないが、病院生活でそこまで金が必要なのか?
保護者などいるから入院できるわけだろうし・・・大金を患者が持つことに納得できない。
 
屋上も鍵がかかっていない。
自殺者はいないことを前提にしているのはありだとして、看護婦が洗濯物を干している横を少女が通り抜け、鶴瓶さんが飛び降りるなと叫んでいるのに、なぜか看護婦は出てこないというマヌケっぷりにも驚く。
 
何より、そこいらにある学校でのいじめのほうがよっぽど閉鎖された空間に思えるのだが、どうなんだろう。
精神病院を題材にするにより、閉鎖学校のほうが実感しやすいように思うのだがな。。。
 
精神病院に入院する患者よりも少女をレイプした義父や患者を監視するのをサボった医者などを入院させたほうがいいぞ。
いわゆる健常者と言われる世間で生活している一般人を入院させて、入院患者を世間一般に出させれば、みんなが幸せになれる・・・わけないか。
ヒューマンズー
 
もう一つ精神障害者を押し込める場所があるならば、精神病院ではなく、国会になるだろう。
国民の税金を無駄遣いするのが議員なのだからいいきなもんだ。
そのしわ寄せが国民に来るのだから国民総出のコントだよ。
私は私で頑張ろう。
無賃金労働になるならば、それがネタになる。
ふふふ。
楽しみだ。
 
今の生きる目標は、『スターウォーズ』を劇場で見ること。
数日後に公開だ。
ふふふ。
楽しみだ。
 
そんなことより、鶴瓶さんの車椅子姿もおかしい。
最後に立ち上がろうとしていたのだが、かなりの筋肉が下半身についていなければ、あそこまでの中腰はできないはず。
そして、あの中腰ができるならば、必ず立ち上がることができるであろう姿勢だった。
何より、脊髄損傷で車椅子生活なのだから足に力を入れられないと思うのだが、あそこまで自由に足を動かせるもんなのか!?
 
看護婦の使っているパソコンが古くて笑える。
原作当時の感覚で言えば最新機種でも今から見れば古い。
 
最後の法廷での鶴瓶さんの無言も理解できない。
何のために身代わりに殺人をしたのだろうか。
何か言えよ。
 
少女の立ち直り方もよくわからなかった。
どうやってレイプ被害を克服したのだろうか。
男に目覚めたわけでもなさそうだし、性の開放をして開き直ったわけでもなさそうだし、何かしらの目標を作ったわけでもなさそうだし、、、それなのに看護婦見習いのような仕事に付いているし。。。
 
 
結論は、何が言いたいのかわからない映画だった。
 
以上。
 
鶴瓶さんは老い先短い人生だから少女の代わりに、レイプ犯に報復してやろうと思っての行動なのだろう。
しかしそれを誰にも言わなかったのに、少女自ら吐露するという・・・鶴瓶さんは最後まで信念を貫き、何とかして少女に発言させないように踏ん張ってほしかったよ。
漫画「死役所」でも同じような話がある。
これも映画化されるらしく、結構期待している。


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