映画の感想『GODZILLA 星を喰う者』

映画好きでもなければコレクターでもない。
しかし、映画のチケットが溜まっていく。
世の中不思議なこともあるもんで・・・貯蓄を喰い潰す者として、宣言する。
再び働き始める、と。
プログラミングで人生再起動させることはできないようだ。
むしろ、私の脳みそをコンピュータに置き換えた方が人生バラ色で細々の人生から抜け出せそうに思えるのだが・・・。
どうしても抜け出すために映画館に向けて突っ込む。

タイトル：GODZILLA 星を喰う者


関東時代はあったらあっただけ使っていたため、ほぼ貯蓄はない。
しかし、数年前の失業保険の貯蓄があるため、それで食いつないでいる。
正確には、連続映画鑑賞を途絶えさせないように生活できているというべきか。
今回は、1年間も働いていないため、失業保険は出ない。
確実にやばい。
バイトでもいいので収入を確保しなければならない。
むぅぅぅぅ。

売れるものは売らなければ、連続鑑賞が途絶えてしまう。
もとい、餓死してしまう。
何より、macbookAirを買わなければならないからどうしても大金が必要だ。
しかし、WindowsOSより使い勝手がいいからな。。。

使い勝手がいいのはMacbookAirだけではない。
ナノメタルの使い勝手も程よく馴染むほどに自分の手足であるかのように使える。
むしろ、ナノメタルが体に馴染む以上に体の支配を任せれば、最高速度で最適解を見つけてもらえるようになる。
これぞ究極の生命体と言えよう。本人の意志がなくなるけど。。。

そんな生命体が映画感想を述べる。
ちなみに、映画館に足を運ぶ交通網は軟弱で肌に合わない人が多いのだろう。
私一人で見る羽目になった。

究極の生命体とは何ぞや。
前回は2作目だった。
その時に鑑賞したときは、地球を守る宇宙人の率先で、ゴジラをやっつけるはずが、無様な犬死をしてしまった。
何のためにナノメタルと融合して、自我を捨てたのか・・・主人公は怖気づき、ナノメタルとの融合を拒否したけど。
臆病者こそが勝利を掴む法則
宇宙人V.Sゴジラ
で、地球を手にするのは地球人^^
主人公は主人公なので何をしても許される。
漁夫の利での勝利も問題なし。
そう思えたが、結局勝てずじまいで3作目に引き継ぐことになった。

以下、率直な感想というか核心部分に触れる。

クッソつまらない。
ゴジラを倒すために、異次元の世界から対生物を連れて来るとか無いわぁ～。
しかも、その生物からの攻撃は受けるが、その生物へは攻撃できないとか漫画の枠を飛び出して、異次元の世界に迷い込んだかのような錯覚をしてしまう。
本当にまともな人間が作った作品なのか!?
そんな一方的なことになったら誰もがゴジラを応援するのは明らかだろう。

ゴジラが持ち上げられるのはいいとして、ゴジラが開放され、地面に落ちたときの衝撃はないの？
あの図体が落ちたのだから観察している人間たちにまで被害が及ぶはず。
何も説明がないからな。

しかも、少女を孕ませるのは何なの!?
制作陣の趣味か？
しかも、途中で流暢に話した瞬間があったのは何でだよ。
テレパシー能力のときのみ流暢ならわかるが、それ以降に現れたのはミスにしか見えない。
片言に戻るからな。

ゴジラを誕生させたのは、神の意志であり、人間はそのための前座でしか無い生き物だという諦めに似た悟りは素晴らしかった。
人間は、地球で頂点に君臨した生き物ではない。ゴジラを誕生させるための歯車でしかない^^
水爆実験をするまでの人類の成長は、ゴジラ誕生までの踏み台という恐ろしい発想は、通常出てこないはずだからな。

最高に素晴らしいと思ったのは、宇宙人であるエクシフからの幻術(?)から逃げるために自殺して、その後も人類は存命し、飛躍的な科学の進歩もなくほそぼそ年を取っていく姿を見られたことだろう。
地球がゴジラに支配されたままとはいえ、人類は地球で生活できることに安心した。
主人公がナノメタル化した彼女を道連れのために、ゴジラに突っ込んで死ななければ、必ずギドラを地球に呼び戻すことになり、最後は地球が滅んでいたことだろうからな。ナノメタルの使い方がわからないのに、ナノメタルを使うために再起動させるという途中経過を一切説明してくれないという暴挙映画だよ。
それを考えれば、宇宙空間に停泊していた宇宙船が破壊されて、生き残りがいなかったことも未来の地球が守られることの証なのだろう(宇宙人が搭乗しているからな)。
地球を手にするのは地球人^^
主人公は主人公なので何をしても許される。
濡れ手に粟での勝利も問題なし。

他の疑問点は、ギドラを召喚するときの儀式は、生贄が必要だったということだろうか。
普通に呼び出せそうに思うのだが・・・。

主人公をヨイショするエクシフ(宇宙人)の存在が気持ち悪い・・・とにかく3部作の中で一番ひどいように思う。
エクシフによる主人公を手助けすることや憎しみが宿るまで待っていたというのは、後付の理由にしか見えない。
しかし、最後良ければ全て良しということで、楽しめたといえば価値のあった時間だったと納得できよう。