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映画感想『ヘルボーイ』

ようやく秋の季節がやってきた。
前年はがむしゃらに映画鑑賞をした日々だった。
今年もそうするつもりだったが、なにせ無職になったため、できそうにない。
景気回復に貢献するためにも映画鑑賞を控え、家に閉じこもり、今まで以上に出費を減らす必要が出てくる。
そのため、減るどころかアゲアゲの少年である私は、アゲボーイとして映画館まで移動する。

タイトル:ヘルボーイ
  http://hellboy-movie.jp

今回は、地獄の少年と言うなのおっさんが人類を助ける話だ。
 
外見はかなり気持ち悪いことも確かなのだが、地球人を助けるというから更に気持ち悪い。
角があるはずなのに、なぜか折れているし。。。
滅びの右手を持っているため、左右で手の大きさが異なる。
 
人外魔境での出来事から逃げるように隠れた生活をして、20年前に死んだ老姉妹と同棲しているから気持ち悪さは倍増する。
なぜにゾンビになった婆さんと同棲しようと思ったのか不思議だよ。
女なら誰でもいいのかよ。
過去に助けた礼として生活を助けてもらっているようだが、私は未だに親のスネカジリで生活している(そんなこと主人公には関係ない)。
 
ヘルボーイに助けを求めた老人も50年前から変わらない姿なのだから奇っ怪な存在だ。
そんな爺さんは闇が呼ぶなかから主人公をストーキングしたのか、探偵でも雇ったかも知らないが、ずっと居所を探して突き止めた。
 
その理由は、屠った巨人が復活するため、狩猟をしてほしいからとのこと。
3体までなら何とかなるらしいが、今回はそれ以上が一斉に目覚めるらしく、対処できそうにないため、主人公を呼んだ。
 
そんな話の原作が今回現代風に映画として蘇って上映した。
危うく鑑賞を見逃すところだった。
何のために前売り券を買ったのやら。
 
原作は、白鬼夜行編を元にしており、アーサーと魔女にまつわる内容だが、原作を持っていないため、比較はできない。
もちろん、現代風に変更しているため、本筋は変えていないもののちょっとしたところは変えているのは当たり前だろう。
初見で理解できる内容にしなければ興行収入に繋がらないからな。
 
しかも、役者がわざわざ経緯を説明して、観客が混乱しないような配慮をしているところも必見だろう。
スターウォーズやマーベル作品のシリーズ後半になったら説明がないため、初見者にはかなりきつい内容になっていることを考えれば、さすが初物映画だと称賛できる。
 
頭のいい人たちが台本を練り上げたことがよく分かる。
どのような仕事をこなそうが、受け取る給料は同じはずなのに、ここまで受け入れやすい話の流れはなかなかお目にかかれないように思う。
会社と脚本家の間に、凡人では理解できない契約ごとがかわされているのだろう。
 
そして、主人公がバーバヤーガの家に招待された時は、なぜ隔離された場所に住むことになったか説明するから面白い。
会社と脚本家での契約をこなしている裏では、バーバヤーガと主人公も契約をする。
しかし、バーバヤーガは、主人公が約束を守らないことに腹を立てた。
契約不備なだけなのだが。。。逆恨みというやつだろう。
人間であれば正式に契約を結ぶため、契約違反は絶対ないありえない。
 
ところで、私がアレア品川でドコモの開発をしていた時、1階から簡単に共連れ入館できるが、そんな軽率な行動を取らない契約をしたはずなのだが、なぜか一方的に約束を保護にされて契約が無くなってしまった。
セキュリティテストに合格したら契約が決まるはずなのに、合格した事実を無視して契約破棄をされてしまった。
大変残念だが、契約社員なのでしかたなく次の仕事を探した。
まっそれが現実よ。
 
何より、マーベルコミックやDCに次ぐアメコミとして映画進出したわけだから慎重に事を進める必要があるのも確かだろうし。。。
過去に上映があったとしても歴史の勉強をしていないため知らないままだが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以下、概要。
と言うか、ネタバレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カラスが死体の目玉を突くところから映画の始まり始まり。
全体的にこんな描写が至るところにある。
 
世の中に魔物がいることを前提とした世界観ではあるが、普通の一般人はそれを知らない。
ごくひとにぎりだけが把握している感じだった。
『メン・イン・ブラック』的な世界観だと言えばいいだろうか。
 
しかし、主人公には角がある。
それでも一般人にはそれを気にしないフシがあり、私にはその境界線をつかめない部分がある。
そもそも主人公はその角を折っているため、角があったことに気づかないだけなのかもしれない。
 
その主人公は、ナチスの手によって召喚されたとのこと。
また、ナチスが悪者か。
いい加減にしてほしいよね。
どうせなら日本の政治家を悪者にしてほしいよ。
10%の消費税を科して、国民に何の恨みがあるのか。
おちおち映画を見ることすらできない。
 
今までの映画感想を販売しているのに、誰も買ってくれないため、一方的な支出だけが膨らんでしまっている。
あぁ。。。
 
収入が欲しい。
まじで職が欲しい。
 
そんな強い思いを持ちながら7日間のうち24時間ゲームしていることに気づいた日に、ゲームを消そうと思いながら映画鑑賞したり、見終わったらゲームしたり、、、
 
とにかくひどいニート生活だ。
普通に生活することができない。
それはカフェで注文した時もそうだ。
ショートサイズを注文したのに、トールサイズで会計されてしまった。
なぜか、店員から馬鹿にされ、会社ぐるみになっているのは、私のキャラ設定がそうなのだろう。
なんて日だ。
 
そう言えば、映画の終わりに、主人公は育ての父の墓前で酒を飲んで愚痴っていた。
ひどい生活だったが、霊体が眼の前に現れた時は、自身を奮起して次作も頑張るような発言をしていた。
かつ、エンドロール後も次作があるような話をして終えた。
 
エンドロール後も話が続くのはアメコミ映画として当たり前になっているのかな。
だったらエンドロール時に、NGシーンを流してほしいよね。
それは、ジャッキーチェンの専売特許か。
 
 
 
本題の概要
 
 
巨人を相手に狩猟を行うために橋付近で待ち伏せた時、なぜか同伴した仲間に裏切られ、殺されそうになった。
そこに居合わせたのが巨人だ。
その巨人に仲間が殺されたことで、主人公は殺されずに済んだ。
そして、弔い合戦か仇討ちか知らないが、巨人を倒したところで気を失った。
そもそも、原作は巨人3体であれば問題なく倒せる話だったのに、今回の映画は3体になったら無理だと嘆いていた。数を変更した理由は何だろう。
 
そんなことより、
目覚めた時は女性の寝室だった。
 
主人公はその女性を知らない。
しかし、助けられたことは確かだ。
そして、その女性から助けた恩を押し付けられてしまった。
「これは貸しだからな。」
だってさ。
そんなやり取りがかっこいい。
一生に一度は言ってみたい台詞だよね。
 
何より、見ず知らずの女性の寝室で目覚めたまま帰るわけには行かないため、誰なのかを確認することにした。
そうしたら昔助けた女性だと判明した。
 
しかも、その助けた時期と言うのが新生児のときだから面白いと言うか何の因果か。。。
 
新生児の時に、妖精に誘拐され、そこを救ってもらったのだが、妖精と一緒にいたためか、死者と話ができる能力を身につけ、死者を成仏させる能力も身についたのだから主人公もびっくりだ。
 
 
話がすすむうちに、本当の敵は巨人ではなく、魔女だということになった。
 
過去に、アーサー王がエクスキャリバーと言う剣で倒した。
しかし、魔女と言う設定は便利らしく、体をぶつ切りにされても生きており、仕方なく箱に入れてバラバラに保管した。
それを組み合わせて復活させた動物がいる。
 
それが妖精にさらわれた新生児の身代わりだ。
妖精が新生児を誘拐する時、身代わりを用意する。
外見はその新生児とうり二つなので、本物の親であればその違いに気づく。
だからこそ、主人公に助けを求めた。
しかし、身代わりを捕まえておけばよかったのに、捕まえそこねたからこそ今回の事件に発展してしまった。
 
うり二つという言葉は、『アス』を彷彿させるが、全く無関係であり、むしろ関係性を見つける行為自体病気だろう。
 
その『アス』の内容は、地上で生活する人間のクローンが地底で生活しており、ついにクローン人間が地上に這い出て人間に復讐し、人間として生活しようとする内容だった。
復讐も何も人間の生活に憧れを持つとは思えないのだが。。。
全く面白くなかったが、時代背景や目的などがわかれば面白いと思うかもしれない。
しかし、映画とはそこまで配慮して楽しむものではないだろう。
 
今回とは全く関係のない話にそれたので、戻す。
 
身代わりの新生児に似た動物の正体は、豚だか猪だかよくわからない二足歩行の化物が本来の姿だ。
身代わりとして育てられていれば人間として成長でき、何不自由なく人間生活に馴染めたはずだった。
しかし、主人公に正体を暴かれたため人間の姿になれず、当然人間生活ができない。
そのため、人間の目に触れられないように地下で生活し、復讐の機会を伺っていた。
魔女の復活に手を貸せば、人間に戻れるだけでなく、人間生活ができるはずだった。
そんな時代背景が違和感なく挿入されており、女性が主人公を助けた理由がわかり、初見者歓迎の映画だとわかり、好感がもてる。
 
んで、
いっときは魔女の力で強大な力を手に入れて主人公を追い詰めたのだが、魔女が主人公に惚れていたため、結局その豚は魔女に殺されてしまった。
 
豚哀れ。
しかし、自業自得でもある。
人間の生活に憧れるからこうなる。
豚は豚なのだよ。
豚が人間になれるのは『紅の豚』ぐらいだと思う(元が人間か)。
 
主人公は魔女の力で人間を滅ぼすように誘惑されるが、育ての父の助言を受け、魔女の首を落とし、さらに奈落の底に落とした。
主人公がヘルボーイと言われるゆえんはココにある。ナチスの手により地獄から召還された少年だったとは言え、一人の怪物ハンターが根気強く育てた甲斐があったわけだ。
 
世界は事なきを得た。
めでたしめでたし。
 
 
面白かったが、これ一本だけでは評価しづらいような内容でもあった。
シリーズ1作目と考えるならば最高評価を付けても問題ないだろう。
次作は今作を上回ることが決定するわけだからな。
 
今作は面白い。
そのとおり。
 
 
以上。

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