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笑顔の奥にあるものー蒼木陣ファースト写真集「夏音」を見て
蒼木陣さま
こんにちは、いつもありがとうございます。
いつも、と書きましたが・・・初めてお手紙いたします。
ファースト写真集「夏音」発売、誠に誠におめでとうございます!
わたしは維伝からファンになったまだまだ新参者ですが、写真集が形となったことがとてもとても嬉しくて、その気持ちをお伝えできたらと思い、いまこれを書いています。
☆お知らせ☆
— 蒼木陣(あおきじん) (@ORANGEJIN) March 19, 2021
5月に写真集の発売が決定しました!
維伝公演中、今の自分を形に残しておきたいとお願いして始まりました写真集。
コロナ禍の影響を受け少し時間は経ってしまいましたが、28年で出会ったいろんな自分を納めてもらえた写真集になっていると思います!
(5月1.2.3日イベント開催予定) pic.twitter.com/kgYQoXNag5
手元に届いたー!!!おおおおぉぉぉーーー😭😭😭ムツー😭写真集を出そうって思わせてくれてありがとなー😭😭おんしのおかげじゃー😭
— 蒼木陣(あおきじん) (@ORANGEJIN) April 27, 2021
明日の23:59まで予約受付中です皆さんも是非お手元に置いてやってくださいー😭んぉぉぉぉぉ
1冊券 https://t.co/rWCzh6Uq7n
2冊券 https://t.co/y3qTaoISOK pic.twitter.com/TObA96VR2A
ブログを更新しました
— 蒼木陣(あおきじん) (@ORANGEJIN) April 30, 2021
「4.30」
皆さまありがとうございます☺️#裏表紙だッhttps://t.co/8sX3BG44Hs pic.twitter.com/d2bkv0MbxP
1冊通して見て、ここち良い風が吹き抜けたような・・・
大切に選ばれたであろう1枚1枚のショットから感じられる、陣くんと制作チームの空気感や想いを、写真集という形で見せていただくことができ本当に嬉しいです。
あたたかい気持ちを届けてくださり、本当にありがとうございます。
✴︎
公演中に撮ってもらった写真が、自分でもびっくりするくらい、いい顔してるなって思えたんです。演じさせていただいた役が、すごくポジティブで明るかったのもあるんですけど、初めて本音で自分を肯定できたというか、今の自分好きだなって。座組も本当に良かった分、いろんな方との出会いなどを通して、「今の自分を残しておきたい」と思えたのがきっかけでした。
維伝を経て「今の自分を残しておきたい」という思いが、写真集制作に繋がったという話。
陣くんのファンになるきっかけが維伝だったわたしにはとても嬉しく(「なんちゃあない」にどれだけ勇気をもらったことか!)、同時にとても羨ましい気持ちが芽生えました。
かけがえのない経験、そして、そこから自分自身の好きな部分を見つけられること。
わたしもこれまでのありとあらゆるご縁に感謝していますが、その出会いの中での自分自身がどうだったか、ちゃんと向き合ったことってあまりなかったなと(社会人になってからは特に)。
大切で愛おしい人たちの顔、経験できて良かったと思える出来事、大好きな作品のシーンはたっくさん浮かんでくるけれど、そこに居たわたし、それに触れたわたしはどんな顔をしていたかなんて、正直、朧げ・・・
すごくもったいないことしてたな・・・と、今なら思います。
自分ことを認めてあげられる瞬間が、今までに何度もあったのかもしれないって。
いい経験をしたら、その中に居た自分を振り返って、「ほら〜そこそこ頑張れてたじゃん!」とか「これができたんだから次も大丈夫っしょ〜!」と、自分に声をかけてあげること。
自分らしい表現方法でその時その瞬間の自分を残しておくこと。
これから先、これを実践できたなら、自分のことをほんの少し認めて好きになれるかもしれません(わたしにはとてもむずかしいことです)。
ただ、出会いや経験の影響を感じ取れるのって、その真っ只中にいるときじゃなくて、やっぱり少し時間が経ってからなんですよね。
それを振り返る間も無く、流れ流され、日々過ぎていく・・・
その流れが、コロナ禍によって強制的に緩やかになりました。
勝手な想像ですが、陣くんもその時間で写真集への想いがますます大きくなったのでしょうか?
✴︎
僕、一番写真集に残したかったのが、今の「笑顔」だったんです。この笑顔には、刀ステで演じた陸奥守吉行の影響がすごく強くて。強さや明るさ、ちょっと泥くさいところとか、全部ひっくるめた陸奥守吉行という存在と触れ合うことで、たどり着いたのが今の僕だなと思っていて。
陣くんのことは”好きな俳優さん”のさらにその先、”信頼できる表現者”として見ていますが、そう思うようになった理由のひとつも、笑顔。
自分らしさとして「笑顔」を挙げられる人は、こころのとても強い人だなと思います。
楽しそう嬉しそうに笑う奥に、世の中かなしいこともくるしいこともあるよねと、ちゃんとわかった上で笑ってくれているような安心感。
笑顔が素敵な人はたくさんいるけれど、あぁこの人の笑顔は信頼できるな、と思える人はほとんどいません・・・少なくともわたしの中では。
「夏音」をめくりながら、陣くんのこれまでの生き方すべてがこの笑顔に繋がったんだなと強く感じました。
一直線に走ってきたように見えるけれど、それはきっと真っ直ぐ走りたい!真っ直ぐにしてやる!と足掻きもがいてきた努力の賜物。
とても人間くさくてかっこいいなぁ!
この爽やかで清々しさ120%の写真集から、最終的にはそんな感想に辿り着きました。
・・・解釈違いじゃないとよいのですが。
✴︎
最後に。
先日、谷川俊太郎さんの『幸せについて』でこんな一節に出会い直しました。
目の前にいなくても、その人がいると思うだけで幸せになれる、そんな「その人」がいるのは幸せだ。
ファンになってこの1年。
陣くんを知れば知るほど、そのあたたかい人柄に魅了され、何度も何度もこころを救われました。
陣くんはわたしにとって”その人”のひとりです。
そして陣くんは、陣くんにとっての”その人”たちの幸せを、自分のこと以上に願い喜ぶことのできる人だと、わたしは思っています。
そんな陣くんが魅せてくれる表現活動にとても興味があります。
これからもっともっと活動の幅が拡がって、いろいろな陣くんに出会えること・・・その期待をエネルギーにわたしも頑張ります。
本当に本当に出会えて良かった。ありがとうございます。
陣くんがいつも素直で真っ直ぐな姿を見せてくださるので、わたしも負けないくらいそのままの気持ちを書きました。
ありったけの感謝を込めて。