視点を変える発想のない現代人の考え

大企業を含めて、既存のルールに縛られるのが、現代人の中に見られる特徴だと言える。

法律に関しても製造業や企業全体の経済の事など、全く無視して作られているモノばかりに思える。

消費税を減税すると言い出した総理大臣を名指しで批判する財務省のような省庁があるみたいに、東大や国立大学を卒業後に、社会経験もなく国のデータを扱う仕事に就く事で、官僚などが勘違いをしたまま国の方針が定まらずに迷走する。

全世界で同じ事が起きてる訳だけど、最近、僕が個人的に思うのは、ある程度の主流の流通や物流が出来上がり、移動手段が確立されてるものなど、主要な産業は、大きな変革は起きないと思って間違いない。

最近、ホンダの初代バモスなどの形を海外の発展途上にある、僻地などの専用で開発するのは面白そうだと思ってる。

日本でも農業用の小型特殊車両があるのですが、まだ、道路輸送に関する法律など、細かいルールのないアフリカなどの僻地など、販促を広める場所は沢山あったりする。

360㏄の菜種油を燃料にする、バイオディーゼル・エンジンなどで動く自動車など面白いですよね。

これは日本の筑水キャニコムという、農業や土木作業用の運搬車などを開発販売してる企業の商品をロシアで販売してる方達だと思うのですが、360㏄のディーゼルエンジンで、時速15km/h(小型特殊車両)の制限速度で稼働するように設計されている。

農業用には、これに似た車両が沢山存在する。

農業用に開発された、農薬などを専用に散布する車両のスピードスプレイヤーという小型特殊車両。

長野県の果樹園などで、よく見掛けます。

これらの車両に使われるエンジンなどは、クボタやヤンマーなどの農業用ディーゼル・エンジンが使用されてる物が殆んどです。

最近は海外の輸出専用として、数多くの小型エンジンが開発されてます。

プロパンを使う物が主流になりつつあるのですが、実際には、菜種油を主原料にするバイオ燃料などでも戦時中の頃から日本のディーゼル・エンジンは動いてるので、歴史的に言うと90年以上のノウハウがあるという事です。

今でこそバイオ燃料というワードが沢山みられるのですが、実は、100年近く前からバイオ燃料はずっと使用されて来たものだと理解できる。

小型のディーゼル発動機を車両用に使用するのは、過去に360㏄ディーゼルの軽トラックで、ヤンマーのポニーKYT360という車両がありました。

ディーゼルなので、音はどうしてもうるさく耳障りな部分もあると思いますが、日本での使用に限らず、海外のユーザーなどにしてみれば、使える事の方が大事なので、日本を捨てて海外に出る事の方が重要になる。

初代ホンダバモスのようなフルオープンで使用できる軽トラックなどの需要は、今でも海外では重宝される場所があると思います。

エンジンも農業用の特殊なディーゼル・エンジンを使用する事で、ロシアやウクライナなどでも菜種油の生産量が多い地域も存在する。

中国とカナダが菜種油の生産量の多い国ですが、菜種やヒマワリなど、油の採取できる植物油の原料は沢山あります。

農業と工業を両立する為の運搬や作業用機械の在り方を見直す時期に来てるのだと思う。

※ 都内の移動で使われる自動車の平均時速17km/hを見ても分かるように、交通が渋滞する首都圏のような場所で、普通乗用車を使用する意味は殆どない。

農業用の運搬車両程度の速度(小型特殊農業車両 時速35km/h)があれば、首都圏の移動に掛かる時間的な移動速度は賄える。

日産ノートではないけど、パラレル式のハイブリッドであれば、発電機として、小型のディーゼル・エンジンでも事が足りる。

バイオ燃料の水との親和性の部分で、燃料としては日本では使われる事がない。

水分(湿度や結露)との兼ね合いで、日本では、余り利用価値がないと思われている。

燃料の保管技術の問題や燃料の添加剤(水抜き)の開発など、不具合を便利にする為に既存の石油燃料の方がコスト的に安くなるからです。

用途を限定して、海外の途上国や農作業用などの限られた用途の工作機械としての運用は、アメリカも含めて需要が見込める地域も多い。

特に、サーフボードを乗せて遊びにも行けたり、レジャーでも使える。

米国で軽トラックが農家に重宝されてるように、高価な運搬用の自動車ではなく、敷地内を移動するのに便利で燃料代の安い車の需要は意外とニーズがあるので、目線を変えて民衆が何を求めて何を欲しているのかを理解する必要がある。

イギリスでも日本の軽乗用車の輸出台数が増えてるように、投資にお金が掛からず、安い燃料コストで運用できる植物油由来の燃料で動く車は、今後、人気を得ると思う。

燃料の保存方法や添加剤(水分除去)に関する保存方法が確立すれば、小型ディーゼル・エンジンの開発に、新しく注目が集まると思う。

ラーメンや日本のファストフード的な発想で、コンテンツが重要だと気付けば、ヨーロッパや他の国々でも、流行りそうな気がするのだけれど。


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