意外と開発が遅れてる航空産業の分野
航空機の多くは開発や解明が進み DIY で自分で組み立てるキットが、米国や仏国などでは産業化が進んでいる。
意外と競技人口の多い熱気球とは別に、熱飛行船というモノが存在する。
一見すると、ただの飛行船のように見えると思うけど、これは熱気球と同じ空気を熱で温めたガスを浮力に使う熱飛行船という分野。
開発者(事業者)も少なく、用途も広告利用程度に限定される為、開発を行なう企業が少ない。
実際には、軍事利用(地雷などの低空からの発見)や無線の中継基地(HAPS)など、用途は山ほどある。
完全な無人機として、原発の使用済み核燃料を再利用すれば、人工衛星よりも安全に管理して空に飛ばす事ができる。
映像のモノの形は、実際には、熱飛行船には向かない。
高専などで授業を受けていれば、理屈を知ってる人は直ぐに分かる。
でんじろう先生のこの動画のように、細長い物を熱を蓄える際に熱が移動するので、浮力が生まれない欠点がある。
熱飛行船を作る場合、気球と同じように熱を貯める為の部位を個別に仕切ってボール型の形状にする方が浮力を得られる。
縦に二つか三つ、またはドローンのように、4つの風船を四角いフレームで繋いで2×2にするのが理想的な風船の配列になる。
現在の風船は、インフレーターと呼ばれるエアフレームを形成するベッドやテントなどのように、骨組みの役割を果たすエアフレームを作れる。
テントなどで使用されるインフレーターと呼ばれる仕組みを使用して、一定の圧が掛かるとブローオフして空気を適正に排出する仕組みを設けること、高高度での風船の破裂を防ぐ事を念頭に入れて開発する必要があるけど、飛行船の風船部分の内部を2つないし3つに分割して、熱した空気を個別に貯める事ができる。
外観上は、飛行船のように流線形の形状をした作りでも、中に仕切り壁を設けて、個別の風船が3つほど並んでる仕組みにする事で、浮力を作ることが可能になる。
特に高出力を生み出す訳ではない、一定の熱を放出し続ける核廃棄物のようなドラム缶の重さが、直径430mm、高さ1300mmで、約500kgほどの重さなので、摂氏400℃の温度を常に放出し続ける熱源として利用するのに適してる。
ロボットを使用して5年に一度くらいの割合で、温度の下がった燃料を交換するだけで済むので、メンテンナンスも上空 3000mくらいで利用する分には、劣化や鳥の攻撃を受けても損傷も少ないだろう。
「HAPS(High Altitude Platform Station)」のような仕組みを低高度で利用するので、LAPSという名称に変えて、低高度で利用できる熱飛行船として無線の中継基地にするだけで、インフラ整備ができないアフリカや山岳地帯などでも利用が可能になる。
低コストで運用でき、熱源も核燃料の廃棄物を利用する事で、常に電力と浮力に必要な熱を供給し続ける事ができる。
原発反対運動をしてる人達から見たら、僕はマッド・サイエンティストにしか見えないと思うけど、実際にインフラ整備に困ってる人達にとっては、こうした理に適った通信インフラや地雷除去などに使用する熱飛行船は、インターネットの普及にも寄与する。
スターリンクのシステムは、大陸側では通信障害があるので、携帯電話の無線インフラとしては、こうした小型の熱飛行船の方が圧倒的に使い勝手が良い。
複数の熱飛行船を熱気球と同じように、偏西風を利用して風向きと風の流れを利用して、上空で滞空循環させる仕組みを作れば、500kgほどの重さの核燃料の廃棄燃料で、25年くらいは利用できる。
エアマットやテントの仕組みと同じで、複数の空気取り入れ口とインフレータ―を繋ぐ部位のジョイント部位の連結方法や交換が容易にできる作りにすれば、2億円も掛からずに高性能な熱飛行船を作ることができる。
後は、原燃の再利用において、テロリスト達や反社会的な思想グループなどの監視が必要になるけど、本当に民衆に必要なのが、タダの不満の捌け口なのか、便利に生活できる環境なのかを理解できるようになれば、こうした技術を取り入れる国家も出てくるだろう。
熱飛行船の分野は開発が遅れているので、単純に見てもこれだけで利益を生むことが理解できる。
メンテナンスに、遠隔操作で熱源を取り外したり交換する必要性がある以外は、人にも健康被害のような影響は少ない。
ラジオアイソトープのように、熱崩壊を続けている放射線の場合、大きな中性子線は発してないので、上空であれば放射性物質をバラ撒いてる訳でもない。
水銀やガリウムなどの液体金属を利用することで、熱を循環させて熱交換の原理で熱を取り出す事もできる。
熱電変換素子を使った発電装置も沢山開発されているので、色々な分野の産業の参入があるだろう。
原発関連の仕事を見ても分かるけど、原発で仕事をしてる人は職員が死亡しても騒いだりしないけど、騒ぐのはメディアと環境派の狂った恐怖アレルギーを持つ人達だけが大袈裟に騒ぎ立てる。
これらの人々が騒ぎ立てなければ、アフリカやヒマラヤなどの高所でも天候が良い日であれば、安価なサービスで通信を利用できる環境を整備できる。
新規の核廃棄燃料を固める際に、取り出した燃料を専用の容器に熱を循環させる為の配管を施した容器とガラスで固める部分の内側に配した容器に詰めるだけなので、使用済み核燃料の管理だけで済む。
アフリカの治安が落ち着けば、利便性を求める人達に広く使用されるようになるので、安価な投資で莫大な市場に発展するのにね。