意外と気付かれない酸水素ガスの利点

製造コストの面や製造方法において、原発が稼働すればガスを作り放題になる酸水素ガス。

環境派と呼ばれる人達の多くは、無公害のガスが存在するのに、原発の稼働を止めて、77%のCO²排出量に逆戻りする窒素酸化物の公害を逆に広めている。

過剰な環境運動家達を排除すると、世の中の優れた物が新しい産業を生む仕掛けが出てくる。

酸水素ガスの特徴は、別に種火がなくても酸素と化学反応を起こして引火爆発すること。

要は、内燃機関としては、普通にディーゼルエンジンの燃料直噴のコモンレールと同じ仕組みを改良する事で普通に使用できる。

爆発すると水が発生するので、水を排出する必要性があるけど、昔の Steam Engine のような使い方に用途を限定すれば、外燃エンジンとしても用途が増える。

日本テクノの社長は、アホな事を言うのでダメだけど、実際に酸水素ガス(ブラウン・ガス)自体は、用途としての可能性が非常に高い。

化学反応を核融合とか言っちゃう人なので、信用されなくなった。

特に、スチーム・エンジンのような用途に使用すれば、電気スタンドのインフラ整備よりも簡単にできる。

ガスボンベの交換で使用すれば、特に給油所のような場所も不要になる。

実際には、ボンベを交換する際に酸素が混入するので、空気中の酸素と化学反応が起きてしまう欠点があるので、現在は、LPGと混ぜて利用する方法を行なってる。

火力発電のボイラーには流用できる。

ただ、このガスの特徴として、水素の爆縮ばくしゅくが発生するので、熱が外側に広がらないという特徴がある。

一度、金属などの物質を加熱して、加熱された金属から熱を水や油などの液体を加熱して使用する必要性がある。

金属の切断やピンポイント加熱には適してるけど、広範囲に熱が広がらない特徴があるので用途が限られる。

スチーム・エンジンやスターリング・エンジンのような外燃機関には、無公害の燃料として用途が広がる。

潜水艦用の発電機にも利用できる。(使用済み核燃料の方が、発電量が大きいと思うけど…)

スチーム・エンジンに磁石とコイルを使った電磁誘導で発熱する仕組みをガスを使わずにIHで加熱する仕組みなどを組み合わせれば、面白いスチーム・エンジンができるんだけど、意外と人は発想に乏しいので、余計なことを組み合わせる事をしない。

世の中に送り出す機械や製品の多くは、幾でも改良の余地を残してる。

完璧という風な言葉を使う人には、未来はない。

常に、完璧だと思った時点で、人は歩みを止めるからです。

米国では、熱狂的な蒸気機関のマニアが未だに多い。

その一つが、公害問題などを叫ぶ環境派を使って生き残って来た。

オイルショックもあるけど、一番の問題は、英国、米国、日本、中国が経験した公害問題。

光化学スモッグと呼ばれる窒素酸化物による公害問題。

米国のカルフォルニアがガソリン車に対して過剰に批判してEVを推すのは、スチーム・エンジンの時からある、窒素酸化物に対する環境アレルギーだったりする。

EVを全世界の人々が、直ぐに利用するとなると無理な話なのだけど、電力を水素や酸水素ガスに変えて電力として利用したり、熱エネルギーとして利用する方法は幾らでもあるということ。

世の中の人達は、一つの事に統一したがる。

統一した方が、良い物もある。

だけど、エネルギーの使い分けなど、規格にハマらないものは幾らでも存在する。

僕が原子力や褐炭などの化石エネルギーを推進する理由は色々ある。

例えば、褐炭などの不燃ガスが発生する化石燃料に分類される燃える土には、ガスを燃焼した後、地中に水素細菌などを利用して、地中で水素細菌や藻類で、もう一度、燃料として再利用できる環境を作る事ができる。

バカな連中は、直ぐに太陽光発電や風力発電という風に自分達の考えを推し進めて自然破壊を続けた結果、他の生物に与える影響が深刻化して、化石燃料よりも被害が多く出はじめている。

原発の方が、明らかに他の生物に対する被害が少ない。

僕は、世の中の人から見たらキチガイの領域に入る人なので、平気で原発を東京湾の第三海堡辺りに沈めて、海中で発電したエネルギーで賄えば良いと考えてる。

普通に考えても分かると思うけど、電力が足りなくなったら関西電力から関西地方の原発で発電したエネルギーを東京まで送電するんだよ。

送電ロスが、どれだけあるのか理解してない。

東京電力は5%の送電ロスだというけど、絶対に嘘だから…

実際に、新潟で発電した原発のエネルギーの送電ロスが、15年前に言われていた内容がおおよそ40%の送電ロスがあるという内容だった。

今は、首都圏の火力発電所の発電があるので、77%は火力に頼る事で送電ロスが生じてないだけの話。

季節にもよるけど、40~55%の熱効率なので、エネルギーのロスもかなり低い。

半分は、外燃機関の蒸気タービンなので、蒸気タービンの場合、約50~55%の熱効率なので発電効率も良い。

今のハイブリッド自動車が35~37%前後なので、内燃機関のエンジンよりも外燃機関の蒸気機関の方が熱効率が高い事が理解できる。

理由は、水蒸気を加熱する加熱水蒸気を使って、熱膨張した加熱水蒸気によりちからを得てるからだけど。

ボルボが過去に、ガス・タービン・エンジンで、シリーズ式ハイブリッドを作ろうとした事があるけど、内燃式のジェット・エンジンと同じなので、高周波の騒音の問題で断念したみたい。

実際に、ジェット機のエンジンは、リーン領域の空燃比は80%を超えるので、殆んど燃料を必要としない。

自動車のように、Stop & Go を繰り返すエンジンと違い、一定の回転領域に達すると、フライホイールの重さで慣性運動を与えて、少ない燃料で一定の熱量を維持すれば良いので、もの凄く燃費が良くなる。

電気モーターの4倍のエネルギー効率なので、航空機をケロシンよりもエネルギー効率を良くする為には、バッテリーに使用済み核燃料を搭載するくらいしか勝つ方法がない。

放射線の問題があるので、無人機にしか搭載できないけど。

そういう意味では、酸水素ガスというのは面白い。

特に蒸気機関などのスチーム・エンジンとして、用途を違った形で限定すれば、D51のような蒸気機関の代替燃料として、更に、圧縮空気を利用して、EVの自動車の暖房に利用するPTCヒーターを活用して、蒸気機関が温まったら圧縮空気で熱交換して、空気とIHで蒸気機関を稼働する仕組みなど、幾らでも開発できる物がある。

アイデアとか発想は色々あるので、それらを組み合わせて用途に応じて利用する使い分けが必要になる。

酸水素ガスなど、今後の開発で幾らでも新しい用途が広がるので、国が産業投資の一環として開発費を援助し、60年償却で見て、投資を原価償却で清算できれば、国にとっては黒字になるし、赤字でも一時的な産業の活性化に繋がる公共投資の一環として機能する。

300年もあれば、インフレで借金の価値は無くなるので、実際に、貿易赤字とか黒字というのは、人間が勝手に作り出してる権利の売買みたいなものでしかない。

否定から入るのではなく、アイデアを形にする事から始めると、世の中の民衆の生活に活気が戻ると思うんだよね。

形のある物(夢)があることで、人は何かの目標に向かって研究開発をしたり商品化を進めて改良が進む。

夢を詰む政治体質から夢を紡ぐ政治体質へと変える事が、今後の日本の発展には必要なのだと思う。

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