人は同時に、二つの事を考えられない性質を持ってる
自転車や自動車のタイヤでエアレスタイヤを普及する動きがある。
ブリヂストンとミシュラン双方とも同じような試みなのですが、ミシュランの自転車用タイヤは、ホイールをこれまでのホイールでも使用できるような作りになっている。
どちらも同じような構造に見える。
ミシュランも自動車用は、タイヤを大きくしてホイールを小さくしてる。
低速走行には向いてるので、作業車両や悪路での使用には向いてると思う。
タイヤメーカーなのに、高速走行時にタイヤの接地面積が広がると、タイヤが熱を持つ事を理解してないのだろうか?
ミシュランの自転車用タイヤでは、穴の開いたパイプ状の構造にすることで、タイヤの特性を考慮して、自転車のサスペンション機能をバイクのようなスプリングとダンパーで衝撃と揺れを抑える自転車の構造を変える事に注視してる事が理解できる。
ブリヂストンは自転車を作ってる企業なのに、それを理解してない。
タイヤにすべての仕事をさせようとするので、タイヤの衝撃吸収に拘り過ぎて、ストロークの長い作りになってる。
開発者自らが衝撃の硬さを理解してるのだから、タイヤではなく自転車の構造を変える事を考えれば良い。
全ての自転車のタイヤを新しい構造のタイヤに変えるという考えがあるので、商品としては使い物にならない。
バイクのようにサスペンション構造を持つ乗り物に合わせた方が、開発も楽だったりする。
ミシュランの製品にも同じことが言える。
ホイールが小さくなってる事に気付くだろう。
ブレーキも合わせて小さく設計する必要性が出てくる。
インボードタイプのディスクブレーキを使う場合、シャフトを介してブレーキを配置する必要があるので、今までの自動車のブレーキの構造と異なる作りになる。
ホイールインモーターの場合は良いとして、これまでの自動車にはブレーキの改良が求められる。
普通車や小型車両であれば問題ない構造でも高速移動を目的とする車両には、今後も実用には改良が必要になる。
日本の軽自動車や欧州で普及してるコンパクトカーで使用する分には、逆に低コストで済むのでメンテナンスも楽になる。
日本も今後は16歳の原付免許で乗れるコンパクトカーが普通に走る時代が来るだろう。
フランスなどでは電動小型特殊自動車は免許不要で16歳以上の人が誰でも利用できる環境が出来上がっている。
日本も交通講習の在り方を見直して、都市部はシティ・コミューターを乗り捨てできるカーシェアリングを普及させた方が交通の便も良くなると思う。
公共交通機関とタクシー、移動場所で返却できる乗り捨てのカーシェアリングを普及させて、都市交通の渋滞の緩和にも役立つ。
そういう意味で、今後、メンテナスフリーのタイヤがあると空気圧の点検は不要になるので、劣化の具合とタイヤの交換時期まで走行距離を目安に使用できるタイヤが普及するのはアリだと思う。
目の前の利益だけに捉われて、広く利用される事の意味を理解できなくなってる企業目線の商品開発の発想が改善されたら、良い商品ができると思う。