北アイルランドのネイ湖で起きてるアオコの惨状
昨日のX(旧Twitter)の動画で、ネイ湖のアオコが問題になってる。
濃縮する必要性がないくらいに密集した藻類が湖に蔓延してる。
ちなみに、このネイ湖の水の40%は飲料水として上水利用される。
アオコには毒性があり、日本でも研究が尽くされ 2010年にアオコをバイオ燃料としてガソリンの代替燃料として利用する研究が行われている。
添付資料 https://criepi.denken.or.jp/press/pressrelease/2010/03_17.pdf
参考資料 https://criepi.denken.or.jp/press/pressrelease/2010/03_17dme.pdf
NEDOの産業技術研究助成事業の一環として、電力中央研究所・エネルギー技術研究所の神田英輝主任研究員は、液化ジメチルエーテル(DME)(注1)を用いて、藻類(アオコ)(注2)をから『緑の原油』 (注3)をを常温・高収率で抽出する方法を開発することに成功しました。
と言った上記の内容がリンク先に記されています。
アオコは、ボトリオコッセンのようにプラスチックの原料は取れないが、外燃機関で燃料を燃やして蒸気タービンを回すような発電に向いてる。
内燃機関に使えない理由もある。
燃料噴射装置や鉄や金属を腐食させる酸化力が強いので、直接燃料をエンジン内で燃やす内燃機関には使用できない。
逆に、原油や軽油を利用して、炭化水素を回収するCO²製造には利用できそうな感じがする。
外燃機関の排気ガスを水を潜らせて重炭酸水を作り、軽油などの油と重炭酸水を攪拌して水素を流し込み銅を使って酸素を除去する事でメタンを合成せずに炭化水素の炭素数だけを増やして合成燃料を作る技術で活用する。
既に、動画内のアオコの惨状は、人間が飲む飲料水への毒素の影響が出始めている。
地球上の温暖化の影響とされるCO²が多くの藻類に吸収され、地球上で大規模な藻類の繁殖が目立つ現象が起きてる。
中国でも湖や川の水が汚染され、アオコを火力発電の燃料に変えて使用する利用がされてる。
イギリス政府もネイ湖のアオコを人工石油製造原料として活用し、アルコール燃料と火力発電した排ガスを北海油田などで採取した油と混ぜてディーゼル用合成燃料として使用する方針を固めれば、高速鉄道で使用するディーゼル燃料への転用も可能になる。
イギリスでは、電車の区間とディーゼルエンジンで稼働する区間があるので、走行中にエンジン走行に切り替える動力の切り替えが行われる。
こうした科学的な解決方法を持つ事は重要であり、日本政府からの政府援助の一環として、技術移転や共同の燃料開発や研究を行うのも悪くないと思う。
NEDOは、早い段階から藻類研究を行なっており、既にボトリオコッセンを使用したジェット燃料を双日などが販売してる。
今後の液化燃料を巡る世界の脱炭素社会の展開次第だけど、リサイクルされるCO²の在り方は、未来を変えると思うんだよね。
藻類がCO²を吸収する事で燃料をリサイクルするシステムが、今後は普及しそうな気がする。
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