遠洋マグロ船シリーズ2 オーストラリア編。
前回のペルーに続き、僕が行った航路上の漁場寄港地として、フリマントルとホバートがある。
南インド洋のマグロ漁というのは、殆どが南氷洋で行われる。
100t ほどのマグロを釣ると、後は、キハダマグロや目バチマグロを獲りにジャワ沖方面の魚が下りてくる東ティモールの辺りまで北上する。
オーストラリアの北西部は、サメが多いので、サメ漁も兼ねて行うんだよね。
当時、フカヒレの副収入は非課税だったので、一年と三か月で 80万円の非課税収益は、もの凄く助かった。
ペルーは、9ヵ月ほどの航海で、360万円くらいの収益だったので、歩合が 200万円ちょっとしかなかった。
※ フカヒレの副収入も 30万円程度だった。
オーストラリアは、1年 3ヶ月で、歩合が 680万円で税金が 一時所得 50万円ほどの所得税が引かれていた。
総所得 780万円 + 80万円の副収入なので、860万円が、僕が 20歳の時に稼いだ金額です。
現金収入が、710万円を一時金で得てる。
内、230万円を他人に貸して、100万円くらいしか戻って来なかった。
良い、社会勉強になりました。
オーストラリアのフリマントル(フリーマントル)は、僕が行った当時は、Perth (パース)に当時の政治評論家の武村健一さんが Hana というお店を出していて、ワーキングホリデーでも人気の場所だった。
当時、日商岩井がカジノの入った施設を買収したのかな?
現在の双日になってる、オリックスグループだよね。
Perth のカジノは、KENO と呼ばれる 1~80の数字から任意の数字を選んで、今のナンバーズのように抽選を行うゲームがあるんだけど、僕の誕生日と当時交際のあった女の子の誕生日を 1ゲーム 2ドルで 10ゲーム分購入したら 2000豪州ドルを当てたことがある。
そのお金で、彼女に COTY のバッグとシャネル No19 を買った覚えがある。
僕は何故か、ダンヒルの腕時計を買ってしまった。
アホだよね。
ライターとかも、ダンヒルの銀の手彫りの細工を施したライターとか、オヤジにプレゼントした。
自分のライターは、18金に漆のデュポンのライターを自分にご褒美として買った。
日本に帰ると、直ぐにロートレアモンのスーツを5着くらい買ったしね。
ロートレアモンのスーツって、普通に 35年以上も前から売ってたんだよね。
当時の DC ブランドのスーツって、まだ人気が高かったから、意外とバブル経済に入る頃で、売れてる商品だったんだよね。
オーストラリアでは、スワンビールが有名で、ブラックスワンとか人気があった。
最初に、日本人のコーディネーターが連れて行ってくれる場所があって、カンガルーの尻尾の肉をステーキで食べるお店。
当時のオーストラリアは、ゴルフ場の利用料が安く、2豪州ドルで 200円くらいでコースを回れた。
今回は、前編として、フリーマントルの出来事を書いて行く。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?