自動車の歴史と動力の移り変わりから学ぶ

現在、EVに移行しようとしてる自動車の動力機関を世界で最初の自動車から見て行こう。

フランスのキュニョーの砲車1769年

世界で初めて、蒸気機関を動力として人が乗り移動した車。

用途は、軍隊の大砲を移動する為のトラックでした。

1769年に1/2の試作と1770年に5トンの大型の輸送車が公開され、ルイ15世の資金で5トンの試作車が作られたみたいです。

現存する最古の自動車は、今から255年前に作られました。

駆動方式がオモシロイ。

縦に棒状のギアを左右のピストンが押すタイプのスコッチ・ヨークタイプのギアです。

ピストンが押して戻るタイプではなく、ロッカーアームがシーソー運動の原理で、真ん中の支点で左右の上死点と下死点に分かれてピストンを蒸気で圧す仕掛けになっている。

機構もシンプルで面白い。

この当時の機構としては、かなり画期的なシステムだと思う。

その後、蒸気機関とガソリン自動車が同じくらいの時期に出てくる。

現存する世界最古の自動車なので、ある意味で驚きます。

この車に似たものは、フェルビーストの蒸気機関車が1600年代の後半に中国で動いてるみたいですが、人が乗車して操作するタイプは、キュニョーの砲車が最古になるみたいです。

こちらは、その後に登場する蒸気機関の自動車。

世界最古のガソリン車ですけど、実際には2輪車に補助輪を付けた子どもの乗る自転車のような車を先に作ってます。

こちらが世界最古の本当のガソリン・エンジンを搭載した自動二輪。

どちらもドイツのダイムラーなので、余り変わらないと思いますけど。

世界初の内燃機関は?

こちらが世界最古の内燃機関のガスエンジン。

ジョゼフ・エティエンヌ・ルノアールがフィリップ・ルボンのガスエンジンの特許に、電気プラグを取り付けた最初の内燃機関。

このエンジンの燃料がガスとは何か?

石炭や木炭を燃やした時に排出される?一酸化炭素と水素を燃料として利用したエンジンです。

フランスは、木炭エンジンの開発を1950年代の後半まで、国家が技術援助や助成金を出して普及を行なっていた。

なんか欧州の現在のEV政策のような事が、1950年代の後半にも行われていたのですね。

当時、終戦からしばらくの間、世界的に石油が手に入らない時期があり、当時の戦争に参加したイギリス・フランス・ドイツ・日本などでは、燃料を石炭や木炭を使って、代替燃料として自動車の後ろに一酸化炭素ガスを発生する石炭や木炭を燃やして燃料のガスを発生させる装置を取り付けた車が走っていました。

車の内装のフレームが木で作られています。

一酸化炭素中毒などで死亡する例もあり、石油が普及し始めてからは姿を消したみたいですけど、未だにイベントで走ってます。

北朝鮮では、1990年くらいから木炭エンジンの車両が走るようになったみたいですけど。

実際に、石油が枯渇しても褐炭などの粗悪な石炭から、燃料は幾らでも得られるという事です。

現在の自動車だと少しエンジンの改良が必要ですが、逆に、昔の焼玉エンジンやオモチャのグローエンジン、ディーゼルエンジンのグロープラグを使ったエンジンの掛け初めの仕組みを利用して、木炭や石炭の一酸化炭素と水素を燃やすエンジンを再度開発する事もできる。

昔の仕組みを使ってるので、効率が悪いのは当たり前なので、現在でも小型の漁船に使用されている焼玉エンジンを改良して作るのはアリだと思う。

焼玉エンジンやディーゼルのグロープラグが木炭ガスと相性が良い理由は、失火が少なくなるから。

ディーゼルくらいの高圧縮比でも燃えないので、火花を散らすか焼玉のような熱した部位で燃料を熱で気化させる事で爆発力を高められる。

仕組みとしては、マツダが開発してる高圧縮のガソリンエンジンくらい圧縮比が高い方が良い。

通常の8.5~9対1の圧縮比を18.5対1くらいにしてもディゼリングが起きないので、ディーゼルエンジンくらいの圧縮比があっても良いと思う。

一酸化炭素の燃料は、圧縮比が高い方がエンジンに良い。

木炭や石炭を燃料として不完全燃焼させる際もロケットストーブ型の燃焼炉を二つに分けて、下で種火を燃やして上の段で炭を作る要領で酸素を無くして加熱する事で、油分や水分と一緒にガスが出て来たら二次吸気の酸素を与えずに排ガスをエンジンへ移送する仕組みにすると多くのガスを得られる。

燃焼炉をスターリングエンジンと組み合わせて、排ガスを移送するのに必要な圧を抜き取ることで、空気の流入量を調整して効率よくガスを取り出せる仕組みを作れば良い。

スターリングエンジンは、熱交換で動く仕組みなので、火を焚いてる燃焼炉の上に設置すれば稼働する。

こうした技術研究は、国が主体になって研究開発を継続するべき内容だと思う。

内燃機関は、100~200年後に必要になると思う。

現在でも石炭を使った発電を行う際には、二酸化炭素を一酸化炭素に熱分解して燃料として再利用して発電できる訳なので、面白い取り組みとして一酸化炭素と水素を使った発電などで、原発のエネルギーを使ってエネルギーの循環は可能な筈なんだよね。

大きな原発を作ろうとすると問題になるけど、小さい原発を活かす分には、東京湾に沈めて使っても良いと思うんだよね。

なんでみんな、原子力アレルギーの人が多いんだろうね。

私は天邪鬼なので、世の中が反対する物に抵抗したくなる。

CO²を垂れ流しても良いと思ってる。

地球が温暖化するとか、エコとか、環境がどうたらこうたらという能書きは聞き飽きた。

本当にエコとか環境云々を言うのなら、船はヨットで移動して、長距離移動は自転車を使って移動して欲しい。

そんな事をやってる環境活動家なんて、一人も存在しないけどね。

全員が偽善者なんだから、そろそろ真面目に世の中を真面な状態に戻して欲しい。

世の中は、なるようにしかならないんだから。

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