日産という企業は、本当にクズの集まりなのか
自分達の目先の損得だけを考えて、外部監査役を使って企業乗っ取りを行なった結果、日産の没落が始まった訳だけど、業界業績が世界2位だった日産が、カルロス・ゴーン氏が去った後に見てる悲劇だよね。
ゴーン氏が去った後、日産の経営戦略では、赤字が増える一方だけど、本当にカルロス・ゴーン氏が悪だったのか?疑うよね。
しかも、ゴーンの置き土産みたいな事を言い出してるYouTube動画が拡散されていたりする。
普通に考えれば、業界2位のグループが、一人の経営のトップが去ったくらいでは経営が傾いたりはしない。
これは元々、日産がルノーに身売りした時点で、経営者の多くが無能だった事が理解できる。
多くの研究開発費を掛けたプロジェクトの多くが頓挫してる。
例えば対照的に、ホンダという企業も同じ技術屋から発展してる。
ホンダの場合、営業や会社経営を他の人間が行い、技術開発を本田宗一郎さん達が請け負って、息子さえもホンダという企業に入れてない。
技術があっても商品は売れない事の好例だよね。
それを理解してないから、企業が潰れるだけの話。
カルロス・ゴーン氏が、本当に犯罪を犯していたのかといえば、実際には、当時のゴーン氏の役員配当は、他の欧米企業の自動車メーカーの役員報酬よりも、かなり少なかったというのは、当時の色んな記事で書かれている。
それでも日本一の所得を持ってる人だったので、日本という企業配当の仕組みに配慮して、辞めた後で報酬を貰えるように、年金のように積み立てていたという風に話しているよね。
しかも、積み立てていた金額を担保に、海外の販売店の奨励金として、自分の先に貰う予定の積み立て金を中東の販売店に渡して販売促進に使っていた。
年金担保にお金を借りて犯罪になるのなら、世の中の年金でお金を借りてるタクシー運転手や多くの人が全員が有罪になるだろう。
やってる事は彼等と同じことをやってる。
そのスケールが、大きかっただけの話。
去った者の事をどうこう言っても仕方ないので、日産の経営統合が本当に正しいのかを考えてみよう。
まず、外部監査役(社外取締役)の報酬。
会社を潰しておいて、報酬をまだ得ようとしてる。
立派な詐欺破産罪だろう。
そんな連中が、従業員の得る筈のお金を貪ってるから会社も潰れる。
俺が外部の債権者や株主なら、1000株以上を保有する発言権のある大勢の仲間を集めて、破産宣告を裁判所に先に訴えて、役員に渡ったお金を先に取り返す事から始める。
また、カルロス・ゴーンの犯罪をでっち上げた検察や森まさこ元法相、その他の人達の刑事責任を先に問う。
連結で13万人以上の従業員の居る企業を一人の法相が介入して倒産させた訳だから、完全な犯罪だろう。
当時、社外取締役の豊田正和氏(元経産省)の天下りが画策した、官僚による日産の企業乗っ取りの方が、本当の悪だという事を理解する必要がある。
ゴーン氏が不正をしてたというのは、日本だけの認識。
13万人の家族を養うということは、その下に、少なくとも3~4人の家族がいたりする。
つまり、40万~50万人の家族の職を奪ったのと同じなんだよ。
森まさこ氏のような左巻きの阿呆には、他人に責任転嫁して逃げる事しか能がないと思うけど。
カルロス・ゴーン氏に謝って、販売奨励金の多くを他国の販売店に還元して、元の経営の形に戻す事を考えた方が、日産は今後も生き残れたかも知れない。
終わった事をどうこう言っても仕方ないので、この先、どうすれば良いのか。
日産ディーゼルなど、この先、黒字が見込まれる企業は、日産と切り離して経営統合を進めた方が良いと思う。
ホンダ・日産・三菱自動車のグループは、この先、衰退する事は見えてる。
日本はタダでさえ、自動車産業が多い国だった事も理解しよう。
本来、アメリカのように、幾つかの自動車メーカーがグループを作り、傘下のグループとして車名やブランド名を残すのが、一般的な経営統合に見られる形。
トヨタ・ヤマハ・ダイハツ・日野・スバルという販売店と製造工場が存在し、その傘下にアイシン精機やデンソーといった、多くの企業が取り巻いて自動車産業界のトップに君臨してる。
トヨタは、マツダやスズキ自動車などにも技術供与してるので、その点において、トヨタの経営は上手なのだと思う。
日産が生き残る道は殆どないけど、ディーゼルの研究を進めて、DME(ジメチルエーテル)専用のエンジンに特化して、トラックや発電機の開発に方向性を変えれば、今後のハイブリッド市場で10年くらいは生き残れる筈。
ルノーが開発してるディーゼル・エンジンのように、DMEを使用するディーゼル・エンジンは、欧州では生き残れる。
スズキのインド専用のディーゼル・エンジンのように、有害な排気ガス(窒素酸化物)を排出しないDME燃料の開発は進んでる。
中国で問題になったPM2.5の公害問題のように、中国が急速にEV化を進めた事には理由がある。
本来、都市部専用のシティコミューター法を英国のように、都市部の往来規制を掛ければ済んだ話。
中国もある程度の冶金技術が確立してきたら、必ず中華製の内燃機関を開発するだろう。
現在は、三菱などの劣化版のエンジンのコピーを作ってるので、実用性を重視したエンジンに考え方を変えれば、日本企業も中国の製品レベルの低さに胡坐を掻いて見ていられなくなると思う。
日本の自動車のエンジンというのは、1990年代辺りまで続いた、スペック主義が未だに尾を引く形で残っている。
軽乗用車が、燃費のデータ改ざんをしてまで販売競争をする中、スペック主義は今でも続いてる。
実際にオートバイの世界で、ロイヤルエンフィールドというバイクが存在するけど、あのバイクは、単気筒のディーゼルエンジンという珍しい形がウケてる。
325㏄~650㏄前後の単気筒エンジンのディーゼルを使用する理由は、燃費と実用性に沿った形を具現化したもの。
スズキ自動車のインド製のディーゼル・エンジンも同じような物。
ロイヤルエンフィールドの製造もインドで行われている。
小型ディーゼル・エンジンにより、DME燃料が普及するようになれば分かると思うけど、ノッキング音の少ないディーゼル・エンジンが生まれる。
理由は、DME燃料の特性とリーン領域のエンジンの加熱が起こらない熱量というのが、DME燃料とディーゼル・エンジンの相性にあったりする。
LPGでは、燃料が完全燃焼しない領域があるのと熱量が中途半端なので、LPGを空気とミキサーで攪拌しても不完全燃料が起きる。
リーン領域での燃料にもシリンダー内やピストンヘッドの温度が高くなり過ぎたり、燃料のバラツキが発生するLPGに対し、DMEは元々の燃焼温度が、LPGよりも20%ほど低い事や揮発した燃料なので完全燃焼するという利点がある。
現在、国内に600年分以上も埋蔵量が確認されてるだけでなく、液化して貯蔵する技術も出来上がってる。
後は、インフラ整備において、国策として国が方針を決める事が可能になれば、急速に普及する燃料になる。(欧米主体のSDGsからの脱退)
中国などは、国民一人当たりのCO²排出量という曖昧な理由を言い訳にしてCO²を世界一排出してる。
CO²よりも蛍石の方が、地球の温暖化に対して影響が強いのに、SDGsを謳ってる殆んどの阿呆は、そこをツッコミもしない。
日産が生き残りをディーゼル・エンジンで乗り切るのであれば、今後、DMEを促進する動きも出てくるだろう。
自民党政権が日産を潰したようなものなのだから、その辺の責任は国にもある。
13万人の生活を危険に晒しておいて、彼等に全く責任がないというのは、ご都合主義にも程がある。
官僚の天下りの規制と社外取締役としての責任を豊田正和氏に取らせるのであれば、今のままでも良いのだろうけど…
企業が生き残りを賭けた会見で、無能を世間に晒してる時点で、日産が終わった事は彼等の表情が示してる。
井川意高さんの言ってた、経団連のオジサン達、肩書が無くなれば、無能なタダの爺さんというフレーズそのままだよね。
夢の無い人達に、営業とか経営は無理なんだよ。
そんなに偉いんだったら、俺の母親の従弟のように、一代で仲間と会社を立ち上げて、東証一部上場企業のプライム企業に選ばれるような執念を見せて欲しい。
僕は20代の後半の時から、もの凄く怒られて徹底して会社とその家族について耳にタコができるくらい説教されていたので、こういう事なんだなって今の日産を見て感じるようになった。
貸倒引当金の代わりに販売奨励金を出して、みんなの家族を守るくらいの気概のない経営者に、経営は務まらないというお話。