未読本の傾向
相変わらず蔵書整理をしている。多分、手元にある本の7、8割くらいは登録できたんじゃないかな……多分……。引っ越してからまだ開けてない段ボールもあるので、手元にない本もたくさんあるが……。
一番冊数が多いフォルダは、「漫画お気に入り」フォルダで、90冊。お気に入り漫画90冊もあるんだなあ。
373冊登録している中で、未読の小説は30冊、未読の人文系の本は15冊もあった。人文系の本、とは単行本・新書・文庫本の区別なく図書館の人文コーナーにありそうなやつをまとめている。
……小説未読30冊!?
所持している本の1割ほどが未読小説という事実に衝撃を受けた。まじか。
前に買った本を読んでないのに次から次に買ってしまっているということか……。
というわけで未読本の傾向を探ってみようと思った。分析したら今後の本の買い方や読み方を見直せるかも、と考えたのである。
人文本の方はジャンルが雑多なので傾向を見るのは難しかった。強いていうなら表紙買いしたっけ…?みたいな感じ…。
小説の方は、整理してみると結構傾向がはっきりわかった。
未読小説の作者を見ると、ある程度決まっているのである。
これは、その作者さんの本が苦手だから積んでいるのではない。むしろ、大好きな作者さんばかり。
つまり私は「作家買い」する頻度が高いということだ。
二、三冊……あるいは一冊読んで、「この作家さんの作風や世界が好きだ!」と思うと、もうその作家さんの文庫本を見かけるとレジに持っていってしまう。そう、未読のほとんどが文庫本なのだ。文庫本は安いし軽いから、つい気軽に手を出してしまうのである。別に悪いことではないのだが、全然読めていないのに次から次に買うのはそろそろ控えたほうがいいように思う。何より、好きな作家さんの本だから買っているのに、その中身を読まないのは勿体なさすぎる。
というわけで、未読小説から好きな作家さんの作品を抜くと、残りは12冊になった。半分以上〜。
じゃあ、残りは?というと、そのうち2冊はドラマ原作、4冊は平安時代の歴史小説。あとは表紙買い、送ろうとしている小説の賞の参考に買った本、話題になっていたから手に取ってみた本という感じ…。
未読小説の大半は作家買いして満足したやつ、次点が「平安時代の小説だ〜」と思って買ったやつ、ということで、小説自体の中身というよりは、「この作家さん、この内容なら間違いない」みたいな感じで手を出しているということがわかった。
これは、ちょっと不誠実な買い方だなあと反省。
もちろん、作家買いするのは作家さんを応援したいみたいな、「ファンなので買います!」という気持ちがあって、それは間違っているわけではないと思うけれども、それでも読まないで置いておくのは本当のファンじゃないよなあと思う。
そういうわけで、今日からは、今ある未読本を読み切ってからじゃないと次の本は買わないという決まりを作ろうと思う。(普通はそう)
そのほうが、ちゃんと読もうという環境を作れるし。
また整理で発見があったら日記にも残しておこうと思う。この作業、自分の読書傾向がわかって結構楽しいのである。