オンラインと手紙
季節はすっかり初夏だ。
コロナが無い世界であれば、私は今日本にいないはずだ。
もう1人の自分が日本にいる。
取り残されたような、不思議な感覚に陥ることが時々ある。
上記は、2009年に放送されたドラマ 「仁 -JIN- 」の第1話冒頭に出てくるナレーションだ。
江戸パートの花魁と、現代パートの仁の彼女に二役を演じる中谷美紀が言葉を紡ぐ。
このドラマが放送されたあとも、日本では地震や豪雨など自然災害に襲われた。そして今はコロナだ。
江戸時代にタイムスリップし、異なる時代に自らの手で光を与えようとした仁、日本に残された時間に光を見つけ切れず、ただただ時を過ごす私。
このままでいいのだろうか。自問自答が続く。
そんな時にこの言葉を聞いて、思わず文字に起こしたくなった。
最近、字を書かない。
字も汚い。(おまけに自慢の視力も低下!)
漢字もわからなくなっている。
母親は習字とそろばんの先生だった。
毎週、子どもたちが母に習いに我が家に集まっていた。
・・・しかし母は私にはまったく習字とそろばんを教えてくれなかった。
どうして我が子には教えてくれなかったのだろう。
いつか聞いてみたい。
給付金の10万円の一部でガラスペンをオーダーした。
この時代を忘れないために。
届いたらもっと字を書こうと思う。
◎2020.6.8
私が共同主宰の1人である「暮らすルーム online!」を今週の金曜日zoomで開催。
タイトルは「オンラインと手紙」。
リアルの中のフィクション。フィクションの中のリアル。
呉高専の谷村先生の講義のあと、柿木村・音鳴文庫 八木くんの本紹介。
その後、参加者の皆さんといろいろ話し合ってみたい。
誰でも参加可能です。心よりお待ちしています。
▶︎ 暮らすルームonline!
6月12日(金)20:00〜
zoom
参加費:1,000円(paypay・銀行振込)
詳細はFacebookイベントページから
皆様からいただいたサポート代は、タイへ引越し後、日本とのかけはしに利用させていただきます。