ペットフードのリコールが増加🇺🇸
2024 年 5 月 21 日
Newsweek🇺🇸より
ニューズウィークが調べた米国食品医薬品局( FDA)の記録によると、ペットフードのリコールは近年増加している。
2023年のペットフード関連のリコール件数は、2月に2件、3月に3件、残りは8月1日以降で合計16件であった。 リコールは、犬、猫、馬、豚、鳥、そして様々なブランドから提供されたナマズなどの動物用のドライフード、生食用フード、そして液体プロバイオティクスに関係している。
今年5月18日現在、ペットフードのリコールは6件発生しており、その中には牛、鶏、ウサギも含まれている。 1月に2件、4月に3件のリコールがあった。
食品医薬品局によるペットフードのリコールは近年増減を繰り返しており、今年のリコール総数は2023年の全リコール数のほぼ半分に達する。
先週、マース・ペットケアUS社が「ペディグリー・アダルト・コンプリート・ニュートリション・グリルド・ステーキ&ベジタブル・フレーバー」という名称で販売した犬用ドライフード315袋(44ポンド)についての懸念から、最新のリコールが発生した。 この自主回収は、アーカンソー、ルイジアナ、オクラホマ、テキサスのウォルマート店舗で販売された製品が対象で、袋に金属片が混入していたことが原因である。
「袋の中に金属片が混じっている可能性があり、ペットに健康被害を及ぼす可能性がある」とFDAは述べている。 「ペットが対象製品を食べたと思われる場合は、異常な行動がないか観察し、心配な場合は獣医師に連絡してください。
2018年から2022年の間にペットフードのリコールは26件あり、そのうち2018年は4件、2019年は6件、2021年は8件、2022年は8件であった。 2020年にはリコールはなかった。
ペディグリー以外では、ピュリナ、ブルーリッジ・ビーフ、シンプリー・ナリッシュ、メルク・アニマルヘルス、オゾナ、フレッシュペット、ニュートリソースなどがリコールになった。
Purina
Blue Ridge Beef
Simply Nourish
Merck Animal Health
Ozona
Freshpet
NutriSource
ペット消費者擁護団体「Truth About Pet Food」による情報公開法(FOIA)請求に対するFDAの回答によると、2024年1月にFDAは971件のペットフード関連の苦情を受けた。
FDAの回答によると、886件の報告はピュリナ社製品に関するもので、残りの85件は合計24ブランドからのものであった。 この24ブランドのうち、15ブランドは2件以上の苦情があり、9ブランドは1件であった。
この事故により、今年1,312件のペットが病気になったという。
真実のペットフード』に対するFDAの回答によれば、「FDAの報告書に記載されたペットの症状は、軽微なものから非常に深刻なものまで様々であった。 "多くの飼い主がペットが直腸から出血し、血を吐き、発作を起こしたと報告している。"
消費者保護や公衆衛生などの分野でアドボカシーを行う草の根活動で構成される公益研究団体は4月、全米の食品・飲料のリコール総数は2023年に8%増加し、COVID-19の大流行前以来で最多となる300件を超えたと報告した。
日本のペットフードはリコールがほぼない。
食品衛生法に違反、または食品衛生法違反のおそれがある食品等しか自主回収報告制度の対象とならないからです。
ペットフードが守られていないのは大きな問題です!
重大な事案が発生していない訳ではなく、サルモネラ菌による汚染で大量の被害が出た事件もありました。
その会社は倒産して幕引き…
その他は単純に個人への商品回収と返品や返金に応じているだけの様だ。
SNSで最近個人の飼い主さんの注意喚起が度々見られるようになったが、十分に注意して使用したい。
今後は法改正を訴えていきたい。
もし異物や異常が見られた場合は、メーカー、販売店、国民生活センター、環境省の各地方環境事務所、等に報告すると良いかもしれません。
関連記事