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11.21-26|ひとりごと週報、再びスタート

期間限定の実家暮らしを始めてはや10日ほど。自主的な産休中とはいえやることはあって、その「やるべきこと」を細々とやっているのだけど、仕事をしていた頃に比べたら時間は随分とあって。その分、自分の中にぽっかりと大きな穴が空いたような気分になることがあった。
まあでもこの状況は前々から予想していたこと。穴を埋めることはできないけれど、何か始めようと、半年ほど前に少し書いていた週報を再び始めることにした。
小さい会社とはいえ、仕事として書くことをしていた私。せっかく少しずつ書けるようになってきたのだから、もっともっと書けるようになリたい。
ということで、はじめてみます。スタート!

11.21(火)

なんだか不完全燃焼。このままでいいのだろうかという気持ち。実家でのんびり本を読んだり散歩へ行ったり。仕事をしていないことがこんなに罪悪感を感じるなんて退職前は思わなかった。
退職記念に買った松浦弥太郎さんの『エッセイストのように生きる』に書かれていた「あなたは、どんな人間になりたいですか」という問いを考えてみる。
少し考えて、出てきたのは「健やか」という言葉。健やかって、使うと爽やかな風が吹くようで、何だか心地良い。
2023年11月時点の私は、「自分も周りも健やかにする人間」になりたい。場をワッと盛り上げたり、大きな影響を与えたりするのではなく、自分を含め周りの大切な人たちをほんのり元気にする人になりたい。時に落ち込むこともあるけれど、基本的に前向きで、穏やかな笑顔が似合う人になりたいな。

11.22(水)

母と車で40分ほどの町に住む祖母の家へ。相変わらず元気そうで安心したけれど、話や仕草の端々から「年を取ったなあ」と思わずにはいられなかった。
母は3人兄妹の中で一番近くに住んでいるということもあり、月に一度は祖母の顔を見に行っているそうだ。身体のあちこちが痛い祖母に代わり掃除をしたり、布団のスーツを交換したり。何も知らず、毎回のこのこと顔を見せにいっていた自分を少し反省した。離れて暮らしているとはいえ、私だって何かできることがあるはずだ。
祖母宅でのんびりして、話題のパンケーキを食べに行って、近所のスーパーを覗いて、実家へ。午後のひとときを一緒に過ごす。
帰り際、家の前まで見送ってくれた祖母にまた来るね、と手を振りながら、そーっと母と祖母を自分と母に重ねてみる。私は今、実家から飛行機を使わないといけない場所に住んでいるけれど、父や母が同じくらいの年齢になった時、今のまま遠い場所に住んでいても良いのだろうか。すぐに駆けつけられる・頻繁に通える場所にいたほうが安心じゃなかろうか…。
ぼんやりと、そんなことを考えた帰り道。 祖母は最近、あっさりした塩ラーメンが食べたいらしい。来月会えたときに、食べようね。

11.23(木) 勤労感謝の日

大学時代の友人2人とランチ。電車に乗って待ち合わせ場所の新宿駅へ。
4年ぶり、コロナ流行&学生の頃以来の新宿駅。南口から外に出た途端、「わ〜都会だ!!ビルが高い〜」とキョロキョロあたりを見渡したりして、お恥ずかしいことに完全なおのぼりさん状態だった。
北海道に住み始めてから人の多い場所へ行くと人酔いしたり、人の多さにビクビクしてしまっていたけれど、今回は久しぶり過ぎたのか、あまりにも良い天気だったからか、自分の中のワクワクとした気持ちが勝って、人混みの中を歩くのが何だかとても楽しかった。
2、3年ぶりにあった友人たちは、お互いに仕事や人生のステージに変化があったりしたものの、中身は学生の頃のまま。会う前は少し緊張していたけれど、気づいたら学生の頃のようにはしゃいでいる自分がいた。
予約していたスイーツビュッフェをお腹いっぱい食べ、時間を気にせず話せるからと、近くのスタバに場所を移す。「もう甘いもんは食べられないね〜」と言いながら甘いドリンクを注文したり、初のモバイルオーダーに感動したり、最近できたサモエドカフェの話をしたり。話した内容はどれもくだらないものばかりで、正直あんまり覚えていないけど、とにかく楽しかったことだけははっきりと覚えている。
そうやって、数年ぶりに会っても、学生時代の頃にすぐに戻れて、中身のない話ができる友人がいるのは、ありがたいことだなあと思う。

11.24(金)

母と甲州街道の銀杏並木を散策。
1週間前の北海道では紅葉の季節はとうに過ぎ、空気もひんやりと冷たくてもう冬はすぐそこ、という感じだったのに、今日はぽかぽかとむしろ暑いくらいで、まるで季節が後戻りしたようだった。
途中寄り道をしたりして、2時間かけてゆっくりと歩く。そんなにたくさん歩いたつもりはなかったのにゴール後歩数計を見たら目標の10000歩を越えていて、何だか得をしたような気分になった。

歩道橋から高尾方面をパシャリ。明るい黄色がとてもきれいだった。

11.25(土)

積み立てNISAと保険について、うーんと頭を悩ませた1日。NISAも保険も、言わば今後のための安心材料。ふたつを進めるにあたり、未来のことをより具体的に考える必要があった。
子どもは何人ほしいだろう。学校は公立?私立?1人にあたり、どのくらいお金がかかる?そもそも、今の生活費はいくらくらいで、本当のところはどのくらい抑えるべき?
さまざまな「?」が出てくる中、一つひとつにたじろぎうまく答えられない自分に少し焦る。もっと責任を持って真剣に考えないと。

11.26(日)

年末並みの寒空の中、渋谷蚤の市へ。
目的は、憧れの作家さんに会いにいくこと。数年前にInstagramで偶然知ってからその方の作品や投稿文から醸し出される素敵な人柄に惹かれて、ずっとお会いしたい、作品を手に取ってみたいと思っていた方だった。
知った当時は同じ町に住んでいたのに、モタモタしているうちに遠くへ引っ越されてしまって。直接会うのは諦めていたのだけど、実家に帰っているこのタイミングで今回出店を知り、これはもう行くしかない!と渋谷行きを決意した。
お会いしてみると、想像どおりの素敵な方で。穏やかで静かな雰囲気を纏っているのに、どこか人懐っこさを持ち合わせていて、少しお話ししただけで楽しくて舞い上がってしまった。思いがけずお話できたあまりのうれしさに、言うつもりはなかったことまで(北海道に住んでいることや、ずっと前から存じ上げていたことなど)ペラペラと喋ってしまい、落ち着いた今は勢いありすぎたかな?とちょっぴり反省。
ともあれ、お話しできて良かった!それだけで、1時間半電車に揺られた価値アリ。
お迎えした「西陽に照らされた山ぶどうのイヤリング」、大切にします!

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