TED出演の夢

TEDにでることが私の夢だ。3つの理由からだ。

1つは、自分の話で人の心揺さぶりたいからだ。
これまでを振り返って、人の話に心を動かされて人生を選択してきた場面が何度かある。高校のときに大学教授の話を聞いて、この人の元で研究したいと思った。大学の時には別の教授の話を聞いて、生物を使って環境をよくすることに興味を持った。私も人の人生の決断に携わる話をしたい。私の話を聞いて、人生が変わったといってもらいたい。これが一番の原動力だ。

2つ目は、純粋に話すことが好きだからだ。
大した苦労もなく人よりもできることが才能だと聞いたことがある。その定義では、人前で話すこと・プレゼンをすること私の才能にあたると思う。多くの人が人前で話すときに緊張して声が小さくなったり、詰まったりすることがあると思う。しかし、私の場合はむしろ人前に立つとアドレナリンが出て、堂々と話せるようになる。これは、中・高・大の部活で主将を務め、みんなの前で堂々と話すことを求められてきたからだろうと認識している。一種の職業病である。TEDの大舞台で観衆を前に話をすることを想像するとぞくぞくしてくる。いつかはそんな体験をしてみたい。

3つ目は、TEDのプレゼンターの話し方・立ち居振る舞いに憧れるからだ。
私も彼らのようにカッコよくプレゼンがしたい。そう思って、大学院時代は英語の学会発表の前に10本程度TEDでプレゼンを見てカッコよく話すためのエッセンスを学んだ。TEDのプレゼンターの口調・身振り手振りをまねしたおかげで、たいして英語のスピーキング能力は高くないのにも関わらず、英語の学会で2度プレゼン賞を受賞した。

そして、4月から社会人になって、本格的にTEDで話してみたいと思うようになった。会社に入って、ぐっとその機会が近づいてきたように感じている。会社にはTED関係者と知り合いという人もいて、画面の向こうの世界から一気に現実の世界のものとなった。しかし、私がTEDに出るうえで決定的に足りていないものが2つある。


1つは「英語を話す力」、2つ目は「人を引き付けるためのコンテンツ」である。

「英語を話す力」はこれまでもそれなりにはあった。一般的な大学生の中で英語を話すと、「うまいね」と言われたことも何度かある。しかし、それはセリフを覚えてカッコつけて話した張りぼての英語である。自分の中から出てくる言葉で話せるようになるまで、スピーキングスキルを上げていきたいと思う。

「人を引き付けるコンテンツ」は一番の欠けているものである。TEDでは、自分の経験や仕事・専門分野にまつわる有用なエピソードを話したい。大学の研究から別の分野に移ったため、これといった専門性を持っていないのが現状だ。これからの数年で自分の専門・そして人の役に立つ話をできる人間になりたいと思う。

今回は、TEDへの思いやそこまでの道のりを書いた。次は英語のスピーキングに特化して話したい。

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