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ラブラッド

好きな作家さんが
「文章をしばらく書かないとどんどん書けなくなる。毎日何かしら書く事は筋トレと同じだ」
と言っていて、成程その通りだなと思ったので出来る限り私もnoteを更新していきたいと思う。
しかしながら何一つ変化が無いので書くネタがない。
無駄にマジカルオイルのいい香りをフンワリさせてボンヤリ過ごしている。

先日も出先で
「薔薇の良い香りがしますね」
と言われた。
それを言ってくれたのは斎藤工に似たイケメン…ではなく、献血ルームの受付の女性だった。
「すみません香りがキツかったですか💦」
と慌てたが
「いえいえ!動かれた時だけ自然にフワっと香ってすごく良い香りです!」
と言ってくれた。本当は
「テメーくっせぇんだよ何つけてんだよ便所の芳香剤か?」
と思われていたのかもしれないが、額面通り受け取っておこうと思う。

献血ルームの受付のお姉さんに言われた、という事は、そう、その日私は献血に来ていた。
献血は私が唯一続けているボランティアなのだ。当初は
「血液って栄養の塊らしいから400mlで700kcalくらいあるらしいし、新しい血液が作られてサラサラになるから肩こりとかも無くなるらしいし良い事づくめでは!?(※という噂なだけでこの情報の信憑性はあまり無い)」
と邪な目的で行ったのだが、血液を待っている患者さん達のエピソードや、輸血した患者さん達の感謝の言葉を献血のサイトで見て
「こ、こんな私なんかの汚れた血で良ければどうか使ってやってくれェ…」
という気持ちになり、出先で時間が空いたりすると行くようにしている。

しかしながら私は注射が大の苦手だ。
針を皮膚に刺して異物を注入したり血を抜くなんて人体にそんな野蛮な事をして許されるのだろうか。
医学が発達した2022年に針を皮膚にィ!?皮膚に針をォ!?

まぁ許されているから採血や予防接種なんかが存在するのだが。
コロナのワクチン接種の際も私はそれはそれはビビり倒して怖がり、問診票にこんな付箋を貼られてしまった。

過     敏

なので献血の際も毎回
「ハイではちょっとチクっとしますね~」
「う、ウワーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「まだ刺してませんよ~」
と大変面倒なドナーになってしまっている。本当に申し訳ない。

献血に行くと1年分くらいの「ありがとう」を言ってもらえる。
受付の人、問診のお医者さん、看護師さん達、とにかく皆さんからお礼を言われ、褒めたたえてもらえるのだ。
献血中も
「お飲み物、何か持ってきましょうね★何がいいですか~?」
とメニュー表を持ってきてくれて、チョコもちょこっと添えてくれる。
終わった後もあれやこれやとお土産をくれ、ボランティアで来てるはずなのに至れり尽くせりチヤホヤしてもらえるのだ。
大人になってこんなに人様に褒めてもらえる事ってそうそうない気がする。
他の人はあるのかもしれないが私は無い。可哀想な女である。

人様のお役に立てて褒めちぎってもらえる良い事づくめの献血を今後も続けていこうと思う。
そして、人としての徳を今時点で結構積んでいるはずなので、神様とやらがいるのならいい加減私に素敵な恋愛をドーンと寄越してほしいものだ。
節分立春から運気が変わるという話なので大いに期待している。

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チェリモヤ
クソみたいなスピリチュアルグッズを買って台無しにします