国際結婚あるある 2
本日声を大にして言いたいこと、それは...
ハーフだからと言って、自動的にバイリンガルにはならない
ということ。
何年か前にテレビを見ていた時、タレントのJOYさんが「俺は英語を話せるハーフなんで」と言っていたのがとても印象的だった。少し前、ウエンツ瑛士さんが語学学習も兼ねてイギリスに留学したのは有名な話だ。
日本に住む国際結婚ファミリーの多くは、我が家と同じ外国人の夫 X 日本人の妻という構成だと思う。
そして特に子供の幼少期は物理的に母親の手が多く必要で、必然的に多くの時間を母親と過ごす。また日本に住んでいると、日本独特の教育システムや手続きがあり、母親が子供とより多くかかわらざるを得ない。
母国語、とはよく言ったもので、子供は母親から多くの言葉を吸収する。まして日本に住んでいると...言わずもがな、である。
余談だが、私の友人でスペイン語圏のベネズエラ生まれベネズエラ育ちの日本人女性がいる。カナダ人の夫との間に娘さんが1人いるが、その娘さんの第1言語はスペイン語だ。友人は日本語もすこし話せるが、子育てになると自分の母国語であるスペイン語になるようだ。旦那様の仕事上転勤が多いため、育った国は様々だが、母親の言葉はやはり強いようだ。ちなみに家族間の会話は英語のため、第2言語は英語である。
私には2人娘がいる。今のところ2人ともバイリンガルだが、やはり英語は弱い。
普段なら冬が来ると我が家は外国になる。お客さんも働いてくれるスタッフも外国人ばかりなのだ。そうすると子供たちの英語力は飛躍的に伸びる。スタッフもお客さんも、子供たちにとっては遊んでくれる人。親より甘やかしてくれるし構ってくれるし、居心地がいいようで、彼らを通して自然と学んでいく。
同年代の子供がお客さんで来ると、学校が終わったらずっと一緒に遊んでたりもする。
でもこの英語力の伸びは期間限定。子供は覚えが早いけど忘れるのも早い!!継続しなければ直ぐに元通り。まして今年はこのコロナの影響で、ペンションは開店休業状態。この先の英語学習が心配である。
友人の中には完全なバイリンガルに子供を育てているところもある。そこはどうしているかと言うと、家の中では完全英語。外でも家族の会話は完全英語という徹底ぶり。
私も昔はそうしてたが、娘が大きくなるにしたがって自分の英語力が追い付かなくなり、最近はおざなり。
ああ、私も勉強しなきゃなあと思う。しかし自営業なので家で過ごす時間が長い私にとっては、常に英語に追われこれも結構な負担。どうも頑張り切れない。
この先ハーフで生まれた苦労を経験するだろう娘たちには、ハーフで生まれた特権も与えてあげたい。まして言葉はともに育たないと身につかない、感覚的な部分がかなりあると思うんだけれど...
海外の学校に行かせれば、3カ月くらいでも驚くほど身につきます。友人の何人かは奥さんが英語が得意でないので、この方法でバイリンガルにている。うちも出来たらやってみたいな。