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貴き縁に、「いつも ありがとう!!」
私は常々、言葉の意味というものを考える
基本的に、真に意味を持たないのであれば発しないつもりでいる
既に発した言葉であっても、時期と使い方を間違っていたと思えば、消して考え直した
今改めて、「ありがとう」を「いつも」感じていたい人、届けたい人へ贈る
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2024.5.19『4x3』千穐楽
今年5月、三栄町LIVE『4x3』
美彩貴さんとは出会って1周年を迎え、2年目へと歩みを進めることができた
次に迎える"31階"は7月、50minutes 2024『最後の一票』新宿シアターブラッツ
出会って1年以上経って、美彩貴さん以外知っている人がいない舞台というのは初めてになる
しかし私は心配や不安は感じていなかった
美彩貴さんの芝居はパワーの基本値が高く、感情を大きく揺り動かしてくるし、声色や仕草でコミカルなキャラクターにも対応できる引き出しの多さが魅力的だ
そして『誤解のBar』〈2階目〉、『将棋無双・第30番~神局のヴァンパイア~』、『4x3』に残している通り、体調を崩しても舞台に立ち役目を果たす気力と責任感、常に全力で舞台に臨む役者魂がある
信じられるから大好きになれた
大好きな人だから信じられる
この1年で確信した美彩貴さんへの信頼と、また新しい景色を一緒に見られる喜び、期待の方が大きかった
そんな美彩貴さんに対し、自分ができることは何か、というのは常々考えている
少しでも美彩貴さんの力になれればと、今年に入ってからの3作品、平日初日に飛び込み観劇し、一緒にスタートを迎えることができたが、毎回必ず行けるとは限らない
「何処にいても心は一緒」
三栄町LIVEの御祝札、イーステージトピアの提灯と同じく、他の何者でもない自分の本名で、たとえ身体はそこになくとも、意識だけでも傍にいて美彩貴さんの力になることができたら嬉しいとの想い、「ありがとう」を込めて贈った
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美彩貴さんのイメージに合わせて贈ったひまわりの御祝花
そして迎えた7月10日、初日
4度目の奇跡は起こった
定時で退勤した私は新幹線に乗り、新宿シアターブラッツを目指した
意識だけでなく私の身体、目、耳、心、私という名のつくもの全てで美彩貴さんの魂を感じることができる
決して当たり前ではないこの時間の有り難さに、感謝を忘れたくないと思った
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新宿シアターブラッツ到着
『最後の一票』、美彩貴さんが演じる隈元美月は大学の映画研究会に所属する2年生だ
明るい性格で、美彩貴さんの芝居が持つパワーを前向きに感じられるキャラクターになっている
しかし、美月も含めたメンバーの思惑が、部活動に暗雲をもたらす
次回作の企画を決める投票が「不正にまみれている」との告発から、物語が進む中でそれぞれの抱えている欲が明らかになる
美月は自分が主役になれるチャンスをくれる相手を選んだ
役者であれば誰もが願うであろう、主役の座や、「1番になりたい」という欲
それが不正だったと、最初に自白するのは美月だ
彼女の素直さが他のメンバーの自白を引き出し、大学生の"若さ故の過ち"、モラトリアムとしてやり直しが利くというラストは、救いが感じられた
また友人の永崎くるみの独白を聞いた美月が、その後くるみに寄り添い守ろうとするシーンは私の心を揺り動かし、美彩貴さんと出会った作品『誤解のBar』や『きゅうきょくのニタク』を思い起こさせ、懐かしさと優しさを感じていた
今作品は7月10日、13日、14日、15日で6回観劇し、今年に入ってからの前3作品同様、初日から千穐楽まで、毎公演全力で舞台に臨む美彩貴さんの姿を見届けることができた
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チェキとブロマイド
「誰かに認められたい」「生きている理由が欲しい」というのは、作中の大学生や役者でなくとも、誰であっても願うことだろう
18年前、既にモラトリアムを終えた年齢になって1ミリも動くことが出来ず、自分の存在理由すら分からずにいた私は、誕生日を迎えても何一つ嬉しいことなどなかった
ようやく動き出すことができても、自分がやりたいことができる環境ではなかったし、人の言葉に傷つき心が悲鳴を上げたときには、現実から逃避しようと金の力を使って、欲を満たしてくれるものを求めた
20代の終わりには馬鹿らしくなって辞めた、辞められたと思っていたが、よくよく考えてみればつい昨年までは終わっていなかったと思う
そんな自分を終わらせ、新しく変わるきっかけをくれたのは、美彩貴さんだった
2023.9.10『大日本非リア充同盟 最期の一日』
繰り返しの話ではあるが、行くことを躊躇わせるものを振り切り、「美彩貴さんの芝居を見たいから」という自分の意志で、「後悔のない選択」をした日だった
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A班オペレーション
その4日後、美彩貴さんは動画でメッセージを贈ってくれた
「お誕生日おめでとうございます」
動画はそもそも8月の『きゅうきょくのニタク』との2作品観劇特典であり、内容は当たり障りのない意味の「ありがとう」と、「次も来てください」という宣伝のみで済ませることも可能だったはずだ
まして私は当時、美彩貴さんと出会ってから4か月しか経過しておらず、4作品を1回ずつ観劇した程度だ
しかし美彩貴さんは私の誕生日を選び、まず祝ってくれた
かつて自分の誕生日を全く嬉しくないと感じたこともある私にとって、美彩貴さんの「おめでとうございます」は、私がこの世に存在することそのものを肯定し、私を生かしてくれる温かい言葉だった
そして今年、『誤解のBar〈2階目〉』を経て、美彩貴さんは私の「1番」となった
芝居や言葉、その人自身から生み出されたものへのリスペクトを通して、美彩貴さんは好きに"なれた"人だ
今野美彩貴という命、愛に、現実に同じ世界を生きている御縁に心から感謝を込めて、ここに綴る
美彩貴さんへ
今回、新しい景色をこうして一緒に見ることができ、また初日から千穐楽まで一緒に過ごすことができて、とても幸せです
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あの日の私服が衣装、ちゃんと繋がってるんだね
初日、千穐楽だけでなく、7月14日も
12年前、自分の生きる方向性に迷い悩んでいたとき、堂本剛さんが再び背中を押してくれた、shamanipponのライブに参加した日でした
その日から、生きて繋がり出会うことができた美彩貴さんと、この日を一緒に過ごしたかった
美彩貴さんとの思い出はどれも大切なものだけど、この日は特別な意味を持つ大切な日になりました
ツーショットチェキ、『4x3』の1周年記念のものと並んで、宝物です
8月8日、出会ってから2回目の誕生日になりますね
ちょっと早いけど、お誕生日おめでとう!
25歳の新しい一年も、美彩貴さんが美彩貴さんらしく過ごせますように
そしてこれからも、美彩貴さんの力になれるように、恩返しをさせてください
お芝居や言葉、美彩貴さん自身から生み出されたものが、俺の生きる力に、生きる意味になっています
生まれてきてくれてありがとう
出会ってくれてありがとう
素敵な物語をありがとう
生きる力をくれてありがとう
楽しい時間と大切な思い出をありがとう
いつも ありがとう!!
ずっと大好きだよ!!