不妊治療記録#18 採卵周期 中編
PPOS法による採卵周期のお話し。
前回は、採卵前までの事を書きました。
2回に分けてと思いましたが、書ききれないので3回に分けて書きます。
今回は、採卵当日について書きます。
D13 採卵当日の朝
2021.11.05
採卵当日は、9時にクリニックへ。
それまでにやることが色々ありました。
・朝ご飯(7時までに済ませる)水分もできるだけ控える
・ボルタレン坐剤を1つ挿れる
・夫の採精
ボルタレン坐剤って、痛み止めだと思っていたのですが、調べてみると排卵を抑制する効果があるみたいです。
出勤前の忙しい時間だけど夫の採精も終わり。
いざ、病院へ。遠距離通院の私は、1時間半ほど電車に揺られて病院へ行きました。金曜日なので疲れがたまっていたのか、電車ではほぼ寝ていました。座れて良かった。
だいぶ早めについてしまったので、コンビニに寄ったり、ぶらぶらしながらクリニックに向かいます。
受付で精子を提出し、患者確認用のリストバンドを着けて、待機。
これから何が行われるのだろうとドキドキしました。
この日は私の他に2人患者さんがいて、私は3番目でした。
ふかふかベッドの休憩室に案内され、ガウンに着替え。
上は下着を着けたままで、下はトイレに行った後下着を外します。
マスクとキャップ(シャワーキャップみたいな)をして休憩室で順番が来るのを待ちました。
自分の前の人が呼ばれて、出てくるまで、そんなに時間がかかっていなかったような気がしました。本当に採卵ってすぐに終わるんだな。と思いました。
いざ、採卵
いよいよ、自分の番が回ってきました。
採卵室に入り、名前の確認をし、処置台に横になります。
処置台には足置きがあり、ベッドの端に座って足置きに足をかけるんですが、内診台は勝手に動くけどこちらは自分から乗らなければならず、少し苦戦しました。
採卵開始。看護師さんがひとり、横に立って、手を握っていてくれました。
「痛かったら、握ってくださいね。」とのこと。
看護師さんの手は温かくてほっとしました。
採卵が始まり、頭上のモニターにはエコーで卵胞に針を刺して吸引しているところが映し出されていました。更に、採取したものをシャーレに入れるところも見ることができました。良~く見ると、丸い何か(卵子だと思うけど)が見えました。
今回、局所麻酔で採卵を行ったのですが、麻酔を打つときの痛みはほとんどありませんでした。気がつかなかったくらいです。
採卵も初めのうちは麻酔のおかげでほとんど痛みがありませんでしたが、採卵が進むにつれ、奥の方を刺しているからなのか、麻酔が切れてきたからなのか、鋭い痛みがおそってくるようになり、看護師さんの手を強く握ってしまいました。手汗もすごかったです。
入室したときに時間を見ていなかったので、自分の採卵にどれだけ時間がかかったのか分からなかったのですが、おそらく20分くらいだったと思います。
採卵後は休憩室に戻りました。生理痛のような鈍い痛みがありましたが、ベッドでゴロゴロしていたらすぐに痛みは消えました。
看護師さんから声がかかり、トイレで止血のガーゼを抜いてくるよう言われました。
ガーゼを抜いてみてびっくり、長~~~いガーゼが折りたたまれて入っていました。出血は思ったほど多くなかったです。
止血確認の後は、これから飲む薬についての説明。
卵胞刺激をして採卵したので、OHSS(卵胞刺激症候群)という副作用が起きる可能性があり、それを予防する薬を処方されました。
薬については次回詳しく書きます。
採卵の結果
説明後、採卵結果について先生から説明があり。
今回10個の卵胞を採取し、その中で成熟卵が7個、未成熟卵が2個、変性卵が1個と言う結果でした。
未成熟卵については特殊培養を行うことで成熟卵になる可能性があるとのことでした。一つでも多くの卵を保存しておきたかったので、特殊培養をお願いしました。
この日はこれで終了。緊張の糸が緩み、どっと疲れてしまいました。
採卵後10日ほどしたところで、培養結果を聞きに行きます。
次回はOHSS予防についてと、培養結果について書こうと思います。
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