見出し画像

インターレースやらプログレッシブやら…

カメラの撮影や編集など映像に関わる作業をする人は一度は目にするのが「インターレース」「プログレッシブ」です。
映像の描画の仕組みが違うので何が違うのかを理解しておくことは重要です!

┃何が違う?

・インターレース

テレビの映像は1秒あたり30フレーム(=コマ)の情報でできています。
インターレースではこの1フレームを2フィールドにわけて描きます。
まず1フィールド目は、画面上から数えて奇数または偶数の列のみを表示します。
そして2フィールド目は、1フィールド目で描いていない偶数または奇数の列を表示します。
なお、奇数・偶数それぞれの列のことを「走査線そうさせん」といいます。
インターレースの走査線は、1列飛ばしですが、前のフィールドの残像が残るので自然な映像に見えるという仕組みです。
このようにインターレースでは30フレームを描くのに60フィールドで構成するためプログレッシブの30フレームよりもなめらかに見えます。

・プログレッシブ

インターレースとは違い1フレームを一気に描きます。

┃ファイルサイズ

まず表記については1920×1080(フルHD)のインターレースの場合「1080i」、プログレッシブの場合「1080p」となります。

そして、インターレースは1フレームを2フィールドで描くため、実質1080/60iと1080/30pのデータ量は同等です。

┃どちらを採用すればいい?

現在国内のテレビ放送はインターレース方式で放送されていますが、スマートフォンで再生する映像やYouTubeにアップロードされている映像はプログレッシブ方式です。

基本的にテレビ放送用の映像制作でない場合はプログレッシブ方式で行うのが間違いないと思ってもらってOKです。

┃次回予告

【撮影の基本 -タイムコードってなに?-】を投稿予定です。
ぜひご覧ください!

よろしければサポートもお願いいたします! 非常に励みになります。