ただのおしゃべりが独立・起業を目指す話【0日目】
「おしゃべり」することしか能のない男が、ノースキル・ノープランの状態から、脱サラし、独立・起業するまでのストーリーを、ただただ記録していきます!結果がどうなるか乞うご期待!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0日目〈2023.5.17〉
33歳男性。妻、娘2人、一軒家(ローン)を持つ平々凡々な私は今の職場(訳アリのため今は未公表)で働き続けることに疑問を感じ始め「このままの生活で家族を守り続けながら、後悔しない幸せな人生が送れるのだろうか?」と毎日のように思っていた。
そんな日々が続く中で、ちょうど1年前頃から脱サラして独立・起業することを考え始めた。
とはいえ、そう考えながらも、何から始めて何をしてどんなスケジュールで動いていけばよいのだろう?という漠然とした悩みに縛られ「行動」ができずにいた。
そんな中、偶然にもできた奇跡的な繋がりがⅠ氏との出会いだ。
彼とは半年ほど前に、とあるイベントで出会い、地元が近い・年齢も近い・趣味も似ているということで意気投合した。
驚くことに、彼は国内・国外で事業を展開するⅠT社長であった。
住む世界が違う人だ…と、どこか遠い存在に感じながらも、話せば話すほどに親近感が湧いてきて、自然と私が抱えている悩みなどを全て打ち明けていた。
そして、独立・起業を目指す私に彼は言った。
「自分の"強み"を理解して"行動"すれば大丈夫だ」と。
自分の強みは何か…?と考えたときに「おしゃべり」であること以外にピンとくるものは無かった。
対面での会話でも、チャットを通した会話でも、とにかく「おしゃべり」をすることが大好きで、時間の許す限り話し続けてしまう私の特性は”強み”になるのかもしれない、と思った。
・・・
・・
・
「と思った。」だけで、結局のところ、踏み出す方向、踏み出し方がわからず、意味があるのかわからないインプットを闇雲に繰り返し、半年間は特に大きな行動ができずにいた。
ありがたいことに、彼は初めての出会いから今に至るまで、友人として私のことを気にかけてくれて、その度に助言をしてくれた。
しかし、何度助言を貰っても、思考と行動がリンクしない私は、ただただ新しい世界へ挑戦することにビビり散らし、なかなか現状を変える一歩が踏み出せずにいた。
IT社長ながらも、こんなザコに手を差し伸べてくれる優しい彼も、さすがにしびれを切らし「ビビらずにとにかく"行動"しろよ!」と強めに背中を押してくれた。
「とにかく人に会って話をしろ!!」
ということで、初めの一歩として私とI氏が出会うきっかけとなった、某イベントの企画に携わっていた、U大学のN教授にアポを取ることに。
「電話をかけるまで帰らない。」というⅠ氏。
まさにスパルタン。
チェニー「突然のご連絡で申し訳ございません…!N先生でしょうか?以前〇〇のイベントでお世話になったチェニーです!近々ご挨拶にお伺いしたいと思いまして…ご都合いかがでしょうか…?」
目の前で電話をかける様子を見守るI氏。私は心臓バクバク。
N氏「あ!チェニーさんお久しぶりです!大丈夫ですよ!それでは5/19の14:00〜が時間空いていますがどうでしょう…?」
あっさりアポが取れた。
チェニー「お忙しいところ調整いただきありがとうございます!その日時でお伺いいたしますのでよろしくお願いします!」
ビックリするほどトントンと予定が決まり、ビビっていた時間はなんだったんだろうと拍子抜けした。Ⅰ氏は「面白くなってきたねぇ」とニヤニヤ(笑)
ようやく半歩(もしかしたら0.1歩程度)進んだ私を見届けたI氏は、颯爽と軽トラックを運転し我が家を去って行った。
ⅠT社長なのに軽トラを乗り回す信じられないギャップ。
そこもまた彼の魅力の1つだ。
たかが一本、されど一本の電話を通し、"行動"しなければ何も始まらないとはこういうことか、と改めて思わされた。
自分の「おしゃべり」という強みを活かして何ができるのかは正直わからない。行動しながらできることを見つけていくしかないのかもしれない。
インプットだけでなくアウトプットをすることで見えてくるものがあるはず。
とりあえず、進んでみようと思う。
【1日目】へ続く…