新日本プロレス 2024/5/13 BEST OF THE SUPER Jr.31 in 後楽園ホール
◆はじめに
はいどうも。
今回は現地観戦レポです。
現地観戦はプロレスでは今年のイッテンヨン以来、後楽園ホールは去年のBOSJ以来となります。
後楽園ホールはほんと選手との距離感が近い。
この距離感で一度見ると癖になるっていうかね。
席は南側スタンド。
リングサイドじゃないから場外乱闘でも退かなくて良いし、ワールドでも判別がギリギリ不可能なくらいの写り込みでちょうど良い。
狙って毎度この席を取れれば良いけどそうもいかないねぇ。
◆第一試合〜第八試合
箇条書きスタイルでいく。
・ブレイク・クリスチャンは不思議。リング内からの背面跳びで場外へ、その勢いで(?)捕まえてファイナルカット、そのムーブに意味があるのかないのか分からないあたりが好き。スワンダイブの450°スプラッシュは本当に見事。ケビンとの空中殺法合戦、南側でやってくれたので非常に楽しかった。
・ニンジャ・マックも規格外の動きが面白い。ルチャだと勘違いしてたけどアメリカ出身のシルクドソレイユだとか、なかなか面白い経歴。初出場選手のムーブを何が正解か分からないながら追うの楽しいね。
・HAYATAvsコナーズの場外戦はしっかり痛がってる嘉藤くんを見ることができる角度の席だった。何故俺ばかり、と言いたそう。
・モロニーはドリラキラーの姿勢に入った瞬間悲鳴が上がるようになったのが良いね。それくらい以前のKUSHIDAの受けが凄かった。
・TJPはUEのキャプテンで、カラコンとミストという幅を残すごちゃごちゃなセンスが如何にもTJP。
・ドラゴンダイヤの入場曲とスケボー、タイムスリップしてきた感が面白い。ムーブも新日にない感じで楽しめる。
・BUSHIとファブルは良いコラボだと思う。BUSHIには若干の南勝久作品みがある。
・ティタンは若干疲れてる?前の入場曲の方が好きだったな。
・KUSHIDAvsSHOが面白い。シンプルな勧善懲悪に見せかけての腕攻めの技術合戦。そして痛め付け方や技の嫌らしさからKUSHIDAがヒールに見えてくるという楽しい矛盾。丸め込みに説得力を付与するのも上手い。
◆セミファイナル エル・デスペラードvs藤田晃生
今日の興行で一番楽しみにしていた試合。
今回初出場でいきなりノブおじから勝利した藤田。
デスペはその壁役のような立ち位置。
若手の壁役をやらせるとデスペは非常にハマるのは、過去のアキラ戦が記憶に新しいところ。
あわや藤田が取るかというほどにデスペを追い詰めたシーンはあったものの、ザック直伝のサブミッションでのヌメロドス返し、キレのあるジャーマンスープレックス等々、単発の点の攻めに留まっていた。
一方でデスペには、インディアンデスロック、マフラーホールドなどの脚攻めからフィニッシャーのヌメロドスという最早定番と言える弱点攻撃の組み立てがあり、これはまさに点と点を線にするロジカルな攻め方と言えるわけ。
こうしたロジカルな構成が絶対に必要なわけではないが、藤田は決して派手な必殺技や飛び技のスキルなどがあるわけではなく、基礎技術点の高さと何でもできる器用さが評価されるタイプ。
そのために、デスペとの差をまだ感じた、というもの。
ただ、この年齢とキャリアでこの仕上がりはやはり別格。
本日ベストバウト(投票は忘れちゃった)と考えるし、会場の声援も間違いなく藤田が支配していた。
このBOSJでの見所として藤田は外せない。
◆メインイベント 高橋ヒロムvsDOUKI
結果ヒロムから2連勝となったDOUKI。
とはいえ結構冷静に見ていて、ヒロムのスランプアングルもあることから扱いが難しいところ。
DOUKIの会場人気はヒロムに勝るとも劣らない様子だけど、これは後楽園ホール特有かも知れず。
泥水啜った(実際にはそうでもないみたいですが)人間を応援したくなる雰囲気と、ヒロムの常勝に倦む層の声と、両方あるのかなと。
(以前も似たようなことを書いた気がするけど)DOUKIも新日初参戦から長いので、観衆ももう目が慣れたというか……暖かく後押しされる面と、厳しめに判断される面の両方があるかと。
前回はスープレックス・デ・ラ・ルナで、今回はイタリアン・ストレッチNo32で勝利。
様々な入り方があって面白いサブミッションだけど、腕が極まる技と思ってたので泡吹き失神のヒロムにはそうだっけ感もあるのだけど……ここから靴に細工があって頚動脈を極めていたとか強引に小物ヒール路線に行ったりしたら脱帽しますが、まあ絶対にないな笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?