読書日記 ~超訳ケインズ「一般理論」~ AIに聞いてみた、なぜお金は大切なの?
AIへの聞いてみた
なぜお金は大切なの?
AIの回答
とても有名なケインズの「雇用、利子、お金の一般理論」を超訳している本を読みました。さすがに原本を読むことは諦めました。 読書日記ですが初学者なので、温かい目で見ていただきたいです。 周辺記事なども漁りながら整理にします。 ちなみにめちゃめちゃ勉強になりました。「お金よりも大事なものがある!」と思っている方にもぜひ読んでいただきたいです。
タイトルの意味、この本の主張
この本のタイトルはシンプルが故に、とても難解に見えます。
少なくとも、普通の20代のサラリーマンは雇用や利子について深く考えずにとりあえずNISAをやってオルカンとやらに投資をして、利益を得ようとして
います。
このタイトルは主に二つのパートに分けることができます。
「雇用、利子、お金」、と「一般理論」です。
雇用、利子、お金 はこの本てのテーマになります。 経済系のニュースや偉い人の議論を見ているとよく耳にします。この本の中では追加で「投資」、「貯蓄」という言葉がよく出てきます。
この本の主張はこれらの関係性が以下のようだということです。
失業は世の中の需要が供給を下回った時に、発生する。
需要を増やすためには投資を増やす必要がある。
投資を増やすためには投資収益見込みが利子を上回っている必要がある
利子は流動性選好(貯蓄を好むかどうか)が高いと高くなる。
なので 人々の流動性選好によって失業率が決まるという主張がなされます。
そしてももう一つのタイトルである、一般理論 はこの関係性が一般的な状態であることを言っています。「この関係性が一般的なものってわざわざ言わなくてもええやん、そんな変なこと言ってないよ」 という私の考えは現代に生きているから出てくるものです。
というのも、ケインズの一般理論が書かれた時には
完全雇用、つまり失業がないのが普通である と考えられていました。
「そんなことないよ、こういう論理で一般的に失業は存在するんだよ」というケインズの主張だと思います。
本の影響
この本の以前に存在していたのが、新古典派経済学とマルクス経済学です。
ケインズ経済学はこれらを否定して、「市場経済は放っておくと不安定になる」 として政府の積極的な介入を求めました。
こういった政府の介入をメインに経済を考えるのが マクロ経済学 という考え方です。マクロ経済学とミクロ経済学の違いについても詳しく知りたくなりました。
現在、日本政府が行なっているような、財政出動をして公共事業に投資するといった経済対策もマクロ経済学と深く関係がありそうです。