【展示画像無し】TDSが好きな人は今すぐにファンタジースプリングス ニューチャプター・ビギンズ展を予約すべし
■前置き
私は東京ディズニーリゾートがとても好きである。
キャストもゲストも「人のプラスの感情が巡っている/そうしようと努める雰囲気がある」ところが好きだ。もしネガティブなことがあっても「これも経験よね」みたいな気持ちになれるというか。一体感があるところも好きだ。日本人だからなのだろうか…。
最近は運営、ひいてはキャストへの批判もあるが、それも根底に「好き」があるからであって…とTwitterXのお気持ちツイートポストを見て頷きつつ思うことも多い。
そんなことを考えていた日のAM3:10に予約完了。
思い立ったが吉日。
会期は2024/6/6(木) 〜 2024/9/30(月)。
場所はイクスピアリのディズニーストアの横で、基本は事前予約制。予約なしも可能だが、その時間の予約者の案内後に手続きされるのでやはり事前予約がおすすめ。入場時会計で定価は大人1300円。
以下対象の方は300円の割引を受けられる。
・開催期間中のランドもしくはシーのパークチケット
(入園当日以外でも展示期間内ならOK)
・ディズニーホテル宿泊者
(宿泊やレストラン利用の証明できるものが必要)
・ファンダフルディズニー会員
・ディズニーJCBカードでの支払い
平日は午前中で1、2枠程度「△(残りわずか)」になることもあるが稀である。土日は早い時間ほど枠が「×(予定枚数終了)」になりやすく、遅いほど空きはあるが夏休み期間もあるので早めの予約が確実。おおよそ1.5~2時間あれば十分に楽しめる。なお、この展示会独自のグッズやファンタジースプリングス関連グッズの販売はない。(販売コーナー自体なし。)
というわけで到着。
撮影はNG箇所もあるので注意。
動画撮影は禁止。
タイトルに「ディズニーシーが好きな人は~」と前置きしたが、個人的にはファンタジースプリングスを体験した後にこの展示を見てほしいと思う。
現地(園内)で、一度しかない「初めて」の体験をしてからにしてほしい…。
アトラクションでは特にラプンツェル。
テーマポート全体も日中と夜で景色が一変するので、運営には早めに自由に出入りはできるように改善してもらいたいところ。ああ脱線…。
■展示の紹介
まず入ると、ディズニーシーのあゆみ(年表)があり、歴代のショーや追加アトラクション、開業当時の映像などを見ることができる。
とても見やすいが、ぜひOLCの「東京ディズニーシープロジェクト」のページも見てもらいたい。より開業に際しての取り組みが理解できる。
https://www.olc.co.jp/ja/company/history/history05.html
その次に各テーマポートの紹介。
「世の中の人にもっとそれぞれのストーリーも知ってほしい。」という展示の仕方でよかった。
ちなみに公式サイトの説明はこちら。
https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/facility/themeport.html
そしてファンタジースプリングスの紹介へ。
精霊たちが住む「魔法の泉」に向かっていく演出、そして3作品の映像で没入感が生まれる展示。ちなみに泉は英語でSpringである。念のため。
キャラクターたちが模られた岩(ロックワーク)やテーマポート入口の模型展示もある。(私はここを勝手に「NARUTOの里」と呼んでしまっていて反省…)
続いて、外観建築、アトラクションの施工に携わった方々の仕事の様子を映像にしたものと写真たち。ここが個人的に一番胸アツな展示で、今からでも広げてほしいくらい。
全員ヘルメットに名前が書かれており、苗字の人もいれば下の名前で表記している人も多かった。所謂土方現場なので、ふてくされているおじさんがいないか探したが(悪趣味)いなさそうである。女性も多かった。
インパしているときにアトラクションの機構をまくしたてるような大人にはなりたくないが、こういう大の大人がぎゅっと集まってあーだこーだ作り上げていく現場、本当に大好き。
近くにいたご夫婦の旦那さんが何も言わずにじーっと写真を見ていて「携わった方だったらどうしよ~!」となっていた。ただの妄想すぎてキモい。でもそうだったら嬉しいだろうなあ…。もし子供と一緒に来たら?昇天…。
映像は3回見た訳だが、用意されている長椅子の耐久性が気になって普通に集中できなかったので注意喚起と改善希望。大人3人が座って歪みまくり。私の体重を考慮したとしても…。もしかして子供用だったのだろうか…。
カーテンをめくると、完成したファンタジースプリングスのメインエリアの展示。先ほどとは打って変わって、「ピーターパンのネバーランド」「ラプンツェルの森」「フローズンキングダム」の展示を楽しむことができる。
ストーリーを際立たせる小道具、キャスト衣装の展示など。Qライン(待機列)やレストランのストーリー補足なども確認できる。
また、各エリアの1/25スケールの巨大模型があり、景観設計の緻密さを体感できる。
実際、ファンタジースプリングスは「狭い中でも色や景観、音で3つの作品を明確に分けている」と感じられる。ピーターパンは島や緑を意識した装飾、アレンデールは昼間の城下町の賑わいが、夜になると遠くに見えていたエルサのお城が印象的に輝きだす。滝の音のあとにはラプンツェルの歌声がどこからともなく聞こえてくるとか。花も特徴的でラプンツェルは野花であったりするのに対してアナ雪は生けられた切花だとか。早口オタク。
個人的にはキャスト衣装を間近で見ることができたのも嬉しい。変質者にならずに細かい刺繍やボタン、羽根などをみることができる。(感動ポイント:ピーターパンキャスト衣装のボタン位置、ラプンツェルキャスト衣装の袖裏(裏地?)など…)
メインエリアをしっかり楽しむとまた雰囲気が一変する。ディズニープリンセスを中心としたコンセプトアートを楽しむことができ、ファンタジースプリングスホテルの展示へと続いていく。
ホテル模型や調度品のほか、ディズニープリンセスのドレス(試作品)が展示されている。「美女と野獣」のベル、「プリンセスと魔法のキス」のティアナ、「眠れる森の美女」オーロラ姫、シンデレラの4名のもの。
完成したドレスは、グランドシャトーに宿泊する全ゲストが通る廊下に飾られているそう。検索して比較してみたが、かなり違うので確認してみてほしい。
■最後に
たった1300円でディズニーシーの物語の一端を深堀りできて、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングの想像力を垣間見る機会はそうそうないと思うので、ぜひ訪れてほしい。しっかり隠れミッキーもいたので探してほしい。もう脱帽。
「冒険とイマジネーションの海」であるディズニーシー。そこへ新たに海を増やすのではなく、7つの海へ繋がる源泉としてのファンタジースプリングスのストーリーが今後どう紡がれていくのか、楽しみで仕方ない。
追記:
“ダッチェス”は「公爵夫人」という意味であって固有名詞ではないそう…。ああ楽しみ!
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