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CdS量子ドット光触媒を使った,ニトロベンゼンからアニリンへの還元反応:1電子移動

ニトロベンゼン アニリン 光触媒

単純な and 検索のはずだけど,並び順を変えるとヒットするwebページが変わった。意外だ。

ヒットするのは,自分の記事か,自分に関係する先生の記事ばかり。ニトロベンゼンの還元反応に関する論文って結構あるんだけど,日本で積極的にやってるのって僕らだけなのか?ちゃんとシークレットモードで検索したんだけどなぁ。

nitrobenzene aniline photocatalytic これで検索した。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.5b11353

CdS の量子ドットを光触媒として使用すると,ニトロベンゼン,ニトロソベンゼン,N-フェニルヒドロキシルアミン,アニリンの順で還元されているようだ。タイトルにあるようにニトロベンゼンに1電子ずつ移動しているのだろう。これは酸化チタンや,光化学還元反応ではあまり見られない。N-フェニルヒドロキシルアミンが先にできて,これが酸化されてニトロソベンゼンが生成する。と思う。だがこの論文では経時変化を見ても,ニトロソベンゼンを経由してN-フェニルヒドロキシルアミンが生成しているようだ。


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