俺はお前らの母親じゃないよ①
〇腑に落ちない事〇
田亀源五郎先生の「弟の夫」を読んでいても、どうしたらいいのか解らない事がある。
三十代半ば辺りの頃、とても迷惑なリタリン中毒の隠れホモが、俺にいわゆるカミングアウトをしたのだ。
そして、俺の私生活をガンガンに踏み荒らした。
奴の言い分は常に
「僕がカミングアウトした女の人はケムリさん一人だけなんですよ」
「ケムリさんは女の人だから」
「女の人には母性本能があるから」
「ゲイは弱いから守らなくちゃいけない」
で、俺が反論する事も許さないのだ。
何か知らんが、俺は勝手に母親役をやらされていた。
最終的には「東京での事を全て洗い流す」と言って東北の実家へ帰って行った。
そ奴はもう二度と東京には来ないと宣言したのに、ここ数年頻繁に東京へ展覧会をやりに来ている。
東北では何だか地元の名士みたいになっており、カルチャースクールで子供向けに美術のワークショップをやっていたりする。
そ奴の情報を調べても性的な事柄は出てこなかったので、やはり今でも隠れホモなのだろう。と思う。
そして、そ奴はジャニ専のショタなので、ついうっかりカルチャースクールの子供に手を出さないかという危惧があるのだが、俺がそういう情報を発信する事はアウティングだの何だのと断罪される可能性もある。
そんな奴でも飯は食わなきゃいけないし、その手段を奪うのもいけないからね。
だが、
田亀源五郎先生のこの説明を読むと、カミングアウトとは、告白ではなく、クローゼットから出て行く事とされる。様だ。
という事は、あれはカミングアウトではなく個人的な告白であり、それを理由に、俺に依存して来た方がおかしい、という事になるよね?
告白とは、他者の私生活を踏み荒らして構わない免罪符になるのか?
そこがどうしても腑に落ちない。
(長くなるため、具体的な記述や詳細を省きました。)
(続くかも知れない。)
(続くんじゃないかな。)
(誰も読まないだろうけど)
画像は、田亀源五郎「弟の夫」より引用