1年前に曾祖母が死んだ。100年生きたし、大往生だった。死ぬ瞬間も3人の娘に看取られて。入院してなんかの機械につながれて半年以上生きてたから、家族もみんな覚悟はできていて、悲しかったけど、誰も病むことはしなかった。葬式ではひいばあちゃんとの楽しかった思い出を話しながら、笑って送り出した。

私は近くに住んでいなかったので、お見舞いに行く機会も少なく、覚悟ができていない中突然呼ばれ、葬式では一人泣いた。母や祖母は葬儀屋にぐちぐち文句を言っていた。死ぬと予想できて、準備ができて死ぬのと、突然死ぬのとでは残された側の心境が全然違うんだなと思った。

私もひいばあちゃんみたいな死に方をしたい。
私の葬式では(遠い未来の話だが)私との思い出話に花を咲かせてほしいし、なんなら馬鹿みたいに盛り上がったり浴びるように酒を飲んだりしてほしい。

ひいばあちゃんが死んで1年経ったので、死ぬことについて書いてみた。死は不可逆で、楽しいものではないけど、タブーであってもいけないよなあと思いながら。

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