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下町そぞろめぐり2024#2 Boon Life Base蔵前店

播州織の商品とその故郷の商品の魅力を発信しています

Boon Life Base蔵前店さんは、200年以上前から兵庫県中央部西脇市を中心とした地域で生産されてきた”播州織"のメーカー、株式会社播の東京での旗艦店です。さまざまなアパレルメーカーとの、生地の商談を行うための事業所を、播州織、およびその産地の商品の魅力を知ってもらおうと、24年4月に店舗として改装しオープンしました。Boonは「恵」、Lifeは「生活」、Baseは「拠点」を意味し、播州地区のものづくり(Boon)を発信する、ライフスタイルショップです。

播州織の特徴

播州織は中国山地に囲まれた播州地区の、加古川、杉原川、野間川から流れる豊かな水を生かし、糸を先染めしたあとに、柄を考慮して生地として織り上げていく織物です。光沢があり色鮮やかですが、色落ちしにくく、自然な柔らかな風合いが特徴です。

播州織のシャツやストール

色鮮やかな播州織から作られたシャツ、ワンピース、ストールは、どれも着心地がよさそうなものばかりです。色柄の商品は、播州織の特徴である色の鮮やかさを生かしています。
オーダーシャツを100種類以上の生地からオンラインでも、来店していただいても作ることもできます。
オンラインでのオーダーはこちらから
https://boonlifebase.com/

さまざまな柄の着心地のよさそうなシャツが並んでいます
虹のようなグラデーションのストール さまざまな色があります

端布をカットクロスとして販売

製品にするには足りずに残った端布は、カットクロスとしてお手ごろな価格で販売しています。カットクロスは袋などの小物、お子様の洋服を作ることはもちろん、そのままテーブルクロスや家具のカバーにすることもできます。いろいろな柄があり、選ぶのに迷いそうです。

様々な色、柄のカットクロス、1つ選ぶのに迷いそうです

播州織の故郷の商品:物を大切にする取り組み

自社製品以外にも、播州織の故郷のさまざまな商品を扱っています。
60年以上前に織られた生地から作られた様々な柄のうちわ
インドなど海外への輸出用に織られ、デッドストックとして長い間倉庫に眠っていたオリエンタルな雰囲気が漂う生地を、香川県丸亀のうちわ職人さんが加工した商品です。さまざまな色、柄のものがあり、一つに決めるのに困りそうです。

どれも個性的な色鮮やかでどこかオリエンタルな感じのうちわ

このうちわは播州織からゴミゼロを目指し、生地残布からさまざまな素敵な新たな商品を生み出している、斎藤商店さんのRe:BANSHUORIシリーズの商品です。

1000年以上歴史がある杉原紙を使ったポーチなどの小物

兵庫県多可町の北部・杉原谷で1000年以上前から作られている杉原紙は、楮100%、手漉き100%を今でも貫いており、漂白剤を使わない自然な白さが魅力です。
「和紙を日常に」をテーマに、この杉原紙と、播州織を組み合わせたポーチなどを作っているHALOPさんの小物も取り扱っています。

自然な白さが魅力的な杉原紙、紙とは思えないほど丈夫です

駆除した鹿肉から作られたドッグフード

農作物への被害を防ぐため、駆除した鹿肉の廃棄問題を解決するために作られたドッグフードを販売しています。オオカミを祖先に持つ犬にとって、鹿肉は最良のバランス食だとか。「確か」な品質、「確か」な栄養、「確か」な満足を目指す、TASHIKAさんの商品です。

TASHIKAさんの鹿肉ジャーキー、ドッグフードなどがあります

山田錦を使用したケーキ

日本酒の原料であり、酒米の王様ともいわれる山田錦の約6割が兵庫県で生産されています。その山田錦を使用した各種焼き菓子を販売しています。緑豊かな兵庫県多可町で、「山奥の菓子工房」として営業されているNatureさんのお菓子です。

多可町のゆるキャラ、「たか坊」をあしらったフィナンシェもあります

地球と着る人にやさしい取り組み

染色する際に使用した水は産地共同で浄化処理をしています。また、残ったスラッジは有機肥料に加工し、土に還しています。このような取り組みにより、繊維の全加工段階における原料、半製品、最終製品に適用される、世界的に統一された試験・認証システムである、「エコテックス®スタンダード100」の認可を取得しています。

Boon Life Base蔵前店のSDGs宣言書

さまざまな活動から経済、社会、環境の3側面からの取組みをBoon Life Base蔵前店のSDGs宣言書として表明いただき、SDGs経営支援チームTOKYOの中小企業診断士が内容を確認しました。



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