高校生を迎え、インターンシップを行いました
長岡市内の工業高校より学生お二人を迎え、学校の夏休み期間を利用した10日間のインターンシップを行いました。
お二人には、10日間のなかで以下の内容に取り組んでもらいました。
3D-CADを用いた設計を行う
設計した図を3Dプリンタで形にする
3Dプリンタで作成した部品を用いて、ロボットへプログラミングを行う
プログラムの内容は、バラバラの部品を組み立てて、キューブを完成させるというものです。
まずは3D-CADを使い、キューブの部品を置く土台を設計するところからスタートです。自分たちで設計した図面を3Dプリンタへ出力し、成形します。
土台が作成できたら、次は組立のプログラムを行います。今回使ったロボットは、双腕型ロボットのduAro2です。
このduAro2の特長として、PCでの入力等は一切不要で、ロボットを移動させたい場所へ手で動かしてダイレクトでティーチングできるという特徴があります。今の時代は、このようにプログラムが簡単で、短期間の学習だけで誰でも扱えるロボットが主流になってきています。
お二人とも短い時間で真剣に取り組み、無事プログラムを完成させていました。
組み立てていく中で、部品が倒れてしまったり、ロボットのハンドが他の部品にぶつかってしまうなど課題が多くありましたが、置く速度や角度、順番を工夫することでそれらをクリアしていました。
このような地道な試行錯誤は、実際に現場へロボットを導入する際に我々が行っていることと全く同じです。
限られたスペースの中でどのようにロボットを動かすかを考えることが一番難しい作業です。
今回のインターンでは製造現場での作業は行いませんでしたが、ロボットのプログラムを通して、ものづくりの現場を肌で感じてもらえていれば我々としても非常に嬉しく思います。
引き続き、地域の学生へ向け、ものづくりの魅力をお伝えしていければと思います!